末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

5・14―16沖縄闘争 朝鮮侵略戦争をゼネストで阻もう 民主労総と共に闘った3日間

2016-05-19 21:53:46 | 沖縄闘争







■5・14―16沖縄闘争 朝鮮侵略戦争をゼネストで阻もう 民主労総と共に闘った3日間
前進 速報版 2016年5月19日 16:42
 2016年5・14〜16沖縄闘争は、民主労総ソウル地域本部からチャンソクジュ首席副本部長とパクチャンスン政治委員長の2人を迎え、歴史的な国際連帯闘争として大成功した。14日の国際通りデモに始まる3日間の闘争を通じて、沖縄全島ゼネストへの突破口が切り開かれた。
青年先頭に国際通りデモ
 14日夕刻、沖縄と全国から集まった労働者・学生250人が、5・15沖縄闘争の第一弾となる国際通りデモを敢行した。

 デモ出発前、沖縄県庁前広場に集まったデモ参加者に向けて、日本IBM・ビジネスサービス(IJBS)労組の仲宗根光洋書記長がマイクを握り、「労働組合の闘いこそが沖縄の基地を撤去する力だ。闘う労働組合を復権し、沖縄全島ゼネストをかちとり、日韓労働者の国際連帯で朝鮮侵略戦争を止めよう! それを呼びかける沖縄闘争にしていきましょう」とアピールした。また沖縄大学学生自治会の赤嶺知晃委員長は、警視庁公安部によるA君の不当逮捕と沖大生宅への不当捜索を徹底的に弾劾し、「弾圧は僕らの闘いに対する安倍政権の恐怖の表れです。今日のデモに始まる沖縄闘争を意気高く闘って、不当逮捕されたA君を必ず奪還しましょう」と訴えた。
 「基地撤去!」「安保粉砕!」「非正規職撤廃!」「国際連帯で戦争止めよう!」――青年労働者と学生を先頭とするデモ隊は、沿道の市民や観光客からの熱い注目を集めながら、ハーバービュー通りと国際通りを抜けて久米公園まで元気に行進した。デモ終了後、参加者はすぐ隣りの沖縄県青年会館での「『復帰』44年5・14沖縄集会」に合流した。
弾圧粉砕し民主労総合流
 5・14沖縄集会は、沖縄闘争の歴史と民主労総のゼネスト闘争のドキュメントビデオ上映で始まった。続いて司会の青年労働者から、民主労総ソウル地域本部の2人が入管当局によって入国を阻まれ、那覇空港で足止めされていることが報告された。主催者あいさつに立った宮城盛光さん(北中城村議)は、会場の怒りの声を代弁して入管当局の暴挙を弾劾した。
 IJBS労組の富田晋委員長が集会の基調提起を行った。富田委員長は冒頭、「民主労総が来るということは、沖縄闘争がこれまでを画する歴史的な段階に入ることを意味する。労働者が獲得すべきは全世界だ。これが『復帰』44年の沖縄闘争だ」と高らかに宣言。
 続いて安倍政権による派遣法改悪と日米間で15年12月に締結された新特別協定により、基地労働者の総非正規職化攻撃が始まったことを明らかにし、「ここをめぐる闘いが最大の決戦だ。基地労働者が動くとき日米安保は粉砕される」「IJBS労組の闘いを通じて、私たちは小規模な職場でも数十人の『ゼネスト指導部』をつくり出せることを証明した。地域と職場を両輪に労働を奪還する意義をつかんだ。それは資本家に奪われたすべての労働を奪還する闘いだ。この中に獄中41年の星野文昭さんの闘いが輝き、全人民の力で星野さんを奪還する中身がある」と提起した。さらに「ゼネストを実現する力は、職場と社会の怒りに依拠し、それを体現する拠点労組と闘う指導部の確立、そしてその団結の拡大にこそある」と強調した。
 最後に富田委員長は、動労総連合の建設・拡大と6・5国鉄全国集会への結集、7月参院選勝利、11月労働者集会への決起を呼びかけ、勝利の展望に満ちた圧巻の基調提起を締めくくった。
 連帯あいさつを百万人署名運動の川添順一事務局長、星野文昭さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の星野暁子さん、福島診療所建設委員会の渡辺馨さん、ふくしま共同診療所の馬場令子さんが行い、また熊本大震災・被災地支援を呼びかける特別報告を福岡県労組交流センターの山本進さんが行った。
 集会後半に入り、民主労総の入国が実現されたことが司会から報告された。会場が勝利感に沸く中、動労千葉の繁沢敬一副委員長が6・5国鉄集会への結集の呼びかけを行った。
 決意表明として婦人民主クラブ全国協沖縄支部の和田邦子さん、沖大自治会の赤嶺委員長、全学連の坂野陽平書記長、元基地労働者の水島満久さん、IJBS労組の仲宗根書記長、国鉄闘争全国運動・沖縄呼びかけ人の金城幸男さんが次々とマイクを握った。
 午後8時半、ついに民主労総ソウル本部のチャンソクジュ首席副本部長とパクチャンスン政治委員長が会場に姿を見せた。割れるような拍手と歓声の中を2人が笑顔で登壇。パク政治委員長がマイクをとり「戦争反対! 軍事基地撤去! 闘う沖縄の同志たちにあいさつを申し上げます。トゥジェン(闘争)!」と朗らかにあいさつした後、朝鮮半島で核戦争の危機が切迫していることを訴え、広島を訪問する米オバマが「核兵器の近代化」のために1兆㌦を投入していることを批判した。そして「民主労総ソウル本部は、侵略戦争はもちろん、すべての戦争に反対し、核兵器のない世の中を熱望し、そのために一生懸命闘争します」と熱烈に語った。会場全体がもう一度、大きな拍手で応えた。
県民大会に大量の『前進』
 15日、「復帰44年5・15平和とくらしを守る県民大会」の会場となった那覇・新都心公園では、全国労組交流センター、全学連、星野文昭さんをとり戻そう!再審連絡会議、福島診療所建設委員会、全国農民会議などが大会参加者への情宣活動を行った。平和行進を終えて続々と会場に結集してくる労働者に『前進』が約1500部、6・5集会のタブロイドが約1300部も配布され、国鉄解雇撤回を求める新署名は178筆集まった。会場では『前進』を広げて読む人や、駆け寄ってビラを求めてくる人が続々と現れ、新たな交流がどんどん生まれた。
 県民大会終了後は、沖縄労組交流センターの呼びかけで新都心公園から那覇市内を行進するデモに出発した。動労千葉の繁沢副委員長やIJBS労組の仲宗根書記長と並んで、民主労総の2人が先頭で横断幕を持って行進した。「ゼネストやって基地をなくそう!」「国際連帯で戦争とめよう!」のコールが、多くの県民大会参加者や沿道の人びとの耳目を引きつけた。
 デモ終了後、解散地点の牧志公園でIJBS労組・富田委員長の音頭で団結ガンバローを三唱。翌16日のIJBS門前闘争や沖大集会・デモに向けてさらに力いっぱい闘う決意を打ち固めた。

5・14―16沖縄 暁子さん講演会に120人 感動の大成功、地元紙も報道

2016-05-19 20:04:39 | 沖縄闘争



■5・14―16沖縄 暁子さん講演会に120人 感動の大成功、地元紙も報道
前進 速報版 2016年5月19日 15:15
 5月15日、那覇市の沖縄船員会館ホールにおいて、沖縄万人(うまんちゅ)の力で星野さんを取り戻す会が主催する「星野暁子さん講演会」が開かれ、歴史的な成功をかちとった。沖縄で初めて開かれる本格的な星野暁子さん講演会の参加者は120人に達した。
 最初に、ビデオ「獄中41年―無実の政治囚星野文昭さんを取り戻そう」が上映された。司会は会事務局の宮城盛光さんがつとめ、和田邦子さんが講演会の意義を訴えた後、星野暁子さんがステージに立った。

 暁子さんの講演は、「なぜ文昭が命をかけて沖縄返還協定批准阻止のために決起したのか」という話から始まった。これは今日の沖縄闘争に直結する内容だ。そして、徳島刑務所の不当な攻撃を打ち破り、文昭さんが無期懲役41年間をどのように闘っているかが生き生きと伝えられた。
 暁子さんは「あなたの心の沖縄」という詩を朗読した後、二人の出会いから獄中結婚、そして今日までの闘いを話した。「なぜ、手を握ることもできない人と結婚したのか」を語る暁子さんに、参加者は涙を流しながら聞き入り、何回も拍手が起きた。最後に暁子さんは、「基地の島=非正規の島・沖縄を根底から変革する闘いと一体で文昭を取り戻したい」と訴え、講演を終えた。
 質疑応答、カンパアピール、会場からの発言と続き、共同代表・平良修さんのまとめで講演会は終わった。全員でシュプレヒコールを行ったあと、星野解放歌「ソリダリティ」を合唱し、「なんとしても星野さんを取り戻そう」と固く決意した。
星野闘争の歴史的な飛躍
 星野闘争の歴史的な飛躍を実現するものとして、講演会は大成功した。地元紙は、その感動を暁子さんの写真とともに「不屈に闘い抜く」という大見出しの記事にして伝えた(琉球新報5月17日付)。
 5月3日から8日まで沖縄で開かれた絵画展と今回の講演会を通じて、新たに星野奪還闘争に決起する人が続々と生み出されている。この力で7月参議院選挙に総決起し、星野再審弁護団長である鈴木たつお弁護士を国会に送ろう。そして6・19星野全国集会、4回目となる9・4徳島刑務所デモに突き進もう。