高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2008/10/13 共同巡回 高尾山内

2008-10-14 13:50:46 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:2名+レンジャー2名
コース:清滝~稲荷山コース~5号路~富士見台~鳥のみち~一丁平~鳥のみち~高尾山頂下
 三連休の最終日で、昨日12日ほどではないが、かなりの人出だった。メンバーからは「稲荷山コースでこんなに行列したことはなかった・・・。」との声が。多分、6号路が通行止めとなっているため、利用が集中したのだろう。
 先日の作業日に張ったロープを確認したところ、多少弛んでいたので、張りなおした。何でこんなに早く緩むのか?登っていく利用者を観察していると、手摺がわりにする人がかなり多い。小学生の一人は階段でつるっと滑り、慌ててロープを掴んでいた。こうやって、すぐに弛んでしまうらしい。
 6号路との分岐点で小休止をしていると、暖簾をくぐるがごとく、気軽にロープ柵を利用者が入っていく。土砂崩れのため通行止めであることを説明し、戻るよう指導すると、「何で分岐のところで止めない!」との言葉。土砂崩れ箇所以外の通れるところは通すべきだということらしい。6号路の土砂崩れ状況を知っているということは、もしかして・・・?今回は強行突破ということはなく、稲荷山コースへと進んでもらった。
5号路と高尾山頂階段の合流点で、アサギマダラにマーキング。昨日午後の冷えが影響しているのか、ここ数日何頭も見られたのが、今日は1頭だけ。通る利用者に解説をする。こうやって解説で調査の存在を広めていけば、理解が得られ、利用者も調査者となっていくのだ。
青年の森で昼食。ここには直翅目昆虫が多く、食べ終わってからしばし、数種を捕まえて観察する。モリオカメコオロギ・ツヅレサセコオロギ・ハヤシノウマオイ・アオフキバッタ・タンザワフキバッタ(セアカ型)が見られた。
一丁平までは北側のまき道を行き、途中、ツリフネソウについての解説1件。一丁平便所の裏は昔捨てられたガラスが破片となって散らばっていて、気持ちのいい光景ではない。さらに危険だ。懸案事項とする。
一丁平で小休止中、アサギマダラを発見!ひっつきむしだらけになりながら2頭にマークをつけた。
帰り道もメンバーの「アサギマダラ目」は続き、3頭を追加。アサギマダラが溜まりやすい5号路・高尾山頂下で本日のまとめをして、解散となった。

*今年、高尾山では、裏磐梯・グランデコスキー場で9月4日にマークされた個体が10月4日に一丁平で、群馬県丸沼で8月10日にマークされた個体が十一丁目茶屋下300mで10月10日に、それぞれ確認されています。
(都レン 中原)

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