タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

出産場所決定に欲しい情報

2023-02-24 20:31:38 | 産科
世間では分娩費用のことが話題になっているようです。
ですが日本産婦人科医会の発表では、1つ目のグラフに示すように、出産する産科施設を選ぶのに、費用で決めている女性は少ないのです。
自宅から近いことや、知名度、病室が個室か、医療者の説明や態度の方を重要視されているようですよ。

出産場所の決定に費用は関係ないと言いながら、そうは言っても2つ目のグラフのように、おおよその費用は知っておきたいと思われているようです。
医療体制や付帯サービスもですね。
そこでタマル産での、この3点を説明いたしましょう。

タマル産では、みなさんの支払う分娩費用は、この春からも変化しません。
初産婦さんでは予約金の1万円以外に、79,800円ポッキリです。
経産婦さんは入院が1日短くしているので、59,800円ポッキリです。

他院では、その都度、分娩費用は変わりますよ。
夜間や土日にお産したり、2日がかりのお産だったり、個室を利用したりすると、参考料金より上がることも多いのです。
ですがタマル産では、それらは無料で提供していますからね。
だから費用はポッキリ価格なのです。

ニュースで報道される分娩費用の平均なんて、いい加減です。
大きな病院では3〜4人に1人は帝王切開ですから、病院は倍ほど収入を得ているのです。
それは分娩費用の平均には含まれていませんからね。
ですがタマル産では帝王切開が100人に1人くらいですから、収入はすごく少ないのですよ。

そもそも保険点数の話をすれば、病院では1日2万円ほどですが、クリニックは1日1万円ほどなのですよ。
これは介護施設の1.5万円ほどよりも安く設定されているのですからね。
さらに病院では年間、億単位で市や県から助成されていますから、分娩費用を安く設定できるはずなのですよ。

お金の話はそれくらいにして、みなさんの次の興味は医療体制のようです。
もちろん病院の方が人手は有ります。
だから初めから帝王切開になりそうなお母さん、例えば双子や高齢出産や、高度肥満の方は、病院での出産をお薦めしますよ。

昨日の祝日も43歳の初産婦さんで前期破水、他院なら即帝王切開になられていたところですが、私がつきっきりで経膣分娩させてあげることができました。
人手が少なくても、医師が産婦さんに付き添う時間は、病院よりもずっと長いでしょうね。
医療者の働き方改革が進められていますが、クリニックはコンビニの店長と同じで、長時間勤務に制限が有りませんからね。
そういう意味ではタマル産では病院よりも医療体制が充実しているとも言えるのではないでしょうか。

3つ目のみなさんの興味ですが、付帯サービスになっています。
ホームページに公開しているので、そちらを参照してもらえると良いですね。
https://www.tamar.jp/
その中でもとくに評判の良いのは、入院中のお料理でしょうか。
昨年まで働かれていたシェフの1人が定年退職となり、今月から新しいシェフが来られていますしね。
以前からのシェフの和食も絶品ですからね。今が最強です。

その他の人気のサービスは、外来での4D超音波検査を毎回していることでしょうか。
しかもそれを録画して、自宅や遠く離れた実家のご両親にスマホで見てもらえるサービスです。
分娩予約をされた方には、無料でしているサービスですよ。

ですが本当の意味で、私たちスタッフが誇れるサービスは、やはり帝王切開を殆どしない、会陰切開も殆どしない、なるべくウォーターベッドで家族に囲まれてお産させてあげる、などでしょう。
世界広しといえども、タマル産でしか味わえないものが有ることだと思っていますよ。