豆の育種のマメな話

◇北海道と南米大陸に夢を描いた育種家の落穂ひろい「豆の話」
◇伊豆だより ◇恵庭散歩 ◇さすらい考
 

ダイズの大百科

2019-02-19 14:49:42 | 恵庭散歩<本のまち、私の本づくり>

平成311月の或る日一冊の書籍が届いた。農文協(農山漁村文化協会)発行の「丸ごと探求!世界の作物」シリーズ「ダイズの大百科」国分牧衛編56p3,500円)である。編集局の求めに応じて2枚の写真を提供したことに対し、謝辞と本が完成したので寄贈するとある。

扉には、「さまざまな食品として利用されるダイズは、私たちの毎日の食生活に欠かせない作物です。東アジアでは古くから五穀のひとつとして大切にされ、イネとともに農耕や食文化を形づくってきたダイズは、いまでは油の原料としての役割も加わって、人びとの暮らしや産業を支えるだけでなく、世界を動かす作物にもなっています。そんなダイズと人間のかかわりを、地球規模の動きに注目しながらみていきましょう」とある。出版社と編者の意図を示すものだろう。

内容は、大百科と言うだけあって、作物の成り立ちと特性から、栽培技術、日本と世界の情勢、加工と利用、展望まで網羅している。

 写真が多く、文章の漢字には全てルビが振られている。小学高学年から中学生を対象にしたような作りだが、単なる紹介本・学習本でなく、内容は極めて全うで一般読者の欲求にも耐えうるものだ。ちょっとした時間にパラパラと開いて、ダイズの全てが分かる。そして、問題点も考えさせてくれる。

「こんな本はいいなあ」ふと呟く。編者とほぼ同時代に生きた育種家の感想である。

◆目次

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恵庭野菜栽培研究会講習会2019,「野菜栽培基礎講座」

2019-02-13 17:47:08 | 講演会、学成り難し・・・

啓蟄の 蟻が早引く 地虫かな(高浜虚子)

24節気の一つ「啓蟄」は3月6日。北国では「冬眠していた虫が穴から出てくる」には少々早すぎる頃ではあるが、恵庭の街で菜園を愛する人々は春の目覚めを感じ動き始めた。今年も、恵庭野菜栽培研究会(会長、野村信史)が主催する「野菜栽培講習会野菜栽培基礎講座」が以下の要領で開催されるので、早速出かけて見よう。

会場:恵み野会館(恵庭市恵み野北2丁目12-2)

受付け開始8時30分、開会9時、講演会9時05分~11時40分

第1回 3月3日(日):土屋武彦「野菜栽培の基礎及び枝豆、馬鈴薯などの上手な作り方」

第2回 3月10日(日):萩田孝志「野菜の病害虫について」

            野村信史「美味しい野菜作りの施肥技術」

第3回 3月17日(日):中野雅章「トマト、南瓜、ブロッコリー、小松菜などの野菜の上手な作り方」

本稿には3月3日の講演資料「野菜栽培の基礎及び枝豆、馬鈴薯などの上手な作り方」を添付した。

                           

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