■11・5 ドイツ機関士労組の仲間たち郡工に登場
前進 速報版 2015年11月10日 12:32
11月5日、動労福島とドイツ機関士労組の仲間たちが郡山総合車両センター(以下、郡工)で「賭博」キャンペーン(※注)を吹き飛ばすビラまきを敢行しました。工場にある4つの門、すべてでビラ配布体制をつくり、クルトさんらは「怒 外注化阻止」「NO Fight NO Safety」の横断幕を持って青年労働者が最も通る北門に登場。動労福島の組合員は「ドイツの鉄道労働者が来ています」「『賭博』についての動労福島の見解」と懸命に発しながら配布。転轍(てんてつ・信号に合わせてレールの切り替えを行う仕事)の仕事をしているビッキーさんも自ら、郡工労働者にビラを手渡し。ドイツ労働者の登場に、いつもは受け取りを遠慮している労働者が受け取ったり、照れながら通り過ぎたり、積極的に受け取ったりと「賭博」問題で閉塞感を強制されている職場の雰囲気を打ち破る行動になった。この日ばかりは職制もただ黙って見ているだけだった。
さらにクルトさんの提案で機関士労組のスローガンである「(資本は)我々の職場に手を出すな!」を全員でイタリア語で唱和♪最後に「何かあったらいつでも呼んでくれ。すぐに駆けつける。それが俺たちの組合のやり方だ。郡工までの道順も覚えたよ」とクルトさん。職場では橋本委員長に「動労福島ってどんな組合?全国組織なの?」と聞いてきた同僚がいたということ。機関士労組の仲間の登場は郡工労働者と動労福島を激励する最大の行動となった。
「賭博」キャンぺーンによる団結破壊と外注化推進の攻撃と真っ向から立ち向かい、組織拡大で反撃していこう!
(郡山市・倉岡雅美)
※注:職場内でやられていた賭け事を「賭博」と称し、全国紙と全国放送で大々的に報道。分割・民営化時と同じような労働者に対するネガキャンペーン攻撃がややられている。