豆の育種のマメな話

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エメラルド婚式

2022-03-19 13:43:07 | さすらい考

結婚55周年を迎えた

夫「今年は、結婚してから55年目だね」

妻「結婚記念日だって? これまで何も無かったのに」

言われるまでもなく、これまで、結婚記念日だからと言って大袈裟に構えることはしなかった。偶に外食や祝い膳を囲む事はあったが、贈り物を交換するような習慣を持ち合わせなかった。我武者羅な生き様で余裕がなかったとも言えるが無頓着で、一方では結婚記念日は敢えて特別視するものなのかと天邪鬼な意識もあった。だからと言って、記念日に拘る考えを否定する訳ではなく、記念日を大事にする夫婦を見ればむしろ羨ましくさえ思う。人生それぞれ、生き様は多様であって良い。

結婚式は55年前の4月29日に北海道神宮の神前で執り行い、夫の父親(伊豆の田舎から出てきた)と妻の両親姉妹が参列した。そして、連休明けの5月6日に職場(十勝芽室町)の会議室で祝賀会をしてもらった(就職してから2年目の春のことで、思い出のアルバムが残っている)。

その後の人生で結婚記念日を何処で迎えていたのか? 結婚記念日の名称は? 気になった。調べた結果は別表のとおりである。毎年の記念日に名前がついていること、歳を追うごとに高価な名前がついていることを知った。

ある夫婦の場合は、「木婚式」「錫婚式」は芽室町、「水晶婚式」はアルゼンチン、「磁器婚式」「銀婚式」は芽室町、「真珠婚式」は大野町(北斗市)、「珊瑚婚式」「ルビー婚式」はパラグアイ、「サファイア婚式」「金婚式」「エメラルド婚式」は恵庭市で迎えたことになる。まさに人生は旅、さすらい人生の足跡とでも言えようか。

さて、この夫婦は5年後「ダイヤモンド婚式」、10年後「ブルースターサファイア婚式」、15年後「プラチナ婚式」の記念日を何処で迎えるのか、何処を彷徨っているのだろうかと感傷に浸っていたら、現実論者の相棒は「あと5年生きる保証はないよ」と言う。・・・確かにそうだ、先はそんなに長くあるまい。

さてさて、今年の「エメラルド婚」はコロナ禍を避け何処かの温泉で二人「湯ったり」するか。

◆結婚記念日

結婚式を祝う風習は17~18世紀にドイツ(イギリス発祥ともある)で始まり、その後ヨーロッパ全体に広まったと言われている。日本では明治天皇と昭憲皇太后が1894年(明治27)大婚25年祝典を行なったのが最初とされ、それ以来、銀婚式、金婚式の習慣が一般にも広まった。宝石業界の販売戦略もあり様々な記念年が生れているが、日本においては25周年目の銀婚式と、50周年目の金婚式以外はあまり一般的ではない(参照Wikipedia)。

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