フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

落とし物

2013-04-25 23:37:09 | Weblog
1980年の今日、銀座で1億円を拾った人がいました。当時の大きな話題でした。
昭和と平成の違いといえば、私はまず落とし物をあげますね。もちろん昭和が多くて平成が少ないのですよ。特に現金の落とし物は少なくなりました。昭和の昔は結構な額の落とし物が多く、子供達にも拾ったらちゃんと交番に届けるんだよと教えたものでした。いま、こんな事を教える親御さんはいないかも知れませんね。当時は届けたあと持ち主が現れなかったら、何ヶ月で自分の物になるかを考えたものです(笑)。
お金もさることながら、ほかの物も落ちていることが少ないですね。ほとんど無くなってうれしいのは「釘」です。段ボールがまだまだ普及していなかったころは、物を運ぶにはすべて木箱で、釘を使って作られていますから、町の路上には釘が付いたままの木の板がよく落ちていました。我々子供は運動靴で走りまわりますから、ついこの釘を踏ん付けてしまいます。痛かったですよ。
落とし物が全く見られなくて有名になったのが東京ディズニーランドですね。30年前にオープンしたときはそれも感動的でしたね。