末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

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救援本部ニュース492号

2013-09-14 06:37:07 | 星野文昭さんの獄死・国家犯罪を許さない


救援本部ニュース492号 2013.9.14

無実の罪で39年、星野文昭さんを返せ!
8/9徳島刑務所包囲のデモ
「すべての人間が人間らしく生きられなければ、自分も人間的に生きることはできない」、「絶望に見える攻撃の先に希望を見い出すことができる」

「無実の星野さんを返せ」の看板が掲げられた吉野川の支流・鮎喰川(あぐいがわ)の河川敷。川上を眺めると徳島刑務所の職員官舎が建っています。その先が無実の罪で39年間も獄に閉じ込められている星野文昭さんがいる徳島刑務所です。
 「星野さんは今、刑務所の中で耳を澄ましています! 星野さんを奪還する第2弾の包囲デモで徳島刑務所に迫っていきましょう」。9月8日昼、「階級的労働運動の力で星野さんを取り戻そう!9・8徳島刑務所デモ集会」が始まりました。全国労組交流センター、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議を始め、全国から430人が集まりました。
 最初に「愛する夫を返せ」と記されたたすきを身につけた星野暁子さんが「文昭は全身が耳になるぐらいみなさんの訪問を待ち望んでいます」と語り、文昭さんのメッセージを伝えました。
「僕に対する権力側の弾圧は、今につながる労働者人民の団結で世の中を変えていく闘いをなんとしてもつぶそうとするものだ。それが無実を百も承知の無期攻撃だった。それに対してありとあらゆる困難をのりこえてつくり出してきた中身が今、新自由主義に対して闘う労働者の希望になっている。人間が人間らしく生きられる世の中をめざす生き方と、暁子との愛、そして仲間との団結があれば、どんな攻撃も粉砕して世の中を変えられる。そうした境地を今手にしている。団結してがんばろう!」
 徳島刑務所が、昨年2月5日の徳島刑務所包囲デモの「首謀者」として金山克巳さん、仙田哲也さん、増上昭典さんの3人に対して面会・手紙・差し入れなど一切を「禁止」する処分を行ったことに対し文昭さんは、先日、監査官への苦情申立をした。「それは、みなさんへの心からのエールだと言っています。そして『集団面会なんだ。みんなに会うのを楽しみにしているよ』と伝えてほしいということでした。みなさんとの団結の力で解放をかちとろうとしているのです」
 さらに、刊行された『愛と革命』を紹介し、「文昭の獄中39年、ともに生きた29年。命をも奪う無期攻撃に対して文昭と私が愛と団結、対話を大切にしてよみがえり、すべての人間が人間らしく生きられなければ、自分も人間的に生きることはできないという思想を磨き、愛を貫いて希望にたどり着く様子が描かれています。私はこの本を新自由主義攻撃による困難と分断に怒るすべての労働者民衆に読んでほしいと思っています。絶望に見える攻撃の先に希望を見い出すことができるからです」
 連日34度の酷暑、暁子さんは過酷な獄中処遇について、「汗だくになっても、夜寝る前に水を使って体を拭くことすら認められず、徳島刑務所は『洗面器2杯分の水を全員に配布する予算はない』と言っています。千葉刑務所では62歳の女性が熱中症で亡くなったばかりです。人が死ぬような状況に対して徳島刑務所が何も対策を取らないことは許されることではありません。きょうの徳島刑務所包囲デモは、文昭と全受刑者の命を守り、星野闘争勝利のための切実な闘いです」「刑務所の門前で文昭の好きな『釜山港に帰れ』を歌います。文昭は『ベトナム戦争が激しかったころ、韓国からベトナムに行った兵士たちに帰ることを呼びかけた反戦歌。歌の苦手な僕が全部歌える数少ない歌なんだ』と言っていました。南北統一の願いも込めて、ぜひ文昭に声を限りに届けましょう」  
 全国労組交流センターの辻川慎一代表(動労水戸副委員長)が発言。「新自由主義に怒るアメリカ労働者の前にオバマ大統領はシリア戦争を決断できない。何が東京オリンピックだ。日本帝国主義に2020年があるのか、ないでしょ! フクシマの怒りが噴き上がっている。とことん闘いましょう」。階級的労働運動の力で星野さんを奪還しようと訴えました。
 星野再審弁護団の和久田弁護士は「証拠開示運動を進め、たくさんの証拠を開示させる中で星野さんの無実は明らかになっている。もう一つの壁は、星野さんを絶対に出さないという国家権力の強い意志だ。この壁を打ち破るのが今日のデモだ」と呼びかけました。
 全国24の星野救援会を代表し、沖縄万人(うまんちゅ)の力で星野さんを取り戻す会、福島・取り戻す会が決意を表明。全国再審連絡会議の戸村裕実共同代表が「徳島刑務所の非人道的な処遇に対し怒りの声を上げよう。1日も早く星野さんを取り戻すために団結してがんばりましょう」と提起。
 夏の太陽が降り注ぐ中、徳島刑務所に向かってデモに出発。
 住民の温かい声援の中、長蛇のデモが組合旗や全学連旗などをたなびかせて進みます。徳島駅前街宣で出会った青年も参加。刑務所前で全参加者が「釜山港に帰れ」を熱唱。デモ終了後、星野暁子さんが発言しました。「文昭との集団面会、ありがとうございました。文昭は聞いています。一人ひとりの顔と声に向き合って感謝した思いで過ごしています。私はみんなとともに刑務所の前に立って、文昭が歩いて出て来る風景を思い浮かべていました。私たちが迎えに行く。文昭は歩いて来ます。その日のために明日からの闘いも、この腐った社会を変える闘いとひとつに、文昭の思いを自らの思いとして闘っていきましょう!」



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