◆本部ニュース391号発行!
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救援本部ニュース391号 2012.11.26
ふくしま共同診療所が12/1オープン!“希望の診療所”
ついに12月1日、念願のふくしま共同診療所がオープンすることになりました!
〝子どもたちを放射能から守る、住民の心のよりどころになる診療所をめざして〟福島の多くの人たち、そして全国の人々の願い、1年を超える努力と奮闘の結晶です。
どなたかが、韓国の労働運動の中で始まった「希望バス」になぞらえて「希望の診療所」と表現されたとか。
でも診療所はまだ開設されたばかり。必要な人材も機材もまだまだ不足。すでに、NHKテレビの報道を見て、「いつから診療をしてもらえるのか」と遠方からわざわざ訪ねて来られた方もいらっしゃいます。これからが本番です。全国の力で、支えていきましょう。
以下、NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)のブログから、診療所の待合室に展示されている絵を描いたNAZEN事務局次長の富田翔子さんの文章を転載します。
* * *
希望の楽園。
ふくしま共同診療所の開設にかかわってる地元の郵政労働者の方が、私の贈った絵を見て泣いてくれたそうです。
最近彼は、労組廻りで福島の小学校、中学校を訪れて、飾ってある子供たちの絵が暗い色ばかり使っていたそうです。それで、私の絵の色とりどりに涙が出たと言ってくれました。
タイトルまでつけてくれました。「希望の楽園」。
はじめ聞いたときはクサいタイトルと思っちゃったけれど、園子温監督の映画「希望の国」の「希望」の意味を思い出しました。表面上は復興できても何処までも追ってくる放射能。こんな絶望の世界で唯一の希望は「人々の生き抜く力、その意志」なんだって。
そういう意味でこの診療所は福島の人々と共に生き抜こうという強い意志をもった「希望の診療所」なんだと昨日もレセプションで仰る方がいました。
診療所の内覧会に来ていた福島市内に暮らす妊婦さんが真剣な眼差しでスタッフの話を聞いていました。本当にすべての命が脅かされる中で新たな生命が生まれてくる、それを守り抜く。闘いとる。
それ以外に私たちが生きる道はなく、でもそれこそが希望だってゆう、命のダイナミズム。
みんなで作った診療所が、私自身にその力を思い出させ、闘う絵描きとしてのチカラを取り戻させてくれます。
ご支援いただいた全ての皆様ありがとうございます。これからです。
チカラがますます漲(みなぎ)ってきました!
NAZEN事務局 富田翔子
(2012・11・24)
子どもたちの命を守る! 人々の心のよりどころ ふくしま共同診療所にご協力を.
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福島診療所
建設パンフ SunRise第1号 SunRise第2号