Q&A 熱中症(その3)最終回
Q 熱中症にはどんな手当てが必要ですか?
A 熱中症を疑った時には、「死に直面した緊急事態」と考えて、重症の場合は救急隊を呼び、近くにいる人の手ですぐに体を冷やし始めることが必要です。
Q 体を冷やす方法は?
A 風通しのよい日陰や、クーラーが効いている室内などに移動させましょう。衣服を脱がせて、体から熱を逃がします。皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで扇いで体を冷やします。氷嚢などがあれば、それを首、脇の下、大腿の付け根、股関節部に当てて皮膚の直ぐ下を流れている血液を冷やすのも有効です。
深部体温で40℃を超えると全身痙攣(全身をひきつける)、血液凝固障害(血液が固まらない) などの症状(Ⅲ度)も現れます。体温の冷却はできるだけ早く行う必要があります。
Q それ以外にできることは?
A 冷たい水を与えます。冷たい飲み物は胃の表面で熱を奪います。大量の発汗があった場合には汗で失われた塩分も適切に補えるスポーツドリンクなどが最適です。食塩水(500ccに0.5~1gの食塩)も有効です。
Q 水分を与えるときの注意は?
A 意識がはっきりしているなら、水分の経口摂取は可能です。「呼び掛けや刺激に対する反応がおかしい」「応えない」など、意識障害がある時には誤って水分が気道に流れ込む可能性があります。また「吐き気を訴える」ないし「吐く」という症状は、すでに胃腸の動きが鈍っている証拠です。これらの場合には、経口で水分を入れるのは禁物です。自力で水分の摂取ができないときは、緊急で医療機関に搬送することが最優先の対処方法です。実際に、熱中症の半数近くがⅢ度ないしⅡ度で、医療機関での輸液(静脈注射による水分の投与)や厳重な管理(血圧や尿量のモニタリングなど)が必要となっています。おわり。
盆踊りがまっさかり。熱中症その1~3を読んで参加しましょう。
昨夜はスポーツ飲料をタップリ飲んで、できるだけ涼しい服装で、高砂盆踊りに参加しました。河内音頭は見るより踊るもの。写真撮るのを忘れたので新装をお見せできないのが残念です。楽しかったね!自治会の皆さんお世話様でした。
今晩も労働学校の後に参加する予定です。