フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

女子大生

2013-04-20 23:32:29 | Weblog
今日4月20日は1901年に日本初の女子大学が設立された日です。そういえばと思い出したのが、「女子大生亡国論」です。あれは昭和30年代でした。社会全体が、いや、人々が夢と希望にあふれていたころです。たしか早稲田大学の教授がこんなふうに発言しました。「私立大学の文学部は女子学生に占領されていて、いまや花嫁学校化している」。この発言によって賛否両論が半ばしマスコミを先頭にかしましい論戦が戦わせられました。確かに当時は大学のキャンパス内はカラフルな出で立ちの女子大生が多かったです。私は昭和38年に大学に入学しましたが、特に高校が男子校だっただけに、入学当初は世の中こんなに女性が多いのかとびっくりした記憶があります。
この論戦がどう決着がついたのかちょっと記憶がないのですが、世の中はどんどん少子化の波が押し寄せ、全く様変わりしましたね。いまでは、男子校でも男女共学になり、女子大学も男子学生を受け入れる時代となりました。花嫁学校なんてとんでもないほど晩婚化も進んでいます。時代は今のままということは絶対ないというはっきりした例ですね。

金字塔

2013-04-19 12:21:13 | Weblog
中日の岩瀬投手が350セーブを記録してまさに、金字塔を打ち立てました。前日にもチャンスがあったのですが、同点に追いつかれて昨日になりました。インタビューするアナウンサーが前人未踏の大記録と連呼していましたが、この数字はものすごい数字ですね。勝利数も50を超えていますから、トータルすると中日の400勝以上に貢献しています。抑えに転向する前はセットアッパーとして活躍していましたから、登板数も800試合を超えています。この数字こそ偉大ですね。まだまだ岩瀬投手には記録を伸ばして、大魔神の佐々木投手の日米通算の記録を抜いて欲しいものです。
ところでこの金字塔という意味は四角錐状のピラミッドの事を言い、そこから後世まで長く残る優れた業績を言うようになりました。つまり、金の字の形をしたピラミッドのように雄大かつ揺るぎもしない業績の代名詞となったのです。こちらは字の形ですが、金そのものも、業績を讃える意味でオリンピックの金メダルとして使われるようになりました。そういえば、5月5日に授与される長嶋、松井両氏への国民栄誉賞の副賞は金のバットだそうですね。

テロ

2013-04-18 13:20:41 | Weblog
アメリカでまた爆破テロが起きました。オバマ大統領は15日の会見では厳しい言葉で実行犯を糾弾したものの「テロ」という言葉をあえて使いませんでした。しかし一夜明けて大統領は事件をテロ行為だと非難するようになりました。今回のテロに関しては実行犯からの声明は出ていませんが、私はいつも不思議というか、腹立たしく思っているのが、犯人側から出される犯行声明です。特に中東などでは、テレビ局を通じて声明が英雄気取りで出されます。
そこで思うのは、テロによって亡くなった人達の家族の悲痛な声を聞いたことがないのかということです。今回も可愛い子供さんも被害者のなかにいます。どんなに理想的な理論武装をしていても、命を奪う理論は成り立たないはずです。それを堂々と声明を出して宣言をするのですから、私は全くわからないのです。
こうしたテロ行為は、大物といわれる組織の幹部は後ろのほうにいて、実行するものは、まるで洗脳されたかのように実行してしまいます。命を簡単に奪う組織に世界を任して良いわけがないと思うのですが。

ビアガーデン

2013-04-17 12:38:36 | Weblog
乱高下が激しいというと株価かなと思いがちですが、今年の冬から春にかけての気温は本当に乱高下が激しいですね。体調が何となく優れないという人はこの気温の乱高下に影響を受けているのではないでしょうかね。
名古屋地方は昨日今日は初夏の様な陽気になり、その陽気につられて早くもビアガーデンに繰り出したグループも沢山あったようです。えっ、もう!と思ったでしょうが、ビアガーデンを開いたデパート側は陽気もさることながら、景気回復への期待を追い風にして昨年より一ヶ月も早くオープンしたのです。もちろん店側も工夫して、今年は特に女性に人気のあるメニューを揃えたようです。アルコールを含まない飲料もあるそうです。ビアガーデンとはいえ、様変わりですね。
最近は会社の同僚との飲み会がずいぶん減っているとのこと。コミュニケーションの取り方にも変化が出ています。ついつい同僚意識も薄れがちの昨今、開放的なビアガーデンを舞台にして、たとえ愚痴のオンパレードでも、同僚同士という絆を結んで欲しいですね。

命名権

2013-04-16 23:57:40 | Weblog
名前は大きいですね。同じ仕事をして同じ内容でも名前によってギャラが違うのはご承知の通り。それだけに名前を付けるネーミングライツ命名権はよく売り出されます。今回、売り出されたのは鎌倉市で、神奈川県を代表する由比ヶ浜と材木座、それに腰越の三つの海水浴場の命名権を売り出したのです。維持管理費を確保するために売り出すものです。名前は親しみやすさが大切でそれぞれ現在の地名を残して付けることが条件になっています。費用は一年あたり100万円以上で、期間は原則として3年以上です。
名前といえば、折から各地で選挙が行われていますが、やはり当選のためには知名度を上げることが一番大切です。現職の強さは任期中に名前を覚えて貰えることが出来るからですね。極端に言えば、任期中選挙活動をしているようなものです(笑)。新人が当選するのは、前職がよほど失政するか、あるいは引退することしかないような気がします。それくらい知名度は大きいのです。マスコミに頻繁に登場するのも知名度を上げるには、良いようです。しかし、局が使うかどうかが問題ですね。

懸け橋

2013-04-15 17:58:34 | Weblog
昨日はちょっと綺麗なニュースがありました。パリの街に虹が架かったというものです。
虹といえば定番の表現に虹の懸け橋という言葉があります。それで思い出しましたが、懸け橋になる国よ出てくれよということです。このところ北朝鮮のミサイル騒ぎがとどまりませんが、近隣に当たる日本には本当に迷惑しごくですね。ですからこの騒ぎを収める懸け橋になる国が出て欲しいのですがね。懸け橋になりやすい国といえば、やはり中国でしょう。かつても同じ様なことがありましたが、その際には中国が北朝鮮への石油の輸出を止める制裁したことによって騒ぎが収まりました。しかし今回はミサイル騒ぎを非難はすれど石油を止めるまではいってないのです。戦争になれば一番必要なのがエネルギーの元となる石油なんですから。
もともと中国は国際社会の中で孤立している北朝鮮にとっては大切な友好国です。それだけに中国がきちんと対応すれば、丸くおさまるような気がします。それこそ世界大二の経済大国の面子が立つのではないでしょうか。その力で世界の国々に虹の懸け橋をかけて下さい。

失敗

2013-04-14 16:57:48 | Weblog
今朝の新聞を開いたらいきなり「1勝99敗でいい」という見出しが飛びこんで来ました。今、人気の予備校講師の林修さんの言葉です。若いうちの失敗は後の成功につながるのだという意味です。更にこんな意見も述べています。『二度と抜かない刀を自慢するようなみじめな人生は送るな』。この言葉はずんと胸に染み込んで来ます。
人生を送る上での考え方はこの言葉は素晴らしいと思いますが、スポーツなどの勝負事ではこれだけ負けると大変なことになります。その恐れが出かかっているのが中日ドラゴンズですね。球場に足を運んで欲しいというポリシーが強い高木監督にとっては、負けることはファンの足が遠退く最大の原因になってしまいます。その中でゲーム運びの失敗が目立っています。バントの失敗が際立っていますし、ランダンプレーでの失敗すらありました。ここ数年のドラゴンズでは考えられないプレーが多く出ています。これは何でしょう。テレビでゲームを見ている限り、この状態でベンチでもグランドでもしっかりと柱になる存在が見えない気がします。数字だ
けでは計れない存在感を持つ選手が出て欲しいですね。

青空

2013-04-13 19:30:22 | Weblog
この時期は春たけなわという時期にもかかわらずまだ吹く風に冷気が混じっていて、初春という感じの週末です。ただ空に拡がる青色はまさに春色でしょうか。
青空といえば私が中学生の頃に体験した伊勢湾台風の翌日の澄み切った青空が一番印象に残っています。前の日の暴風雨が夢ではなかったかと思わせる青空でした。沢山の被災者が出たのに、不謹慎ながら、かすかですが、助かったという思いがあったのでしょう。今朝は阪神地方の淡路島を中心に震度6弱の地震がありました。18年前を思い出して、恐怖に震えた人も多かったでしょう。今日の青空をどんな思いで眺めているでしょう。
青空の思い出となれば、例えば運動会の万国旗の上に拡がる青空のように楽しかった思い出につながれば幸せなのですが、何気なくそんな時の思い出はやり過ごしてしまいがちです。そして災害の後の青空のように、トラウマになりそうな思い出ばかりが残ってしまいます。東京オリンピックの開会式の当日の青空、初めて野球を見たデーゲームの名古屋球場の青空なども思い出なのですが、先程述べた台風翌日の青空に比べて印象度が低いのです。
子供や孫たちには、本当の青空の素晴らしさだけを味わって欲しいですね。

大学

2013-04-12 22:10:22 | Weblog
前にも書きましたが春の日差しとうららかさを感じると大学時代のキャンパスを思い出します。新入生を我がクラブに勧誘するオリエンテーションが楽しかったですからね。
さて大学のランキングが発表されました。イギリス誌が中東を含めたアジア地域の大学100校のランキングで、首位の東京大学をはじめ22校が入り、アジアでトップとなったのです。名古屋大学は世界の上位200校には入っていませんでしたが今回は26位につけています。かつて誰かが「2位では駄目なんですか」と言った人がいましたが、やはりトップでしたというニュースに触れるのは嬉しいものです。ただ今後となると、中国に比べると不利な点、例えば日本の大学は政府の財源投入や国際化のことでは中国に比べて不利になってきているので、あくまでも油断は禁物だとこの雑誌の編集者は伝えています。まあ、安倍総理は殊の外、日本人の学生に対する思いは強く、文部行政にも意欲を見せているだけに我々は期待が持てるのですが。
とにかく戦後の復興を国民みんなでやり遂げているんだという昭和40年代は全員が自信を持っていました。その気概をもう一度取り戻すには、やはり教育が大切ですね。

四月病

2013-04-11 23:44:24 | Weblog
五月病というのは、ゴールデンウィーク後にかかる新人(学生や社会人を含む)の病気ですが、最近ではこの五月を迎える前に早々と四月病を患うビジネスマンが多いそうですね。慣れない仕事や職場の環境、それに人間関係も加わって疲労やストレスがたまるようです。
四月病や五月病の最も多い症状が睡眠障害です。なかなか寝付かれない、または途中で目が覚めてその後が眠れないというさまざまケースがあるようです。確かに眠れないのはつらいですよね。新しい環境でストレスを感じているときは、なかなか休日でもそのストレスから逃れにくいものです。
気分転換が難しいのですが、プライベートの時間に集中することが大切です。いやあ、それが出来ないという声が聞こえてきそうですが、そんな時には学生時代の仲間と一足先に同窓会を開いてみることですね。同じ新社会人ですから、お互いの新生活を話し合っていると、同じ悩みを抱えている人が必ずいるはずで、自分だけではないという変な安心感が生まれて気が楽になります。
ストレス解消の方法は、お風呂にゆっくり漬かることも良いようです。