2018年5月13日(日)
自主巡回 裏高尾 【テーマ:高尾の新緑を感じ・知り・まもる】
参加者:9名、L:川原田
コース:高尾駅北口~(バス)~日影~日影沢キャンプ場~日影~(バス)~高尾駅(解散)
内容:①環境省モニタリングサイト1000に関わる植生調査(第2回)
②盗掘防止パトロール、植生保護ロープ・標識の点検確認ほか
今年4月から、自主巡回の一環として、「裏高尾(日影沢の登山道沿い一部)」を
対象フィールドにして、植物調査(つぼみ・開花・結実の状況)を開始しました。
調査区画は、4区画とし、52種類の植物(草本)のつぼみ、花、結実の状況を確認できました。
初回の4月30日から、約2週間経っての調査でしたが、植物の移り変わりの早さに驚いています。
つぼみから、開花にいたる変化は、調査しやすいのですが、開花から結実への変化を調査する難しさを改めて認識しました。
前回、開花していた植物の周りを丁寧に、丁寧に観察していくと、いろいろなかたちの結実が見えてきました。
参加した会員の感想でも、「花は目立つので関心を持つが、こんなに、実にクローズアップして、一生懸命
探したことはなかった。けれども、こんなに夢中になったこともないし、奥深いことが分かった。・・・・・」
そして、結実の形態も、花の名前の通り、「トウゴクサバノオ(東国鯖の尾)、」「クワガタソウ(鍬形草)」をはじめ、
カントウミヤマカタバミ、タチツボスミレ、エイザンスミレ、アオイスミレ、タカオスミレ、ヒカゲスミレ、
ハナネコノメ、ネコノメソウ、ジャニンジン、ラショウモンカズラ、マルバコンロンソウ、ヒロバコンロンソウ・・・・さまざま。
毎調査区画ごとに、調査表を各自手に持って、確認した種名と形態(蕾・花・実)を読み上げます。
これで、あやふやだった知識の確認にもなりますし、次の調査への切り替えができます。
それから、一番うれしい事は、当初、植物の名前が苦手な会員も、最後の調査区間には、真っ先に名前が挙げることができます。