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「非核の政府を求める会」がシンポジウム「新『原発安全神話』と国民の安全」を開催

2013年03月18日 | 国際・政治

3月16日(土)13:30~17:00、東京・千代田区の学士会館で、「非核の政府を求める会」が主催して、シンポジウム「新『原発安全神話』と国民の安全」が開かれました。
福島第一原発事故から2年、原発再稼働・新増設を推し進めようとする安倍政権のもと、原発被害のない日本の実現に向けた展望を探求しました。この日、4名のパネラーがそれぞれの専門分野の立場から報告しました。

■日本大学歯学部准教授の野口邦和氏は、「福島原発事故のいま-除染、放射性廃棄物処理にみる政治の責任」と題し報告。大量の汚染水が福島第一原発の地下に流れ込んでいる実態や放射性物質の放出量などについて安心して生活するために当面、外部線量の低減(除染)が緊急課題だと語りました。
  
■福島市の「医療生協わたり病院」医師の斎藤紀氏は、 「放射線被害の不安にどう向き合うか」をテーマに報告。福島県民の甲状腺エコー検査の結果から甲状腺がんのリスクは高くないと考えるとし、低線量被曝は将来にわたる確率論的リスクであり健康を支える条件として不可分だと指摘しました。

■新潟大学名誉教授の立石雅昭氏は、 「日本は活断層だらけ-それでも原発推進の愚」と題し話されました。原発稼働のために活断層についてずさんな審査がまかり通って来たことを批判。原発「安全神話」を担ってきた研究者や技術者が科学的、技術的反論を装って再稼働の地ならしをしていると告発しました。

■日本共産党衆議院議員の笠井亮氏は、 「『原発ゼロ』求める国民世論と安倍政権の深い溝」と題し報告されました。笠井氏は日本共産党が3月10日に実施した福島第一原発の視察について報告。収束とは程遠い現状に、安倍首相は収束宣言を撤回すべきだと強調し、新たな「安全神話」をテコに再稼働を許してはならない、国民世論を力に「即時原発ゼロ」の政治決断を迫ろうと呼びかけました。
   
■また、「ふくしま復興共同センター放射能対策子どもチーム」の村上裕美氏が福島の子ども達の現状と同チームの運動について、元日本原子力研究所研究員の青柳長紀氏が原子力規制委員会の問題点などについて、それぞれ「特別発言」を行いました。

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