救援本部ニュース483号 2013.8.2
「人殺しのための絶対悪の核兵器と、人間のエネルギー造成のために使う技術は、きちっとした区分けが重要。一緒にしないでくださいということだ」(松井一実・広島市長 産経新聞インタビュー)
8・6平和記念式典での「平和宣言」にも「原爆と原発事故は別物」との認識を盛り込もうとしている!
フクシマとヒロシマの怒り踏みにじるな!全原発廃炉・核廃絶ヒロシマ世界大会へ!
「原爆と原発は別」―こんな暴言を仮にも広島市長が吐くことが許されるでしょうか!
松井一実広島市長は産経新聞のインタビューの中で、「(福島第1原発事故の被害者について)放射能被害に対しての心配は分かる」が、「人殺しのための絶対悪の核兵器と、人間のエネルギー造成のために使う技術は、きちっとした区分けが重要。一緒にしないでくださいということだ」とまで言ってのけました。
松井市長が過去2回の広島平和宣言で発した「市民の暮らしと安全を守るためのエネルギー政策を一刻も早く確立する」とは、原発再稼働を一刻も早く求めるということだったということです。
「放射能被害に対しての心配は分かる」などとしながら続く言葉で、核兵器は「人殺しのための絶対悪」だが原発は「人間のエネルギー造成のために使う技術」だから違うと、どうして言い切れるのか。これからも果てしなく続く原発被曝労働は許されるというのでしょうか。
今も収束のめどすら立たない福島第一原発事故で何が起きてきたのか。住む土地も家も暮らしも生業も奪われ、命と健康、未来すら奪われ続けている福島の人々の怒り、再稼働絶対反対・全原発廃炉の闘いを何だと思っているのでしょう。
原爆と原発は、けっして切り離すことはできない。原爆原料プルトニウム産出のための原発と核燃サイクル。ともに人類の滅亡に直結する悪魔の兵器であり技術です。人類とは相いれないことは、3・11をもって完全に明らかとなったのではないですか。
松井市長の発言は、広島・長崎の人々の怒りと闘いをも踏みにじるものです。8・5~6全原発廃炉・核廃絶ヒロシマ世界大会の成功を!
8月5日には、NAZENと8・6ヒロシマ大行動実行委員会の主催で、再稼働阻止! 全原発廃炉! ヒロシマ世界大会が、8月6日には、朝7時から原爆ドーム前でヒロシマ・アピール集会と首相の記念式典抗議・中国電力本社包囲デモ、午後からは8・6ヒロシマ大行動大集会が開催されます。全国からご参集ください。
再稼働阻止! 全原発廃炉!ヒロシマ世界大会
8月5日(月)午後3時 広島・アステールプラザ中ホール
アメリカ・ドイツから 他/被爆者・被爆二世、福島からの訴え、各地の反原発運動/被曝労働阻止をたたかう労働組合8・6ヒロシマ大行動実行委員会/NAZEN ヒロシマ・アピール集会
8月6日(火)午前7時 原爆ドーム前8・6ヒロシマ大行動大集会 12時半 総合体育館小アリーナ
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