一人で何でもやってしまう天才マルチプレーヤー、Todd Rundgrenの89年のアルバム。とは言ってもここではお得意の多重録音ではなく、バンド形式での録音を採用しています。ただI Saw The Lightを聴いても分かるように彼の多重録音は本当に完璧なので、その差異は正直僕なんかでは分からず、クレジットを見てバンド形式と書いてあれば「そうなのか」と思う程度ですが・・・。このアルバムは比較的にAORっぽいことしてるんですが、ポップ職人Todd Rundgrenの実力はここでも如何なく発揮されています。Organ b. SUITEにも収録されたA-2、The Waiting Gameの突き抜け方は尋常ではなく、晴れた空の下で聴くと最高に気持ちよいポップソング。ライトなミディアム、B-1のFidelityなんかも結構好き。今聴くと電子的な音が古臭い感じも少しありますが、それもまた味と言ったところでしょう。ちなみに、この指6本ジャケットがリリース当初はかなり問題になったようで、国内盤だと同デザインで5本指のものに差し替えられてます。Nearly Humanなんだから何の問題もないと思うし、5本指だと普通のHumanなのでは?どこぞの人権擁護団体による過剰反応によるものだと思いますが、このジャケットを見て即差別だと思う人って正直僕は一生友達になれそうにないです。
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