
雨の日にしっとり聴きたいジャズボッサの名盤をもう一枚紹介。Bethlehemという聞いた事のないレーベルからリリースされたこのトリオ作品ですが、ファンクの帝王James Brownがプロデュースした激レア盤ということで、昔から有名なアルバムです。数年前にアナログのみですが念願の正規再発がなされて、僕が持ってるのはこの再発盤。まだ普通に買えると思います。実はジャズボッサに限らず結構幅広いことをやってるLPで、「天使にラブソングを2」でも有名なOh Happy Dayなんかもヴォーカル入りで収録してる。続くA-2、Wichita LinemanはIndopepsychicsがOsumiと作った曲でサンプリングされていた(はず・・・記憶曖昧です)切ないジャズ・バラード。この2曲を始め他にもどファンキーなA-5、There Was A Timeのような曲があったりと全編グルーヴィーな佳曲で彩られたアルバムなのですが、やはり当ブログで注目したいのはA-3、Marcos ValleカヴァーのThe Crickets SingとB-3、All The Timeの2曲の高速ジャズ・ボッサです。前者は原曲を若干スリリングにした印象で7inchのみのNightingale(K.M.W./Muroネタ)にも近い緊迫感溢れた演奏、後者は対照的にどこまでも明るく気持ちのいい休日向けのメジャー系高速ジャズボッサです。残念ながらアナログのみの再発のようですが、比較的手に入りやすいと思うので是非アナログ派の方には聞いてもらいたいアルバムです。今ふと聴いてたんだけど、B-2のBoth Sides Nowも気持ちよくていいなぁ~。
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