末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

獄中43年 星野さん解放を 9・10 徳島刑務所へ怒りのデモ

2017-09-17 06:06:53 | 星野文昭さんの獄死・国家犯罪を許さない




■獄中43年 星野さん解放を 9・10 徳島刑務所へ怒りのデモ
前進 速報版 2017年9月14日 17:25

 炎天下の9月10日、「星野さん・大坂さん解放!9・10徳島刑務所包囲デモ」が星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の主催で闘いぬかれた。全国33救援会を先頭に430人が、上流に徳島刑務所を望む鮎喰川(あくいがわ)の河川敷に集まった。2012年2月に始まった刑務所包囲デモは今回で5回目、改憲阻止決戦で安倍を倒すとともに獄中43年目に突入した無実の星野文昭さんをなんとしても取り戻そうという熱い闘いとなった。
獄壁を越え団結
 集会後、出発したデモは午後3時半、刑務所の正門に到着。星野さん、韓国のハンサンギュン民主労総委員長に加え、大坂正明さんの巨大写真パネルがデモ隊を迎えた。星野解放歌「ソリダリティ」を合唱し「星野さんを今すぐ返せ!」とこぶしを突き上げた。

 大坂さんは星野さんと同じく71年11月の沖縄返還協定批准阻止渋谷闘争へのデッチあげ弾圧で今年5月に逮捕・起訴され、東京拘置所に勾留されている。
 デモが途中、刑務所を見下ろすみかん畑に着くと、動労水戸の辻川慎一副委員長が「星野さん! 受刑者の皆さん! 私たちは本当の悪人を刑務所にぶち込んで星野さんを迎えに来ます! 近いうちに再会しましょう!」とマイクで呼びかけた(写真)。都庁レストラン解雇と闘う柿沼庸子さん、全国水平同盟西郡支部などが声を限りに星野さんに届けと呼びかけた。
 星野さんは翌11日の弁護士接見で「しっかりと聞こえた。中と外が一体となって闘っている実感が強く持てた」と喜びを語った。
河川敷で大集会
 デモに先立つ集会は、地元四国の青年労働者たちのプレ企画で盛り上がる中、狩野満男共同代表の司会で始まった。
 主催者あいさつに立った共同代表の戸村裕実さんは「文昭さんは71歳になり、確定判決・無期刑執行から30年、不当逮捕から43年目に入りました。7月、弁護団と全国再審連絡会議は高松にある四国地方更生保護委員会に『無実だから出せ』と申し入れました。明日も第二弾を闘います。戦争と改憲の安倍政権を倒し、あの門前で星野さんと再会することを誓いましょう!」と呼びかけた。
 再審弁護団の和久田修弁護士は、「再審は現在、民間人の目撃調書の開示を強く求めている。この検察官の最後のとりでを打ち崩すのは今日の刑務所デモであり、皆さんの日常的な闘いだ。星野さん、大坂さんを奪還するまでともに闘いましょう」と訴えた。
 全国の救援会を代表し、労働組合に星野闘争を持ち込んで闘いを拡大している新潟、香川、京滋の代表が闘争報告に立った。特に新潟では共謀罪と先頭で闘っている全港湾日本海地方本部が「星野闘争は労働組合の課題」と5401筆の署名を集めてくれたことを受け、「労働組合に大胆に星野闘争を持ち込もう」と動労総連合・新潟の協賛のもと10月から3カ所で絵画展を行うことが報告された。
 「労働者自己解放=人間解放の力を深め磨き勝利していこう」という星野さんからのアピールに応え、改憲阻止決戦と一体で星野奪還を実現する力勝負に入った。
写真上〕「星野文昭さんを返せ!」徳島刑務所正門前で「ソリダリティ」を歌い星野さんとの再会を誓った(9月10日午後)



   


   

朝鮮侵略戦争阻止と再稼働を止める闘いは一体だ 9・8舞鶴抗議行動

2017-09-16 09:50:16 | #すべての原発いますぐなくそう




■朝鮮侵略戦争阻止と再稼働を止める闘いは一体だ 9・8舞鶴抗議行動

2017年9月14日 12:17反原発・反核 | 闘争記事原発再稼働反対.戦争法阻止, 舞鶴
 9月8日に京都府職労舞鶴支部が呼びかける「高浜原発今すぐ止めろ!大飯原発再稼働絶対反対」の抗議集会とデモがあり、関西各地から自治体労働者を先頭に舞鶴市内に40名が結集し闘った。
 安倍政権と関電は来年1月、3月にも大飯原発3、4号機の再稼働を狙っている。
 そもそも大飯原発3、4号機は2014年5月に運転差し止めを命じた福井地裁判決に関して名古屋高裁で控訴審中であり、裁判としては確定していない。
 その様な状況下で関電が再稼働に突進していく背景には、危機に駆り立てられた安倍政権の戦争政策と一体のものがある。北朝鮮の中距離弾道ミサイルの発射を口実にJアラートを使って危機を描き出し、自治体労働者を戦争体制に動員していくことと、原発事故を想定した避難訓練も同じである。
 しかし核心的には現場の労働組合が団結を崩されず維持しているならば、舞鶴のようにJアラートと避難訓練のペテン性を職場闘争として暴き出すことができる。

 集会の前に市内の大型スーパー前で街宣を行い、地元の中学生の集団がビラを受け取り、集会に合流。彼らは誰に言われるまでもなく「安倍倒せ!」「戦争反対!」とコールを始め、集会参加者と一体となって駅前で圧倒的注目を浴びた。中学生の何人かの親は自衛官であり、家庭内で「安倍は本気で戦争をやろうとしている」という会話がなされ、それを受け止めての参加である。
 集会では、舞鶴支部長の長岡達也さんが2・26舞鶴闘争で示した拠点労組の旗が立てば、地域にも波及する点を強調し、再稼働絶対反対の闘いを職場闘争と一体で進める決意を述べた。戦争と原発推進は一体であり、この社会そのものを変えていく闘いをつくろうと呼びかけた。拠点労組が立てば、地元住民と結合して労働組合を軸にして大きなうねりができることを核心的に提起した。
 八尾北労組や動労西日本、奈良、婦民等の仲間が次々と自分らの闘いと併せて再稼働を止める決意を述べ、共に9・23いわき闘争に決起することを明らかにして、デモに出発した。(京都/朝霧広巳)



   

サード追加配備に実力闘争 韓国・ソンジュ 500人が徹夜の攻防

2017-09-13 06:26:25 | 世界の闘い

■サード追加配備に実力闘争 韓国・ソンジュ 500人が徹夜の攻防
前進 速報版 2017年9月11日 11:49

 韓国・ムンジェイン(文在寅)政権は7日、慶尚北道・ソンジュ(星州)への在韓米軍のサード(THAAD、高高度迎撃ミサイルシステム)発射台4基の追加配備を強行した。今年4月に強行配備された2基とあわせて「1個砲台」を完成させ、近く本格運用を始めることを狙っている。絶対に許すことはできない。
 国防部はこれを「北朝鮮の核・ミサイルの脅威から国民の生命と安全を保護するための措置の一環」だと説明した。これまで「国民の同意なきサード配備は強行しない」と語ってきたムンジェインは結局、「国家安保」を掲げて労働者民衆を裏切ったのだ。

昨年7月の一方的な配備決定から1年以上も闘いぬいてきた現地の住民や宗教者たちは、追加配備決定の報を受けてただちに駆けつけた。500人もの人びとが結集して路上に車でバリケードを築き、スクラムを組んでお互いの体をロープでつなぎ、18時間にわたって闘いぬいた。警察は許しがたいことに8千人もの部隊で襲いかかり、現場が戦場と化す中で数十人が負傷し、2人が連行された。
 住民たちはこれに対して、「国民の念願として誕生したムンジェイン政権が国民を裏切った」「今ソンジュは、ムンジェイン政権への未練を捨てた。ムンジェインに投票した人びとは今、指を切り落としてしまいたい心境だ」と激しい怒りをたたきつけた。また、「サード発射台の追加搬入は阻止できなかったが、18時間にわたってここを守り気勢を上げて闘ったことはわれわれの明確な勝利だ」と胸を張って確認し、「サードは戦争のための兵器だ。平和のために5年でも10年でも闘う覚悟だ」と決意を述べた。
 ソンジュ現地で闘ってきた労働組合のナショナルセンター・民主労総(全国民主労働組合総連盟)も、声明で「サード配備強行によって不安定な朝鮮半島情勢はさらに悪化する」「民主労総はソンジュの住民と朝鮮半島の平和を望むすべての市民とともに、不法なサード配備の無効化および撤去のために引き続き闘っていく」と宣言した。
 また公共運輸労組のイムウォルサンさんは、米メディア「デモクラシー・ナウ」のインタビューで「危機を激化させたのは、北朝鮮の体制転換のために核兵器・非核兵器を使用すると脅してきた米国の北朝鮮敵視政策だ」と弾劾した。
 サード配備の狙いは、北朝鮮の核やミサイルへの恐怖をあおることで、パククネ前大統領を打倒した昨年来の「キャンドル革命」を引き継ぎ社会の全面的な変革に向けて進む韓国労働者民衆の闘いを圧殺することにある。しかし、現地ソンジュの住民は「朝鮮半島のどこにもサードはいらない」を掲げてこの攻撃に立ちはだかり、民主労総も「核兵器も軍事境界線もない朝鮮半島を」「すべての軍事的行為と制裁措置を中止しろ」と訴えてともに闘っている。この闘いこそ、今日まで朝鮮侵略戦争を阻止している最大の力だ。
 韓国労働者民衆と固く団結し、安倍打倒―米日韓軍事同盟粉砕へ闘おう!
写真〕発射台を搬入する米軍車両を阻止しようと住民たちは固くスクラムを組み、警察の暴力に一歩も引かず18時間にわたり闘った(9月7日 ソンジュ)