フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

合いの手

2012-01-05 20:00:40 | Weblog
先日、ドラゴンズの高木新監督にお話を伺う機会がありました。ファンであっても初対面でしたので名刺をお渡ししたのですが、その際に高木さんは『懐かしい名前に出会いましたなあ』としみじみ。えっ!と聞き返しますと『昔、車で移動するときによく番組を聞いていましたよ』とおっしゃって下さいました。
この懐かしいはうれしい懐かしいですが、新聞紙上では残念な悲しい懐かしいもあります。今日もバレーボールの名物監督だった松平康隆さんや愛知万博の総合プロデューサーの菊竹清訓さんの訃報がありました。そしてもう一人、漫才で一世を風靡した暁伸(あかつきしん)さんが亡くなりました。「暁伸・ミスハワイ」を名乗ってとくにミスハワイさんの合いの手『アーイヤー』が大人気でした。
合いの手の語源は、合いは間のことです。そういえば授業と授業の間の時間を我々は放課といっていましたが、「合いの時間」という地方もありました。合いの手の手はメロディー、楽曲、調べなどの意味です。会話の進行を促すために相手の話の合間に挟む言葉も合いの手と言うようになりました。あいづちも同じです。あくまでも話を進める為ですから、横道にそれない合いの手をするように心がけて下さいね。