三田市学園の徳海(なるみ)くん、12月21日生まれ。
「徳が有る人になって、周りの人を幸せにする人に成長してください。
5人目の出産となるので、しっかり産めて安心しています。
今回も大きなベッドで、ゆっくりくつろげました。」
4人目ちゃんと5人目ちゃんをタマル産で産んでもらったのですよね。
三田市からわざわざ里帰りでもなく、お友達の紹介で来院していただきました。
日本の母は、その子だけの幸せでなく、他人の幸せまで考えるところが偉いですね。
さて今日は、子宮にできるポリープのお話にしましょうか。
子宮頸がん検診に行くと、よくポリープができていますね、と言われることが有ります。
検診車や人間ドックでは、ポリープだけ指摘されて、
婦人科を受診して切除してもらうように言われるだけです。
よく大腸検査や胃がん検診でもポリープを指摘されてカメラで切除するでしょう?
それと似たようなものを想像されるのでしょうね。
確かに腸や胃のポリープは、悪性であることがよく有ります。
だから必ず取りますね?
それに比べて子宮にできるポリープは、まず良性です。
ただし出血の原因となることも有るので、見つけたら取ります。
でも取っても取っても、また再発することが多いのです。
原因はウィルス説が有力ですが、不明とも言えますね。
むかし大学病院に居る時に、主治医ではなかったのですが、
妊娠中に子宮頸管ポリープを持つ女性が、産後に取ってもらったところ、
悪性だったということが有りました。
妊娠中にポリープを取るとたくさん出血することが有るので、産後にしたのでしょう。
この症例は学会発表ものだったのですが、逆に言うと、それほど悪性はまれだという話ですよ。
まあ、がん検診で見つかれば、取っておくにこしたことは有りません。
これとは別に、子宮の奥、子宮体部にできるポリープというのも有ります。
1個だけのこともありますし、子宮の全面がポリープだらけのことも有ります。
ただし全面の場合は、むしろ子宮内膜増殖症と呼んだ方が良いでしょう。
この場合も、悪性と区別がつかないようなものも確かに有るのですが、
ほとんどは良性です。
不妊症の原因になるので、取った方が良いと書いてある本も有るようです。
ですが最近経験したのですが、子宮体部にできるポリープは、
外からは目で見えないので、子宮の奥を全面ひっかいてくるという手術をするのです。
いわゆる流産の時にするような手術ですが、さらに強力にされるのです。
今回、他院で不妊症の治療後に妊娠され、タマル産でたまたま産まれた方が居られます。
3箇所の不妊治療施設で子宮のそうは手術を5回も受けられ、
妊娠はされて、お産もされたのですが、胎盤が出てこないのですよ。
そう、癒着胎盤というものです。
何回も子宮の中を手術したものだから、子宮の中が荒れてしまって、
胎盤がスルッと出ないのです。
癒着胎盤の原因は、このように子宮の手術をされている女性に多いのです。
流産や中絶、そして今回のようにポリープの手術ですね。
あるいは性感染症の後にも多いです。
子宮外妊娠をされる女性と、原因はよく似ています。
もう1つ付け加えるなら、子宮頸管のポリープなら、再発しやすいとはいえ、
切除すると当分は再発しません。
それに対して、子宮体部のポリープは、放っておいても、月経ごとに、毎月無くなるのですよ。
そして毎月、子宮内膜が分厚くなるのにしたがって、ポリープ状に大きくなってくることを繰り返すのです。
だから先ほどの女性のように、取っても取っても、
違う施設で見てもらう毎に、5回も手術しても、結局無くならないのですよ。
それどころか、癒着胎盤になってしまうほど、子宮の中が荒れてしまうのですね。
結論として、子宮頸管ポリープは見つけたら取る。
ですが、子宮体部のポリープは放っておいた方が良いでしょう。
これが私の経験上の法則です。
「徳が有る人になって、周りの人を幸せにする人に成長してください。
5人目の出産となるので、しっかり産めて安心しています。
今回も大きなベッドで、ゆっくりくつろげました。」
4人目ちゃんと5人目ちゃんをタマル産で産んでもらったのですよね。
三田市からわざわざ里帰りでもなく、お友達の紹介で来院していただきました。
日本の母は、その子だけの幸せでなく、他人の幸せまで考えるところが偉いですね。
さて今日は、子宮にできるポリープのお話にしましょうか。
子宮頸がん検診に行くと、よくポリープができていますね、と言われることが有ります。
検診車や人間ドックでは、ポリープだけ指摘されて、
婦人科を受診して切除してもらうように言われるだけです。
よく大腸検査や胃がん検診でもポリープを指摘されてカメラで切除するでしょう?
それと似たようなものを想像されるのでしょうね。
確かに腸や胃のポリープは、悪性であることがよく有ります。
だから必ず取りますね?
それに比べて子宮にできるポリープは、まず良性です。
ただし出血の原因となることも有るので、見つけたら取ります。
でも取っても取っても、また再発することが多いのです。
原因はウィルス説が有力ですが、不明とも言えますね。
むかし大学病院に居る時に、主治医ではなかったのですが、
妊娠中に子宮頸管ポリープを持つ女性が、産後に取ってもらったところ、
悪性だったということが有りました。
妊娠中にポリープを取るとたくさん出血することが有るので、産後にしたのでしょう。
この症例は学会発表ものだったのですが、逆に言うと、それほど悪性はまれだという話ですよ。
まあ、がん検診で見つかれば、取っておくにこしたことは有りません。
これとは別に、子宮の奥、子宮体部にできるポリープというのも有ります。
1個だけのこともありますし、子宮の全面がポリープだらけのことも有ります。
ただし全面の場合は、むしろ子宮内膜増殖症と呼んだ方が良いでしょう。
この場合も、悪性と区別がつかないようなものも確かに有るのですが、
ほとんどは良性です。
不妊症の原因になるので、取った方が良いと書いてある本も有るようです。
ですが最近経験したのですが、子宮体部にできるポリープは、
外からは目で見えないので、子宮の奥を全面ひっかいてくるという手術をするのです。
いわゆる流産の時にするような手術ですが、さらに強力にされるのです。
今回、他院で不妊症の治療後に妊娠され、タマル産でたまたま産まれた方が居られます。
3箇所の不妊治療施設で子宮のそうは手術を5回も受けられ、
妊娠はされて、お産もされたのですが、胎盤が出てこないのですよ。
そう、癒着胎盤というものです。
何回も子宮の中を手術したものだから、子宮の中が荒れてしまって、
胎盤がスルッと出ないのです。
癒着胎盤の原因は、このように子宮の手術をされている女性に多いのです。
流産や中絶、そして今回のようにポリープの手術ですね。
あるいは性感染症の後にも多いです。
子宮外妊娠をされる女性と、原因はよく似ています。
もう1つ付け加えるなら、子宮頸管のポリープなら、再発しやすいとはいえ、
切除すると当分は再発しません。
それに対して、子宮体部のポリープは、放っておいても、月経ごとに、毎月無くなるのですよ。
そして毎月、子宮内膜が分厚くなるのにしたがって、ポリープ状に大きくなってくることを繰り返すのです。
だから先ほどの女性のように、取っても取っても、
違う施設で見てもらう毎に、5回も手術しても、結局無くならないのですよ。
それどころか、癒着胎盤になってしまうほど、子宮の中が荒れてしまうのですね。
結論として、子宮頸管ポリープは見つけたら取る。
ですが、子宮体部のポリープは放っておいた方が良いでしょう。
これが私の経験上の法則です。