豆の育種のマメな話

◇北海道と南米大陸に夢を描いた育種家の落穂ひろい「豆の話」
◇伊豆だより ◇恵庭散歩 ◇さすらい考
 

パラグアイ国から今日は

2011-03-31 11:15:08 | 南米で暮らす<歴史・文化・自然>

パラグアイに住んだ初年目,友への便り

 

地球儀をくるりと回転させて,日本のちょうど反対側を見てください。南米の大国,ブラジルとアルゼンチンに挟まれるようにして,パラグアイ国があります。日本との時差が12時間,季節も全く逆で,この国は今,真夏のクリスマス,正月を迎えようとしています。

 

面積は日本よりやや大きく,人口は北海道とほぼ同じ。「南米の田舎」と揶揄されるような,のんびりしたお国柄です。旅行案内書に,「亜熱帯性の気候に支配されるこの国は地味豊かな草原が広がり,南米有数の自然の豊かさを誇っている。近隣諸国の喧騒を離れ,慌しい旅にしばしの安らぎを」とありますが,なるほどと頷けます。人々は木陰に集い,テレレ(冷たいマテ茶)を回し飲みしながら談笑し,時を過ごしています。経済的には貧しいのに,この生活の長閑さ,心の豊かさは何故でしょう。柑橘類,パパイア,マンゴ,バナナが豊かに実り,庭先にマンジョカ数株と鶏を放し飼いしていれば喰うに困らずの気候の所為でしょうか。赤いレンガ屋根と白壁の家が,テラロッサの赤い土と豊富な木々の緑に映え,色とりどりの花々がアクセントを添えています。強い日照が印象的な国です。

 

今年の5月に慌しく日本を発ち,「パラグアイ大豆生産技術研究計画」なるプロジェクトに参加し,若い研究者たちと汗を流しています。プロジェクトサイトは,イグアスの滝からパラナ川に沿って約300km下ったエンカルナシオン市にあります。近郊の丘陵地帯はこの国の穀倉地帯で,見渡す限り大豆畑といった状況です。ちなみに,この国の輸出総額百億ドルのうち,大豆が44億ドル(実に44%),綿花9億ドル,木材7億ドル,食肉7億ドル。その他,小麦,とうもろこし,ひまわり,水稲などが生産され,農牧業がこの国を支えています。

 

この大豆生産をリードしてきたのは,実は日系農家の人々でした。約40年前この地へ入植した日本からの移住者は,楽園を築こうとの夢を心に抱いて原始の森を拓き,幾多の災害をも克服し,各種の作物栽培を試み,パラグアイが誇る穀倉地帯を作り上げました。イグアス,ピラポ,ラパスなど日系コロニアには,300haを超える大豆生産農家も多く,中には,360度の地平線が視野に入る広大な規模で大豆を生産する農家もいます。しかも,収量水準は極めて高く,ヘクタール当り3トンから4トン。特に,日系の農家が導入した不耕起栽培により,エロ-ジョンの防止や適期播種を可能にしたため,生産が安定しました。今ではほとんどが不耕起で栽培されています。もちろん,試験場の試験区も不耕起で機械播種(ブラジル製播種機)です。

 

大豆生産量は,全国で120万ヘクタール,300万トン。世界第5位にランクされるまでになり,パラグアイ経済の重要な柱として位置付けられています。しかも,同国はヨーロッパや日本の遺伝子組換え安全性論議の中で,いち早く非遺伝子組み換え大豆生産の政府決定を内外に宣言し,各農協へ指導を徹底するなど,大国の狭間の国ゆえの機敏な対応もしています。日系農協は,世界有数の大豆輸入国である祖国日本に対し,直接自分たちが生産した大豆を輸出したいと熱望しています。アメリカや中国からだけでなく,パラグアイ日系農家の熱い眼差しにも応えたいものですね。

 

この様に日系コロニアが近くにあり,市内にも日系人が多く住んでいるため,日本食にも全く不自由しません。アサード(焼肉)にマンジョカ,軽食にはチッパー(マンジョカの粉にチーズを混ぜ揚げたもの),エンパナーダ(餃子の皮にひき肉と野菜を包み揚げたもの)などがこの国の代表的な食べ物ですが,味噌や醤油は言うに及ばず豆腐や納豆まで手に入ります。魚は,黄金のドラードなど淡白な川魚が主流ですが。

 

考えてみれば,この国は雑多な人種から成り立っています。先住のガラニーとスペインの混血,その後ドイツ,日本,ロシア,東欧,韓国,中国等からの移民が多く,色々な顔が見えます。パラナ河をはさんでアルゼンチンとも自由に行き来しています。外国人という意識を全く感じさせない国です。したがって,この地に到着したばかりの私どもにも,分かろうと分かるまいと,スペイン語で話し掛け続けるのです。一言でもスペイン語で応えれば,「ムイ・ビエン」,おまえはスペイン語が良く分かるとなるのです。公用語は,スペイン語とガラニー語で,ガラニー族の人々の中にはスペイン語を話せぬ人も多いので,意に介せずと言う事なのでしょうか。

 

一方,エンカルナシオンには,日本語だけで暮らせるような社会も存在します。ある専門家の奥さんは,日本語だけで2年間過ごしたと言われます。そんな訳で,残念ながら私のスペイン語も上達するような環境にはありません。反面,このような社会では,丘の上で朝こぼした牛乳が,夕方には下まで流れ各家庭に知れ渡っていると言うような,面倒な事もありますが,まあ住み良いところと言えるでしょう。

 

政治的な不安定さと経済の低迷が貧富の階級差を生み,失業率も20%に近づいています。国道脇に土地なし農民がテントを張り,街角には物売りや小銭をせがむ裸足の子供たちが増えているとは言え,雑多な人種から成るこの国は意外と強かなのかもしれません。

 

参照:土屋武彦2000「パラグアイ国から今日は」むーべる(上川農試親睦団体機関誌)30,3-5

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書籍紹介「大豆のすべて」

2011-03-30 10:01:02 | 恵庭散歩<本のまち、私の本づくり>

「大豆のすべて」 喜多村啓介ほか編集

編集者の序文から引用する。「・・・近年,大豆の機能性に科学の光が当てられ,その多様な効果が次々に明らかにされている。・・・本書は,食品としての大豆に関する科学的な成果の到達点を余すことなく詳述しており,学生から研究者まで学術的な専門書として役立つとともに,大豆の伝統的な食品や加工食品ならびに新規素材の開発に携わる者にとって,今後の展望を考える上で格好の参考書になろう。・・・一方,南北アメリカ諸国における大豆生産の急増は,国際的な大豆需給の変化を促すとともに,熱帯雨林の破壊という地球規模での環境問題にも波及している。さらに,品種育成では遺伝子組み換え技術が広く普及しており,先端科学と人間の健康あるいは生態系との関係が焦点になっている作物でもある。本書は,このような大豆生産に関わる重要な諸側面を最新の知見に基づき詳細に解説しており,大豆の生産および加工利用の振興に関わる者には必読の内容を網羅している。・・・」

 

本書は,100名にも及ぶ各分野の専門家が分担執筆している。大豆の全体を網羅して詳細に論じた書物としてはわが国最初のものであり,待望の一巻である。編集委員長は,本誌「北農」第754号まで総説「作物の成分育種の進展と今後の展望」を12回にわたり執筆頂いた,北海道大学大学院農学研究院の喜多村啓介教授。

 

本書はまさに,「大豆のすべて」を理解するための時宜を得た格好の書である。2010218日発刊。 発行元 株式会社サイエンスフォーラムA4 358ページ価格38,000円+税

 

内容:第1章:ダイズの起源と生産および利用,第2章:ダイズ育種の現状と展望,第3章:世界のダイズ生産技術の現状と展望,第4章:大豆の化学,第5章:大豆の機能性(タンパク質,脂質,炭水化物,イソフラボン,サポニン,豆腐豆乳のカルシウム生体利用効率,発酵大豆食品,疫学介入試験に基づく大豆製品の機能性),第6章:大豆を原料とした伝統食品の現状と展望,第7章:大豆を原料とした新素材の開発,第8章:大豆の製品開発と品質保証,第9章:大豆の将来

なお、筆者は、本書の第2章第1節の海外における大豆育種「南米における大豆育種の現状と展望」を分担執筆した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書籍紹介「北海道の作物育種」

2011-03-30 09:51:13 | 恵庭散歩<本のまち、私の本づくり>

「北海道の作物育種」刊行にあたって

 

北海道協同組合通信社(1998年,B5448p6,000円)

監修:三分一 敬,編集:土屋武彦・佐々木 宏

 

執筆:天野洋一,我有 満,紙谷元一,松川 勳,三浦豊雄,宮浦邦晃,村上紀夫,村田吉平,越智弘明,三分一敬,佐々木 宏,佐々木忠雄,千藤茂行,下小路英男,品田裕二,新橋 登,田中政勝,土屋武彦,渡辺久昭

 

 

◆編集者の序文から

北海道に開拓の鍬が下ろされてから 120余年が経過した。この間,先人達は弛まぬ努力によって,厳しい気象条件や不良な土壌を克服し,生産性の高い北海道農業を確立した。北海道農業は今,恵まれた自然と豊かな大地のもと,地域経済を支える重要な産業として発展を遂げ,農業生産はわが国の1割を越える重要な地位を占めている。わずか1世紀余の間に成し遂げられたこの技術革新の中で,寒地北海道に適する品種を創り出してきた育種の役割は極めて大きかったと言えるだろう。本書は,品種開発の成果を検証しこれからの農業技術開発に役立てること,さらに食糧や農業に興味を持たれる多くの人々に品種開発を理解して頂くことを目指している。

 

作物育種に関する書物は,既にいくつも刊行されている。その中で本書を敢えて刊行しようとしたのは,育種そのものをより深く知りたい,実際の品種育成の経過についてその手法を学びたいという若い育種家たちの声が発端である。確かに育種理論を解説した書物はこれまでにもあるが,育種の実際に踏み込んだ書物はない。本書は育種の理論解説書でなく,実際育種のための実用書として位置づけ,品種改良を効率的に進めるために育種家は何を考え,どのように進めているかを理解して頂こうと考えている。

 

育種家は,多くの材料の中からキラリと光る一つの系統を選び,新品種を誕生させてきた。その経験や視点を若い育種家たちにどう引き継ぐか,泥まみれの育種事業の実際と新品種が世に出たときの感動をいかに伝えるかも,本書のねらいとするところである。

 

本書の編集の視点を要約すると,以下のとおりである。

 

1. 成果の検証と成功に学ぶ

作物の品種改良が,北海道農業の発展に果たした役割は極めて大きい。先人の育種家たちは,弛まぬ努力により厳しい環境条件を克服し,大きな成果を上げてきた。品種開発の成果を検証し,成功に結びついた育種家のひらめきやアイデアを学ぶ。

 

2. 実際育種で考える

食糧がキーワードとなる農業の時代21世紀に向けて,農業の技術革新とくに品種開発への期待は大きい。今後品種改良を効率的に進めるために,育種家は実際育種の場面で何を考え,どのように進めるたらよいか。

 

3. 若い育種家へ

育種の理論解説書でなく,実際育種のための実用書とする,実際育種を進めるための具体的手法とその考え方を整理し,若い育種家にいわゆる育種家の財産を継承する。

 

4. 農業に興味を持つ多くの人々に

実際育種に係わる人々に役立つだけでなく,食糧や農業に興味を持つ多くの人々に新品種開発のロマンと効用について理解して頂く。環境に調和した持続的な農業を築くためには,品種開発がおおきな役割を果たすだろう。

 

本書は,3章からなる.第1章では育種手法開発の取り組みとして,遺伝資源,バイオテクノロジー,種子生産について論じ,第2章では各論として北海道で歴史的に取り組まれてきた代表的な作物育種の実際を記述した。各作物の品種育成の概括,育種方法,主要形質の遺伝,育種目標と母本の選定,交配と選抜,生産力検定試験,特性検定試験など育種の具体的方法を,育種の実際手法として解説している。第3章では北海道で育成され,農業生産に貢献した優良品種の特性を一覧に取りまとめた。

参照:監修;三分一 敬,編集;土屋武彦・佐々木 宏「北海道の作物育種」北海道協同組合通信社(1998)

執筆:天野洋一,我有 満,紙谷元一,松川 勳,三浦豊雄,宮浦邦晃,村上紀夫,村田吉平,越智弘明,三分一敬,佐々木 宏,佐々木忠雄,千藤茂行,下小路英男,品田裕二,新橋 登,田中政勝,土屋武彦,渡辺久昭

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パラグアイで納豆レシピを紹介する

2011-03-26 18:36:37 | 南米で暮らす<歴史・文化・自然>

3. Natto frito (2 clases)

Ingredientes (2 personas)

 Natto24 porciones

 Maizena: 2 cdas.

 Algas verdessi no hay, puede ser cebollita de verdeo picada: cantidad adecuada

 Sésamo blanco: cantidad adecuada

 Pan rallado: cantidad adecuada

 Huevo: cantidad adecuada

 Sal: a gusto

 Limón: a gusto

 

Preparación

1.Colocar el natto, algas verdes, sésamo, sal, maizena en un bol y mezclar ligeramente.

2.La mitad de la preparación, verter en otro bol e incorporar el huevo, pan rallado y mezclar ligeramente.

3.Calentar el aceite a 180en una sartén, fritar ambas preparaciones formando masas pequeñas de un bocado.

4.Freir bien crocante hasta que tome un color dorado.

5.Servir en un plato y rociar con jugo de limón.

* También se pueden preparar envolviendo la masa de natto en hojas de shiso o algas y freir. O simplemente sazonar con la sal.

* Se podrán saborear por su sensación crocante y poco olor característico a natto.

 

4. Salsa de curry con natto

Ingredientes (2 personas)

 Cebolla en cabeza (picar finamente): 1

 Zanahoria (rallada): 1/2

 Carne molida: 200gr

 Natto: 160gr

 Morrón (picar finamente): 2

 Pasa de uva(picar finamente): 2 cdas.

 Champiñón: 8

 Aceite: 4 cdas.

 Polvo de curry: 2 cdas.

 Caldo: 1 taza. (1 caldo de gallina o de verdura, etc. +agua 1/2 taza)

 Ketchup, pimienta, sal (un poco de salsa de soja): a gusto

 Arroz: 6 tazas

 Guarnición: Huevo duro, picles, y otros.

 

Preparación

1. Saltear la cebolla hasta obtener el color dorado, incorporar la zanahoria y saltear nuevamente.

2. En la preparación anterior agregar la carne molida, polvo de curry, caldo, natto, pasa de uva y hacer hervir.

3. Incorporar el champiñon, ketchup y condimentar con la sal y pimienta.

4. Acompañar con el arroz, y consumir con la guarnición a gusto.

* Casi no tiene el olor característico de natto.

 

5. Espagueti de natto

Ingredientes (4 personas)

 Natto: 200gr

 Espagueti: 100gr

 Panceta: 100gr

 Manteca: 3 cdas.

 Shiso verde (podrían ser sustituido por berro o cebollita de verdeo), algas trituradas, sal,  mienta: a gusto

 

Preparación

1. Cortar las pancetas y saltear. Incorporar el natto, sal, pimienta, manteca y mezclar bien.

2. Hacer hervir el espagueti en suficiente agua con una pizca de sal, cocer durante 12 a 13 min. Revolviendo de vez en cuando. Cuando se ablande pasar inmediatamente en un colador..

3. Servir el espagueti con las pancetas y natto en un plato y echar suficientes algas y el shiso cortado.

* Se recomienda a las personas que aman el natto.

 

6. Empanada de natto

Ingredientes (12 personas)

 Cebolla en cabeza (pequeña): 1

 Natto: 1 porción

 Carne molida: 30gr.

 Zanahoria (pequeña): 1

 Pasa de uva: 2 cdas.

 Sésamo: 1 cda.

 Tapa de empanada: 12

 Alga verde: a gusto

 Condimentos: salsa de soja 1 cditas, sal a gusto, azúcar 1/2 cditas, pimienta a gusto, aceite cantidad adecuada.

 

Preparación

1. Saltear bien la cebolla picada y la zanahoria rallada.

2. Agregar la carne molida y volver a saltear. Incorporar el natto, salsa de soja y azúcar.

3. Luego agregar el alga y condimentar con la sal.

4. Sacar del fuego e incorporar el pasa de uvas y el huevo duro picado.

5. Envolver en la tapa de empanada y freir.

* Poco olor característico a natto.

 

   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パラグアイで作った納豆スパゲッテイと納豆エンパナーダ(その1)

2011-03-26 18:19:36 | 南米で暮らす<歴史・文化・自然>

Recetas con natto

 

Algunas consideraciones

* Las personas que deseen consumir la consistencia pegajosaque tiene el natto, evitar la cocción.

* Si desean prevención de trombosis, consumir en la cena y no en el desayuno.

* Las personas que le cuesta consumir el natto en si, se pueden preparar diferentes tipos de platos.

 

1. Natto sobre arroz

Es la forma mas popular de consumir en Japón. (Servir sobre el arroz blanco)

1. Revolver bien el natto.

2. Cuando empieza a tener una consistencia pegajosa, agregar el yakumi (cebollita de verdeo) y la salsa de soja.

3. Servir sobre el arroz blanco.

 

Yakumi (especias): se podrán utilizar la cebollita de verdeo, cebolla en cabeza, shiso verde, nabo rallado, mostaza, sésamo, algas y otros. No solamente son utilizados como especies sino cada uno tienen un efecto sobre el sabor del natto.

1. El sulfuro de arilo que es el componente de la cebollita de verdeo, eliminan el olor característico de natto y aumenta el apetito.

2.El olor característico de Shiso verde abre el apetito y ayudan para el buen funcionamiento digestiva y cerebral.

3. El nabo rallado es rica en vitamina C y mejora la digestión.

4. Los componentes que contienen la semilla de mostaza elimina el olor característico de natto y aumenta el apetito. También poseen efectos desinfectantes.

5. Las algas contienen muchas vitaminas y minerales.

 

2. Sopa de miso con natto

Esta sopa se consume agregando el natto picado y la cebollita de verdeo en el misoshiru (sopa con caldo de miso). También se consume agregando agua caliente sobre el natto y la cebollita de verdeo picadita.

 

Si se consume la cebollita de verdeo, calienta el cuerpo, y se dice que previene el resfrío, por su valor nutritivo y acción desinfectante que posee el natto.

 

 

 

以上二品は日本的な食べ方で外国人が食べにくいと感じる日本食ですが、次回の4品は好評でした。

参照-Takehiko Tsuchiya(2007):Soja-Sabrosa,Nutritiva,Saludable 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パラグアイで納豆を作る

2011-03-24 11:27:02 | 南米で暮らす<歴史・文化・自然>

MODO DE PREPARACION DE NATTO Y SUS RECETAS

Es un alimento saludable de fácil digestión. Contienen ácidos glutamínicos y son sabrosos

 

Natto (Soja fermentada)

1. Lavado de los granos de soja y remojo en agua.

Lavar bien los granos eliminando los granos defectuosos y otras sustancias. Luego dejar en remojo la soja en abundante agua, en el verano dejar 6 a 19 horas y en el invierno 12 a 20 horas para que absorva suficiente líquido.

2. Cocción de la soja remojada.

La soja remojada se cocina en la olla con la misma agua. Una vez que hierva bajar a fuego lento y cocinar lentamente durante 4 a 5 horas, hasta que se ablande el grano. Se recomienda utilizar la olla a presión u olla a vapor.

3. Vertido en una fuente y mezcla de la bacteria de natto.

Al ablandar la soja se vierte al instante en una fuente y rápidamente mezclar la bacteria de natto antes de que se enfríe. En el caso de que se utilice la bacteria de natto en polvo se debe seguir los pasos mencionado en el envase, disolviendo en agua tibia, y en el caso de utilizar el natto hecho, se mezclan 2 cucharadas de natto en 100gr de soja ablandada.

4. Conservación de temperatura y fermentación.

Tapar la fuente y envolver con el diario o trapo. Si la fuente no tiene respiradero se debe perforar algunas partes para que entre aire. Conservar durante 20 horas entre 40 a 42  de temperatura aproximadamente. Existen muchas formas de mantener a esa temperatura, en el caso de que se prepare en casas particulares se recomienda utilizar el tapper, y conservar en la coservadora de isopor junto a una botella de plástico cargado de agua tibia de 45 a 50 para mantener la temperatura.

5. Mejoramiento del sabor con la post fermentación.

Si se observa una capa medio blanquecina alrededor de los granos significa que se obtuvo una buena fermentación. Sacar de la temperatura de fermentación (40-42℃) y dejar unas cuantas horas en temperatura ambiente. Con la post fermentación se obtendrán un mejor sabor. Una vez obtenida esto, se conserva en la heladera.

Nota: (1) Temperatura: La temperature se debe mantener mas de 40, si es menos se atrasarán la fermentación.

(2) Oxígeno Se necesita suficiente aireación.

(3) Humedad Se debe mantener humedo porque si se secan los granos de soja se dificulta el avance de fermentación.

(4) Higiene Lavar bien los utensillos utilizados.

参照:T.Tsuchiya(2007)「SojaーSabrosa,Nutritiva,Saludable」

Img_2211web Img_2214web Img_2216web Img_2220web

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パラグアイで納豆を食べる(前回の内容)

2011-03-24 10:47:59 | 南米で暮らす<歴史・文化・自然>

納豆

大豆を水に浸してよく水分を吸収させ,蒸し煮します。これを熱いうちに稲わら(納豆菌:Bacillus subtillis var. natto,枯草菌の一種が付いている)に包んで4042℃ぐらいに保たれた醗酵室に入れ,納豆菌を繁殖させます。その納豆菌が大豆の蛋白質を分解し発酵させたものが納豆です。

 

納豆菌は1000分の1mmくらいの大きさで,わらによく生息する微生物の一種です。数多くの分解酵素を作りだして,たんぱく質や脂肪を素早く分解する働きを持っています。発酵に使われる菌の中でも,麹菌や乳酸菌と違い,醗酵すると糸を引く特徴があります。また,納豆菌は胞子を作る性質があるため,胞子が大豆に植えつけられると,胞子が発芽してたくさんの納豆菌が生まれます。発酵の適温40℃では,30分に1度分裂するという,すばらしいスピードで繁殖します。また,納豆菌は大変生命力が強く,100℃以上になってもなかなか死にません。そのため,稲わらを使用しても,有害な雑菌の繁殖なしに,納豆作りが出来るわけです。

 

納豆は蛋白や脂肪などが納豆菌によりある程度分解されているため,消化吸収が良い健康食品です。また,グルタミン酸が多く含まれ,美味しく食べられます。納豆菌が分泌する主な酵素には,蛋白質をアミノ酸に分解するプロテアーゼ,でんぷんをブドウ糖に変えるアミラーゼ,脂肪を脂肪酸とグリセリンにするリパーゼ,繊維質を糖に変えるセルラーゼ,ショ糖をブドウ糖にするサッカラーゼ等があります。これらは分離精製され,消化剤として使われているほどです。

 

納豆を食べると酵素も一緒に体内に入り,消化を助けてくれます。納豆酵素には,整腸作用があるといわれています。また,納豆菌には昔から細菌に対する強い抵抗力(抗細菌性)があることも指摘され,多くの研究が行われています。

 

さらに最近,納豆菌が作り出すネバネバの部分に血栓溶解の働きをする物質(ナットウキナーゼ)があることが発見されました。まだ十分解明されていませんが,ナットウキナーゼは血栓を溶かす働きをする酵素プラスミンの合成を促進するのではないかと推測されています。

 

納豆と同じように無塩発酵させた食品に,インドネシアの「テンペ」があります。テンペは,煮豆をバナナの葉に包んで発酵させたもので(テンペ菌:Rhizopus oligosporus,クモノスカビの一種),外見はチーズのように白い菌糸で包まれた硬いものです。薄く切って油で揚げたり,砕いてスープに入れて食べます。テンペは貯蔵性が高く,淡白な味ですので,パラグアイでも親しみやすいかもしれません。

 

参照:T.Tsuchiya(2007)「Soja-Sabrosa,Nutritiva,Saludable」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パラグアイで納豆を食べる

2011-03-24 09:16:32 | 南米で暮らす<歴史・文化・自然>

Natto (Soja fermentada)

 

Se remoja la soja en agua para que absorva suficiente líquido, y luego se hierve antes de que el grano de soja se enfríe se envuelven en pajas de arroz y se mantienen a 4042°C de temperatura para su fermentación, por medio de las bacterias de natto. La bacteria de natto descomponen las proteínas de la soja y la hacen fermentar, y a eso lo llamamos natto (Bacteria de nattoBacillus subtillis var. nattobacterias presentes en vegetales secos: Bacillus subtillis.

 

El tamaño de la bacteria de natto es de 1/1.000 mm, es un microorganismo presente en las pajas del arroz. Tienen la función de producir diferentes tipos de fermentos y de descomponer las proteínas y aceites. Dentro de las bacterias utilizadas para la fermentación, la bacteria de natto se caracteriza porque forman sustancias pegajosas durante el proceso de  fermentado, que son diferentes que los bacilos lácticos y las aspergillus sp. La bacteria de natto se reproducen también por esporas, por lo tanto son fáciles su multiplicación. A 40°C de temperatura, utilizada para la fermentación, las esporas se reproducen cada 30 min y son muy resistentes ya que pueden sobrevivir a altas temperaturas de mas de 100°C . Por lo tanto por mas que se utilice la paja de arroz para elaborar el natto, es difícil que se contamine con otras bacterias perjudiciales.

 

Natto es un alimento saludable y muy digestivo, porque las proteínas y aceite se descomponen por medio de las bacterias de natto. Contienen muchos ácidos glutámicos y son sabrosos. En las sustancias fermentosas que segregan la bacteria de natto, existen las proteasas que descomponen las proteínas en los aminoácidos, las amilasas que convierten los almidónes en glucosas, las lipasas que convierten la grasa y el ácido graso en glicerinas, las celulosas que convierten la fibra en azúcar, y las sacarosas que convierten en glucosas. Estos son refinados y utilizados como productos digestivos.

 

Al consumir el natto son introducidas también los fermentos en el cuerpo, y ayuda a la digestión. En el fermento de natto, existen medicamentos para los intestinos. Según investigaciones realizadas las bacterias de natto existen fuertes defensas contra los microbios patógenos.

 

Ultimamente se ha descubierto que en la sustancia pegajosa producida por la bacteria de natto existen sustancias que ayudan a disolver los trombos sanguíneos (Nattokinase). Se cree que el Nattokinase ayuda a acelerar la composición de fermentos plasmin que ayudan a disolver los trombos, aunque estos estudios estan aun en etapas muy preliminares.

 

En Indonesia también existen un alimento muy similar al natto que es fermentado sin sal llamado tempe. El tempe se prepara fermentando la soja hervida y envolviendo en la hoja de la banana (Tempe (Ragi tempe): Rhizopus oligosporus, Rhizopus), son duros y se parece al queso envuelto en hongos finos como el hilo. Se prepara cortando el tempe bien fino y se frita, o dentro de sopas. El tempe posee un tiempo de conservación prolongado y un sabor muy suave por lo tanto podrán ser incluida en la dieta de los paraguayos. 

 

参照:T.Tsuchiya(2007)「Soja-Sabrosa,Nutritiva,Saludable」

 

6web

トウモロコシのオニカワに包まれた納豆,醤油も日系人が製造販売

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パラグアイの大豆品種(紹介パンフ)

2011-03-21 16:03:39 | 南米の大豆<豆の育種のマメな話>

技術協力プロジェクトで育成した大豆品種

 

新品種の特性,栽培法をわかりやすく紹介し,生産者に普及を図ります。

 

大豆「CRIA-2 Don Rufo」(2002):早生,カンクロ病抵抗性,多収,パラグアイ登録品種

 

大豆「CRIA-3 Pua-é」(2002):早生,カンクロ病抵抗性,多収,パラグアイ登録品種

 

大豆「CRIA-4 Guaraní」(2005):早生,カンクロ病抵抗性,密植適応性大,パラグアイ登録品種

 

大豆「CRIA-5 Marangatú」(2005):早生,カンクロ病抵抗性,多収,早播適応性大,パラグアイ登録品種

 

大豆「CRIA-6 Yjhovy」(2008):中生の早,シスト線虫(レース3)抵抗性,パラグアイ登録品種

 

 

021web

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日系移住者が築いたパラグアイの大豆栽培

2011-03-06 17:23:41 | 南米の大豆<豆の育種のマメな話>

南米中央部に位置するパラグアイ共和国は,面積が日本とほぼ等しく人口は北海道並,日本とは季節が逆で時差が12時間,亜熱帯性気候の内陸農業国である。牧畜と大規模畑作が展開されているが,中でも大豆生産量は世界6位の400万トンに達する。実は,この国に大豆を導入し,国家経済を支える作物にまで築き上げたのは日系移住者であった。

 

◆大豆が国家経済を支える

スペイン人が南米を発見する前から原住民ガラニー族は綿を栽培していたと記録にあるが,パラグアイにとって綿花生産は古くから重要な産業であった。しかし,品質評価の高かったパラグアイ産綿花も病害や収益性の低迷から減少し,1990年代に入ると大豆の輸出が綿花を超えて1位になり,今では大豆の豊凶が国家経済を左右するまでになっている。2001年の作付け上位品目は,大豆135ha,とうもろこし41ha,綿花30ha,キャッサバ24ha,小麦16haで,大豆栽培が圧倒的に多い。輸出総額の40%を超えるまでに成長した大豆生産は,まさにパラグアイの国家経済を支えている。

 

◆大豆生産をリードした日系移住者

1936年ラ・コルメナへ入植した日系人は,味噌,醤油,豆腐,納豆など食品用として大豆を栽培した。1937年に26ha28トン収穫したとの記録があるが,これがパラグアイにおける大豆栽培の始まりである。その後,195060年代にかけてパラナ川沿いに入植した日系移住者は輸出商品を目指しての本格的な大豆栽培を開始した。1970年代に入ると機械化が進み,また価格の高騰もあって大豆栽培は日系入植地以外へも拡大し,基幹農作物としての地位を確立する。原始の森(亜熱帯多雨林)を拓くのは苦難に満ちた道程であったと思われるが,先人の苦労は今やパラグアイの大地に豊穣の稔りをもたらしている。大豆の外にも果樹や蔬菜など日系移住者がこの国の農業発展に果たした役割は大きい。ちなみに日系農家の平均土地所有面積は約300ha(うち大豆200290ha),農業粗収入10万ドル であるが,1,000haを超える大規模農家もみられる。

 

◆不耕起栽培と密植で多収を得る

不耕起栽培とは,播種前に行なう耕起,砕土等の整地作業を省略し,前作物の残渣が残る畑に直接播種する栽培法である。パラグアイの穀倉地帯は緩い起伏のある波状丘が連なる地形のため,大型機械による大豆栽培が恒常化するにつれ土壌流亡が顕著になり,「このままでは農業が出来なくなってしまう」イグアス移住地の深見氏らは危機感を持って不耕起栽培に取り組んだという(1983年のことであった)。その後,不耕起栽培が全国に普及定着すると,パラグアイの大豆収量は世界トップの3トン近い高水準で安定するようになる。これは,不耕起栽培により作業時間が短縮され作業が天候に左右されなくなったため,適期に播種作業が終わるようになったことが大きく影響している。

 

多収要因のもう一つは肥沃なテラ・ロサ土壌と密植栽培である。生育時の個体数はヘクタール当たり3032万本で,日本の約2倍である。畦幅45cmに条播するので,メートル当たり14本,平均7cm間隔のスタンドとなる。強い日射量の下で乾燥気味に生育するため節間が詰まり,密植にもかかわらず倒伏が少ない。

 

印象に残るのは,農家経済が大豆収入に大きく依存しているため,生産者の大豆生産に取り組む姿勢が前向きであることであった。品種や栽培技術など新しい情報に対して貪欲であり,公的機関や会社が各地で開催する農場公開日,講習会には多数の生産者が集まる。生産者の熱意こそ多収を得る源であるのだろう。

 

◆増加する遺伝子組み換え(GMO)大豆

パラグアイ政府はこの時点でGMO大豆の商業栽培を認めていないが,隣国アルゼンチン(95%がGMO)から種子が流入し,ここ数年GMO栽培は急増している。パラグアイ研究者からの情報(2004年)によれば,南部で8590%,東部で75%がGMOと推定され,ブラジル南部の州でも流入GMOが「もぐり栽培」されているという。この急速な拡大には,GMOが非GMOと同じ価格で取引される,生産費が2032%節減できる等の背景がある。近い将来,パラグアイでも商業栽培を追認せざるを得ない状況に来ているように思える。(注:2005年にGMO栽培は認可された)

 

一方,GMOの導入により大豆栽培はますます大規模化し,小農が所有するジェルバ・マテや綿花の畑まで大豆に替り,その結果土地なし農民の発生,小農の雇用機会の減少など農村の治安が悪化していると指摘する声もある。非GMO大豆を求める消費者や製造業者の要望が高まる中,ある日系農協では日本の業者と特約して非GMO大豆(豆腐適性の高いAurora)を生産する努力を続けている。また,有機栽培や高蛋白大豆にプレミアをつけようとする試みなど有利な販売戦略を模索する動きもある。

 

参照:土屋武彦2004「海外事情,パラグアイの大豆栽培」ニューカントリー 52164-65.

 

Web 04web 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする