高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2013/08/07 自主巡回 高尾山内

2013-08-09 23:12:08 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者7名

コース:清滝~1号路(金毘羅台)~霞台~2号路(北)~4号路~5号路交点~高尾山頂(昼食・休憩)~5号路~(稲荷山分岐・6号路分岐)~富士道~3号路~2号路(南)~琵琶滝道~(琵琶滝)~6号路~清滝

 ◆真夏日の中、高尾山口駅から清滝までの歩行で既に汗が吹き出し前途を悲観してしまった。

「おはよう御座います」、「本日はよろしくお願いします」の挨拶もそこそこに各自ストレッチと水の確保を行いスタートしたが、夏休みで利用者も多く観られたものの1号路を上る人は多くは無かった。登り始めてすぐに、道路の工事車両が出入りし誘導員の指示に従いながら、  金毘羅台へ、麦蒔き銀杏は暑さの為か少し疲れているのかなと思えた。

霞台までの舗装道路にうんざりしながらも、2号路(北面)に入るが4号路交点までに、行き交う利用者は皆無であった。4号路は流石に人気コースのようで家族連れの利用者が多く、必然的に利用者への案内活動を行いながら、ミヤマ橋を越え登山道わきのキノコや草木の同定を行いながら、イロハの森コースとの分岐近くでは高尾山内一の「美人ブナ」と言われる大木を拝見した。再び4号路を高尾山頂をめざし、山頂へ到着し予定通りの行動時間であった。

頂上では時間的にも利用者がそれぞれ集い、休日の風景と思われる賑わいを見せていた。

我々も昼食を済ませ休憩の後、山頂一周の5号路を巡視し所々の水溜りに注意しながら、富士道から3号路に入る。3号路では途中2か所のクロスズメバチの注意の表示が設置され、観ると巣の周りには活発に動く蜂の姿が観えた。行き交う利用者に注意を喚起しながら巡視を続けたが途中50人位の学生のトレーニングと思われる駆け足集団には、登山者が居る事と、注意を促すものの危険を感じる行為と思えた。指導者の反省を求めたい。

その後、2号路(南面)から琵琶滝道(相変わらずガラガラ道)で意外と利用者が多くあり危険が多いいのでと安全利用を呼び掛けながら、琵琶滝に至る。琵琶滝付近にはイワタバコが咲いていた。更に6号路に入り此の時間でもまだ上ってくる利用者が居て日暮れも近いので、また足場が悪い処も有るので注意して下さいと声掛けを行い、清滝に到着となった。

 巡視中、常に安全に利用する事の啓蒙や花や木の観察を行い、更にコース上の案内板や標識の全てを点検しながら、詳細に纏め報告書に記載します。

暑い最中の巡視でしたが、利用者の安全も然ることながら、我々も体調の管理が先決である事を自覚する事を感じ無事終了出来て安堵した次第です。本日参加して下さいました各位に感謝します。【有り難うございました】。

高尾サポレン巡視員:原田隆好

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2013年8月3日【ニホンジカ調査体験会】

2013-08-09 09:27:16 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報
全国的に増加傾向にあると言われるニホンジカ。
東京都では奥多摩地域でニホンジカが増えすぎたことによる森林被害や生態系被害が見られます。
高尾地域ではこれまでニホンジカの生息はほとんど確認されていませんが、近い将来、奥多摩のシカが高尾まで分布を拡大して被害が生じる可能性も少なくありません。
高尾地域での被害を未然に防ぐためにも、ニホンジカの分布状況をモニタリングしていくことは欠かせません。
そこで、東京都レンジャーで行なっているニホンジカの生息確認調査の体験会を行いました。
調査場所はニホンジカの生息が近年確認され始めた吊尾根です。
 
 
 まずは、陣馬高原下から醍醐丸まで目指します。
 
 
醍醐丸で、ニホンジカのフィールドサインを解説した資料を配布し、ニホンジカの現状と調査の説明を行いました。
 
次に吊尾根を歩きながら実際にシカのフィールドサインを探します。
この日は真新しいリョウブの樹皮剥ぎの痕跡が見られました。
 
甲把レンジャーによる東京都のニホンジカ保護管理政策の取り組みの説明も行いました。
 
今後、サポレンの自主巡回などでニホンジカの痕跡と思われるものが見られましたら写真付きで東京都レンジャーまでご報告いただけると助かります。
 
(東京都レンジャー・三好)
 
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