フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

明るい色

2012-01-11 23:22:44 | Weblog
雛祭りのお雛様の製造が最盛期だそうです。ほとんどが手作業なのでいわゆる技術が要求される職人技が求められます。何と言ってもお雛様の衣装が注目される中で、やはり流行りがあるようです。母親や祖母の帯などを衣装に衣替えすることがありますが、その他は流行に乗って製造します。今日で東日本大震災からちょうど10ヶ月ですが、それだけに明るい色の衣装が売れ筋になりそうです。
昔から暗い色より、明るい色の流行の方が経済効果が高いという説があります。洋服などでは白い洋服などはとくに経済効果があるといわれます。それは汚れやすいからクリーニングの回数が増えます。また飽きやすい色なので買い替えのサイクルが短くなるからです。希望的な分析かも知れませんがなるほどという部分もありますね。ただお雛様はそれに当て嵌まるとは思えませんが(笑)。それよりも落ち込んだ気持ちを引き立てる明るさを求めるのでしょう。
白いといえば、日本はこの10ヶ月間、長い夜の中にいます。変化を求める気持ちも徐々に充満して来ています。東の空がそろそろ白みはじめてくるのではないでしょうかね。