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恵庭市長寿大学「学生自治会報、長寿30-1」

2018-06-11 10:31:11 | 講演会、学成り難し・・・

恵庭市長寿大学は、「これからの生涯学習社会・高齢社会にふさわしい学習の機会を多くし、高齢者の方々が生きがいを見つけたり、社会の活動に参加したりして、健康で楽しい生活が送れるよう願って」設立、開学42周年を迎えた。

同大学学生自治会(会報編集委員会)では、情報を共有し会員相互の親睦を図る目的で、会報「長寿」を発行している。平成30年度第1号は66日発行、配布された。自治会長の寄稿を紹介する。

 

長寿大学、楽しく有意義な学生生活を目指して

昨年の長寿会報に、「学生生活が楽しく有意義であるために、何が大事だろう? 一つは、講座内容が魅力的なこと、二つは、講義や行事に出席(参加)するのが楽しいこと、に尽きるのではないか」と書きました。

そして、魅力ある講座内容は、学生各自がカリキュラム編成に向けて意見を反映させることで達成されるだろう。自分たちでカリキュラムを編成するのだという気持ちで、講義の感想や年度末のアンケート調査に対し真摯に向き合おうと呼びかけました。さらに、学生生活が楽しくなるためには、仲間の顔が分かり、名前を覚え、声を掛け合えるような状況を、いち早く作り出すことが大事。そのために、自治会活動や学年行事を活性化させようと述べました。

振り返って見ますと、昨年度のアンケート回収率は85%を超え、長寿大学に対する個々の思いが高まっている証左と嬉しく思います。アンケートのご意見は、学習プログラム編成に役立てることが出来ました。

また、ここ数年、学年行事が活発になってきたことを喜ばしく思います。「歩こう会」「見学会」「旅行会」「昼食会」「パークゴルフ」「カラオケ会」など多様な行事が計画され、多くの方々が参加しています。さらには、「学年だより」を発行して学年内の情報交換を密にし、「同好会」の立ち上げなどで仲間の輪を広げようとする積極的な動きも出てきています。これも偏に、学年幹事を初め会員皆さんの御尽力によるものと感謝申し上げます。

各学年の中に芽生えた「同好会」「学ぶ会」「ボランテイア仲間」の輪が、学年の枠を超えて広がることを期待します。この動きは、さらに発展して地域社会の「核」ともなりうるもの、小さな一歩を大事にしたいですね。

私たちは、「学ぶこと」「好奇心をもって挑戦する心」は若者の特権でない、との思いで長寿大学に入学しました。103歳の報道写真家・笹本恒子さんの生き方にも通じます。彼女が発する「学びも、仕事も、年齢は関係ないでしょう?」の言葉は、私たちを魅了します。「好奇心旺盛」「フロンティア精神」「ささやかな出来事を楽しむ心」こそ、笹本さんの元気の源なのでしょう。私たちも、身体と頭をケアしながら、年齢を忘れて大学生活を楽しみたいものです。

今年一年、皆さんが健康に過ごされ、卒業時には「楽しく有意義な学生生活だった」と振り返ることが出来ますよう、学生自治会は潤滑油の役割を果たしたいと思います。学生生活で学んだこと、培った強い絆が、皆さんの宝となりますよう祈念して。

参照:恵庭市長寿大学学生自治会会報「長寿」2018.6.6

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