豆の育種のマメな話

◇北海道と南米大陸に夢を描いた育種家の落穂ひろい「豆の話」
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謹賀新年(2021)

2021-01-01 16:09:35 | さすらい考

元旦の新聞コラムで「回礼」と言う懐かしい言葉に出会った。意味は、「新年の挨拶をして回ること(デジタル大辞典)」「三ガ日の間に親戚・知友・近隣の間で行なう正式の訪問(季語・季題辞典)」である。子供の頃は田舎暮らしだったので、回礼の習慣を当たり前と思っていた。父は神社に詣でた後に新年の挨拶まわりに出かけ、家にも来訪者が多かったことを思い出す。お神酒とお節料理を振舞われ、誰もが赤ら顔で陽気だった。三が日には叔父たちが家に集まって宴席になるのが常だったし、子供らにとっては何よりもお年玉が嬉しかった。だが、経済成長で若者が都会に出るようになった頃から、集落の風習は次第に薄れてしまったようだ。

昭和の後半から平成にかけては、年賀状が新年挨拶の手段となった。現役時代の年賀状は数百通となり、パソコンが普及する前の年賀状作成は大変な作業だったことを思い出す。

そして時は過ぎ、最近は電話やメールで年賀の挨拶を済ますことが多いと言う。

 邪気を払う!柊の花

◇◇

新年のご挨拶を申し上げます。

庭の温度計は氷点下十三度、厳しい寒気に覆われて新年を迎えました。この凛とした外気は「気を引き締めて一年を歩めよ」と吾々に語り掛けているようです。新型コロナが収束に向かい、安寧、豊穣の年になりますよう祈念したいと存じます。

昨年はコロナの話題に明け暮れ、「何もしないうちに終わった」と感じるほど足の速い一年でした。行事や会合は中止、旅の計画をキャンセルして家に籠る日が多く、運動不足から体力、気力の衰えを覚えますが、何とか平穏無事に過ごしております。

巣ごもりの時間を活用しようと昔の駄文を補筆編集、ホームセンターで万力・糸鋸・ボンドなどを調達して製本(無線とじ)に挑戦し、「ラテンアメリカ旅は道づれ」「パラグアイから今日は!」を上梓しました。読む人は誰もいないだろうと思いながらも遊び心で、引き続き「伊豆の下田の歴史びと」「伊豆下田、里山を歩く」を取りまとめ中。暇潰しですが勉強になります。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り致します。

令和三年元旦

「豆の育種のマメな話」ブログ人 拝

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