フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

テロ

2013-04-18 13:20:41 | Weblog
アメリカでまた爆破テロが起きました。オバマ大統領は15日の会見では厳しい言葉で実行犯を糾弾したものの「テロ」という言葉をあえて使いませんでした。しかし一夜明けて大統領は事件をテロ行為だと非難するようになりました。今回のテロに関しては実行犯からの声明は出ていませんが、私はいつも不思議というか、腹立たしく思っているのが、犯人側から出される犯行声明です。特に中東などでは、テレビ局を通じて声明が英雄気取りで出されます。
そこで思うのは、テロによって亡くなった人達の家族の悲痛な声を聞いたことがないのかということです。今回も可愛い子供さんも被害者のなかにいます。どんなに理想的な理論武装をしていても、命を奪う理論は成り立たないはずです。それを堂々と声明を出して宣言をするのですから、私は全くわからないのです。
こうしたテロ行為は、大物といわれる組織の幹部は後ろのほうにいて、実行するものは、まるで洗脳されたかのように実行してしまいます。命を簡単に奪う組織に世界を任して良いわけがないと思うのですが。