参加者:6名(うち都レンジャー2名)
コース:高尾駅北口~関場バス停~盆堀林道~入山トンネル~トッキリ場~入山峠~刈寄山~刈寄林道~沢戸橋バス停~武蔵五日市駅
26日の共同巡回は、戸倉三山の一つである刈寄山へ行ってきました。戸倉三山は刈寄山以外に、臼杵山、市道山からなり、奥多摩の低山ハイクコースの中では、そこそこ人気があります。この三つを縦走する場合、あきる野市側の荷田子から入り、臼杵~市道~刈寄と回って、今熊神社方面へ降りるというのが一般的なコースのようです。ただ、全コースを踏破するには8時間と、一般的な低山ハイクと比べて少々ハードで、ガイドブックによっては「軽い気持ちで入らないように」と書かれているそうです。
今回は和田峠の手前、関場から盆堀林道を歩きました。日差しは強かったものの適度に乾いた風が吹き、花やアケビの実などを見ながらの巡回は、まさに初秋のハイキングという感じです。入山トンネルの手前から急な脇道を上がり、登山道に入りました。途中、数本の倒木を処理しましたが、乾いた冷たい風のおかげで、すぐに汗も引っ込んでしまいます。
う~む、毎日がこんな巡回なら、楽なんだけどなぁ…
昼食は眺めの良い送電鉄塔下でとったのですが、都レKさんがそこにあったススキで何やら作ってます。どうやら私が「大きなイチジク」と思ったものは、ふくろうだったようです…(^^;
その後、小一時間歩いて刈寄山の頂上へ… これと言って見るものもないため、ちょっと休み、今熊神社ではなく刈寄林道へ向けて下山を開始しました。このコース、地図にも「荒廃」と書かれている道ですが、地形図を見る限り急傾斜というほどでもないようです。もともとは林業用の作業道らしく、路面が小さな砂利で滑りやすかったり、ところどころ段差が大きかったりはするものの、下りられないほどではありません… と思ったのが運の尽き(笑) せせらぎが聞こえ、あともう少しで沢に出られるなと思ったあたりで、道を見失いました。
かすかに人間の踏み跡はあるんですが、とても登山道と呼べる状態ではありません。それでも何とか下りていくと、ついに川の直前で道が消えてしまいました。左右に動いてもみましたが、ルートはありません。
こういう時は無理に下りず、引き返して正しい道を探さなくてはいけません。そこで都レKさんが途中まで戻り、正しい道を探したのですが、それらしいものは一向に見つかりません。てことは…行けということですか?(^^; まぁ、怪我をするほどの高さじゃないですけどね… で、思い切って行きました。いや、滑り落ちました(笑) お尻が泥だらけになったのは、子供のとき以来かも。
川辺に下りて、あたりを探してみると、対岸に道があります。都レKさんが偵察した結果、この道で正解なのですが、われわれは本来の入山口より下流に出てしまったようです。ただ、その「本来の入山口(看板あり)」の場所を見渡してみても、登山道らしいものは見つからなかったそうです。
さて、あとは刈寄林道を下るだけです。舗装はだいぶ荒れているものの、先ほどまでの道(が無い)に比べれば天国です。再びゆったりと歩き、沢戸橋バス停へ向かいました。