「恵庭渓谷」紅葉の見ごろは残すところ数日だろう,明日の天候予報は雨模様なのでチャンスは今日しかないと思い立ち,10月17日に相棒を誘って出掛けた。
例年この時期には,恵庭市街から漁川に沿って道道117号(恵庭岳公園線)を支笏湖方面に進み,漁川ダムの「恵庭湖自由広場」に立ち寄り,「三段の滝」「ラルマナイの滝」「白扇の滝」を眺め,支笏湖に抜けるドライブを楽しんでいる。紅葉狩りを楽しめる手頃なコースである。この地帯の紅葉時期は,年によって変動はあるが10月中旬とみてよい。
当日はまさに秋日和であった。紅葉狩りの人出は予想以上に多く,滝周辺の駐車場は隙間のないほどの混雑であった。「恵庭渓谷」の景勝が評判を得たと言うことなのだろう。「三段の滝」は白い帯が三段になって恵庭渓谷を割るように流れ落ちている。「ラルマナイの滝」は恵庭渓谷の樹木の間を雄々しい姿で流れ落ちる(因みに「ラルマナイ」とは,アイヌ語で「水無沢」を意味し,沢の両側が切り立ち急流が滝になっていることから名づけられたと言う)。「白扇の滝」は高さ15m幅18mで真っ白な扇を広げたような優美な姿に見える。滝の形はそれぞれ三様の姿を見せ,渓谷の流れを彩る紅葉はいつまでも飽きさせない。
さて,北海道の紅葉名所は大雪山,阿寒,定山渓,登別地獄谷,大沼などが有名であるが(主婦の友社2010「日本の紅葉の名所100選」から),その他にも見所は数多い。わざわざ遠出しなくとも十分に北海道の秋を堪能できる。恵庭~支笏湖~千歳のコースもその一つだ。このコースの途中には,漁川ダムの「恵庭湖自由広場」や「緑のふるさと森林公園」があり多様な楽しみ方が出来る。「恵庭湖自由広場」では楓やナナカマドの紅葉に触れることが出来るし,「緑のふるさと森林公園」では子供達は時間を忘れて遊ぶことだろう。
写真は2015.10.17,2014.10.16,2010.10.9,2004.7.5,2004.10.20撮影
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