フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

巡礼

2013-04-26 15:36:51 | Weblog
村上春樹さんの新作小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」が飛ぶように売れています。まだ読んでいないので作品の感想は述べることは出来ませんが、ただ巡礼という言葉に少し反応します(笑)。
巡礼といえば、やはり四国八十八箇所が第一でしょう。巡礼者を地元の方はお遍路さんと呼びますが、そのお遍路さんが四国にある空海ゆかりの88の札所を巡ります。全部を巡ると1100キロから1400キロになり徒歩ならば40日、車なら10日の行程になるそうです。巡礼する場合は何処から巡ってもいいんですが、閏年に逆から巡るとご利益が倍になると聞いたことがあります。
江戸時代から始まったようで、当時はやはり信仰のために巡礼したのですが、現代では信仰よりも自分探し、また癒しの行事として試みる人が多いようですね。私も一度、一番目の札所から十番の札所まで観光バスで巡ったことがあります。機会を作ってあと77箇所巡らなくてはいけませんね。この時にあるお寺の住職から聞いた話では、施しはほどほどを越すぐらいがちょうど良いということです。
是非参考にして下さい。