動労千葉を支援する会HP 2016年<3月24日/font>
■フランスの労働者・学生が労働法改悪反対で大決起
前進 速報版 2016年3月22日 01:51
3月9日、フランス全土で40~50万人といわれる労働者・学生が、オランド政権の労働法の規制緩和をねらった改悪に反対するデモ・ストに立ち上がった。オランド政権においてはもちろん、1968年5月以来の最大の労学連帯行動となった。しかも、非常事態宣言下の闘いとして、重要な意味をもつ。
先頭にたったのは学生、とりわけ高校生で、全国で少なくとも90の高校、パリでは9高校、地方都市リヨンでは5~6高校でバリケード封鎖が行われた。
国鉄(SNCF)とパリ都市交通公団(RATP)の労働者はストライキを行った。
オランド政権下の4年間で、経済成長は停滞し、失業が増加、とくに青年の失業率は24%に達している(全体としては10%)。こうしたなかで来年に大統領の任期切れを迎えるにさいして、政府は労働法の抜本的といわれる改革案を国会に提出しようとしている。その中心的内容は、雇用・解雇における規制緩和、非正規職の拡大、週労働時間35時間の延長などである。
この労働法改悪に反対する署名は、すでに100万筆をこえている。
非常事態宣言下の弾圧として、とりわけ地方で警官隊はふだんにもました凶暴な攻撃を行い、大学生・高校生など数人が逮捕、即日罰金刑・禁固刑などの弾圧が行われている。
労働法改悪反対のデモとストは、ひきつづき3月17日にも行われた。(KN)
■反戦ストは無罪! 京大弾圧の6学生全員を奪還!
前進 速報版 2016年3月22日 01:28
京都大学反戦スト弾圧で逮捕・勾留されていた全学連の斎藤郁真委員長、京大全学自治会同学会の作部羊平委員長ら6人の学生が、勾留満期を迎えた3月18日、全員不起訴で奪還された! 安倍政権と警察権力が京大当局・山極寿一総長らと結託して仕掛けた弾圧は、6人の完全黙秘・非転向の闘い、弁護団の奮闘、そして京大生を始めとする全国学生と労働者人民の大反撃で完全に粉砕された。釈放された6人は、同日夜に行われた報告集会で高らかに勝利宣言を発した
「6人全員の釈放が決まったぞ!」――18日午後4時にその第一報が入ると、京都地裁前で街宣を続けていた京大生と全国の学生が一斉に歓声をあげた。大学内での戦争反対のバリケードストライキを「威力業務妨害」とみなし、大学当局が刑事告訴して学生を逮捕・投獄するという前代未聞の大弾圧が、完膚なきまでに粉砕された瞬間だ。
全員釈放の知らせは京大生の間にもすぐに広がり、学生寮では多くの京大生が全学連の学生に駆け寄って「釈放ですか、よかった!」「すごいですね!」と声をかけてきた。寮の壁には早速「バリストは犯罪ではないことが確定しましたので、みんなやりましょう!!」の張り紙が登場した。
この日に至るまで、同学会のビラは京都市内だけで1万枚以上まかれ、京大キャンパス、地裁・地検前、市街地、さらには山極総長宅の周辺などで連日情宣活動が展開された。釈放要求署名は2500筆を超えて集まり(釈放後にも届いている)、2度の提出行動を通じて京都地裁に届けられた。弾圧の実態が広く知れわたり、マスコミにも取り上げられる中で、多くの市民から続々と激励やカンパが寄せられ、たくさんの救援物資が京大同学会あてに届けられた。
さらには、警察・機動隊を法廷に導入して傍聴者を全員退廷にするという京都地裁の歴史的大暴挙に抗して闘われた14日の勾留理由開示公判、そして13日、17日と2波にわたるデモが京都の街を席巻し、地裁・地検をギリギリと追い詰めた。なんとしても6学生を起訴しようとあがく国家権力中枢との間で、激しい攻防が最後まで続いた。
この激戦を団結の力で勝ち抜き、ついに6学生を奪い返したのだ。胸のすくような大勝利だ!
意気揚々と警察署から出てきた6学生は、出迎えた学生たちと固く抱き合い、勝利を喜び合った。その後、京都教育文化センターで開催された6学生奪還報告集会には、京大生や関西の労働者を始め120人が集まった。
「安倍政権=国家権力中枢による弾圧を粉砕し、私たちはひとつの歴史をつくった」「この弾圧に怒って多くの京大生が続々と決起し、新たな団結が生み出された。これこそが最大の勝利だ」――全学連の坂野陽平書記長が基調報告で勝利宣言を発すると、会場が大きな拍手と歓声で応えた。
続いて釈放をかちとった6学生がアピールした。「戦争反対のストライキは正義だ! それをすべての人に示すことができた」(作部君)。勝利感あふれる6人の発言を受け、京大第2波スト―全国大学ストへ進む決意が会場にみなぎった。
6学生奪還へ奮闘した弁護士は、「大学でストライキをやるのは当たり前の話。それを大学が告訴して刑事弾圧にするなんて驚いた。弁護活動に携われてとてもよかったです」と語った。
乾杯としばしの歓談をへて、京大生がアピールに立った。「初めて救援活動に取り組んで団結の力に感動した」「サークルの仲間や同級生と一緒に闘った」「自分たちが声をあげたことで6人が帰ってきて、本当によかった!」「学内からさらに闘いを積み上げて、自治を踏みにじる当局に反撃しよう」「戦後革命期から何十年の時をへて、僕たちの闘いはこれと結びついた。もう革命やるしかない!」
さらに東北大学、富山大学、広島大学、沖縄大学の各学生自治会と法政大学文化連盟から、京大に続く大学ストをかちとる決意が表明された。
革共同を代表して木崎冴子同志があいさつに立った。「権力を圧倒し、力ずくで6人を取り戻しました。今や労働者・学生の闘いで革命を成熟させることができる時代です。衆参ダブル選が不可避と言われる7月選挙に向け、斎藤郁真委員長を奪還した地平から勝利へ進撃していきましょう」
最後に法大文化連盟・武田雄飛丸委員長の団結ガンバローで勝利の報告集会を締めくくった。(M)
全国水平同盟ブログ 2016年3月20日
全国水平同盟ブログ 2016年3月19日
6学生奪還の完全勝利勝ちとる!治安維持法の最初の適用である京都府学連事件が戦争への道だった。朝鮮侵略戦争切迫下で国家権力は、まさに同じ道を狙って、京大学生運動と全学連に襲いかかった。しかし6学生の完全黙秘の闘いと京大生の闘いを先頭に、全国から駆けつけた全学連と、全国の労働者の闘いで完全にはね返した。逆に弾圧と徹底的に対決し、粉砕することで、革命への歴史的突破口、号砲を全国に発した。
報告集会で最後に提起された三つのスローガン、
▼朝鮮侵略戦争・改憲阻止!安倍打倒!
▼伊勢湾サミット粉砕!治安弾圧粉砕!
▼7月衆参ダブル選に勝利しよう!新しい労働者の党を作ろう!
を全国水平同盟も一つになって闘っていきます。
不当弾圧を打ち破った6学生、そして連日奮闘した全学連の仲間のみなさん、ほんとうにごくろうさまでした。
弾圧粉砕の先頭で闘った堀弁護士も勝利報告集会に参加
勝利の乾杯!勝利の美酒!!!
団結頑張ろう!
3月17日、6学生奪還へ!怒りの三条河原から四条河原町へ第2波デモに決起
3・13 京大弾圧粉砕京都デモ 反戦スト弾圧許さない! 6学生奪還!前進 速報版 2016年3月17日 14:54
3月13日、「京大反戦スト弾圧許さない!京大・山極―安倍打倒!6学生奪還!京都デモ」が180人の結集で大成功し、京都の街を席巻する大デモが闘われた。 集会は三条河原の河川敷で行われ、「京大同学会」「反戦スト弾圧ゆるさない!」「6人の学友を奪還しよう!」ののぼり旗が林立し、労働組合の赤旗もはためく。結集した学生、労働者の誰もが京大反戦スト弾圧への怒りを爆発させるなか集会が始まった。司会を京大同学会の大森靖之副委員長が務め、6学生の奪還を求める署名が1100筆をこえて集まっていることを報告。開始された反撃が前進している。 呼びかけ団体として赤嶺知晃・全学連副委員長が発言に立った。「6学生奪還の闘いの中で京大反戦ストへの支持、安倍への怒りは渦巻いている」「情勢が進めば進むほどストが決定的になる」と語り「6人の奪還」「全国学生ストライキへ」と決意を語った。 さらに、関西合同労働組合の山口幸一書記長が「労働者もさらなるストライキの発展で応える」と挨拶。動労西日本の東元さんも朝鮮侵略情勢下の3・16から連続でストライキに入る事を報告した。京大反戦スト弾圧への怒りが署名やストとなってばく進している。 集会の基調を京大同学会の纐纈貴文書記長が提起。「今回の反戦バリストに対する弾圧は京大学生運動だけではなく、全国の学生運動・労働運動・市民運動に対する弾圧。京都府警による暴挙を絶対に許さない」と警察権力を徹底弾劾した。そして京大反戦バリストを新自由主義のよる社会の破壊と戦争の危機に対して全世界で闘われているストライキと連帯した闘いであり、大学の日常から闘いを巻き起こす闘いであることを報告した。そして「軍事研究と資本の論理に貫かれた大学の『業務』を妨害するストライキは当たり前の行為」であり、徹底的に正義であることを語り、第2波ストへの挑戦を表明した。 さらに、不当逮捕されている京大生A君と作部羊平・同学会委員長のメッセージが読み上げられた。「京大当局も安倍政権もグラグラです」「ストライキが生きる道です」(作部羊平・京大同学会委員長)「安倍政権の戦争阻止へ、一人ひとりの立場と行動が大きな力を持ちます」(京大生A君)という獄中からのメッセージに会場からひときわ大きな拍手が向けられた。 そして京大生、熊野寮の学生が登場。京大反戦スト弾圧に怒り、この集会に駆けつけてきた姿は感動的だ。「6人の学生が不当に逮捕されたことを絶対に許すことはできません。これから一緒に議論していく仲間だった。これから一緒に社会を変えていく仲間だった」「追いつめられているのは僕たちじゃない。僕たちのストライキこそ、これからどんどん人々を獲得していく力がある」「公権力の言うことは正しいという風潮がある。こういう風潮をうち破らなければ駄目。デモに初めて参加する」と5人が次々に発言にたった。 全国の学生から武田雄飛丸・法大文化連盟委員長と森田寛隆・広大学生自治会委員長が連帯発言を行った。まとめの提起を坂野陽平・全学連書記長が提起、14日の1100筆に上る署名の京都地裁への提出行動と、同日の勾留理由開示公判への参加、そして17日の第2波デモへの参加を訴えた。 集会を終えていよいよ京都市内へのデモ行進へ。「京大反戦スト弾圧粉砕!6人奪還京都デモ」を大書きした横断幕を先頭に京都を席巻。歩道には労働者・市民が鈴なりになって大注目し、ビラがドンドン受け取られて瞬く間になくなった。「京大生ガンバレー」と声援も飛ぶ。「6学生返せ!」「反戦ストへの弾圧ゆるすな!」デモ隊は圧倒的な迫力と高揚で円山公園までのデモをやりきった。 次の行動方針は14日の勾留理由開示公判だ。6学生と合流し、勾留を続ける京都地裁に怒りを叩きつけ即時釈放を勝ち取ろう! 17日の第2波デモへ! 6人奪還から朝鮮侵略戦争阻止の京大第2波スト、全国学生反戦ストに進撃しよう!
京大反戦ストへの弾圧を弾劾する!
ただちに、6人の学生を釈放せよ!
救援連絡センター
2月29日と3月1日、警察権力は全学連(斉藤郁真委員長)の6名の仲間を「威力業務妨害」容疑で不当にも逮捕した。これは京都大学当局が、昨年10月27日に京都大学でおこなわれた戦争反対のストライキを「授業妨害」と言いなし告訴したからだ。このような暴挙は歴史上はじめてである。また、これをそそのかし、恣意的に学生運動指導部をねらい打ちしたのが国家権力であり、安倍政権である。救援連絡センターはこの暴挙、戦争のための治安弾圧を徹底的に弾劾する。ときあたかも朝鮮侵略戦争への動きが一触即発の危機にあり、安倍政権はこれに参戦しようとしていて、反戦ストへの許し難い弾圧をしかけたのである。ただちに、6人の学生を釈放せよ。
何よりも、昨年10月の京大反戦ストライキは、安倍政権の戦争法強行採決への労働者民衆の怒りの反撃の先頭に立つものであり、国会前100万ー全国1000万の戦争法反対の思いと連帯するストライキだった。この学生たちを「告訴」した京大当局は、では何をしているか。自衛隊や米軍からの研究費を受けて戦争政策の片棒をかついでいる。学内に潜り込んだ警官を擁護して学生運動を弾圧している。この京大山極総長体制と闘ったのが学生の反戦ストだった。
3月7日から行なわれている米韓合同軍事演習は実に韓国軍30万米軍1万7千を動員する史上最大の軍事演習である。戦略爆撃機や空母を結集し、作戦計画5015という核戦争計画の訓練をするだけでなく、ただちに実戦に転化できる体制だ。安倍政権もこの3月から実施される戦争法をもってこの戦争に参加しようとしている。まさに戦争突入情勢下での治安弾圧である。
また、5月におこなわれる伊勢志摩サミットは世界に戦火を広げている大国の首脳たちの会議であり、世界と日本の労働者民衆の怒りと弾劾の的となっている。この開催を前にして、学生や労働者の反対闘争、反戦闘争を壊滅しようというのが今回の治安弾圧なのだ。絶対に許すことはできない。
ただちに6人の学生を釈放せよ。
2016年3月16日