啓蟄
2023年3月6日、暦の上では今日が「啓蟄」。二十四節季の一つ、冬ごもりの虫が地中から這い出るころ(小学館デジタル大辞泉)の意味。語源は「蟄虫啓戸」だと言う。
平年以上の暖かい日が続いているが、今朝の外気温は氷点下6℃、ここ北海道はまだまだ雪の中。地中の虫もまだ目を覚ますまい。
とは言え、庭の陽だまりは融雪が進み地面が覗いている。庭木の枝にも雀が訪れる。陽ざしに誘われて庭の写真を撮った。
啓蟄を啣へて雀飛びにけり/茅舎(啓蟄は春の季語)。
二十四節季
中国の戦国時代の頃(紀元前4世紀)に発明され、四季・気候などの視点で地球上の一年を仕分ける方法。一年を春夏秋冬の四つの季節に分け、さらにそれぞれが
六つに分けられる。従前はこの日から始まる約15日間を称していたが、現行暦ではこの期間の第一日目を指す。
例えば春は、立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨に分けられる。
立春:春がはじまる日、節分の翌日。今年は2月4日。
雨水:水ぬるみ、草木の芽が出始める頃。同2月19日。
啓蟄:冬ごもりの虫が地中から這い出る頃。同3月6日。
春分:太陽が真東から出て真西に入る、昼夜の長さがほぼ等しくなる日。同3月21日。
清明:天地が清々しく、明るい空気に満ちる頃。同4月5日。
穀雨:穀物を育てる雨の降る頃。種まき、育苗の頃。同4月20日。
暦は自然現象を巧みに表し、農耕と深いかかわりがある。
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