末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

講演「戦争と大学自治」@京都大学 2014.11.12 鈴木達夫弁護士

2014-11-15 16:13:50 | 生きさせろゼネストへ

生きる権利を!鈴木たつおとともに歩む会

 京都大学での講演「戦争と大学自治」を公開。30分。ポポロ事件から60年余、今日の­公安警察の学内への侵入と摘発は何を意味するか。法政大学弾圧裁判弁護団・鈴木達夫弁­護士が鋭く時代を斬る。

 今年2月に無罪を戦取した法大「暴処法」弾圧裁判や武田君の「暴行」でっちあげ弾圧裁­判をはじめとした法大弁護団の弁護団長をつとめ、さらには国鉄千葉動力車労働組合(動­労千葉)顧問弁護団や非正規雇用の解雇撤回を勝ち取った東京西部ユニオン鈴木コンクリ­ート工業分会・地位確認訴訟の弁護団、星野文昭さん再審弁護団などをつとめる。また「­憲法と人権の日弁連をめざす会」事務局、「すべての原発いますぐなくそう!全国会議(­な全)」呼びかけ人、「国鉄分割・民営化に反対し、1047名の解雇撤回闘争を支援す­る全国運動(国鉄闘争全国運動)」呼びかけ人などもつとめる。闘う弁護士。元NHK労­働者。



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京大抗議集会に300人の怒り

2014-11-15 07:11:55 | 生きさせろゼネストへ




■京大抗議集会に300人の怒り
前進 速報版 2014年11月14日 18:35

 京都大学から、学生運動の歴史的大爆発へ巨大な突破口が切り開かれた! 闘う学生が情勢の主導権を握り、打倒寸前の安倍政権に対し怒りの火柱を上げた。「全国大学に戦争反対の学生自治会建設を!」の闘いは、ついに時代の最前線に公然と姿を見せた。
 焦りに駆られた安倍政権と警視庁公安部は11月13日に京大熊野寮を襲撃し不当家宅捜索を行った。だがそれに京大生は猛然と怒り、抗議をたたきつけた。11・2に不当逮捕された3学生に対し、東京地方裁判所は13日付で勾留延長を決定した。絶対に許さない。

 11月12日正午から「京都府警は謝罪しろ! 3学生を今すぐ釈放しろ! 全学緊急抗議行動」が京大時計台クスノキ前で300人が結集し打ち抜かれた。この行動は「戦争と民営化の安倍政権を倒せ」を掲げ闘われた11・2集会のデモでの学生3人への警視庁公安部のデッチあげ逮捕と、それに続く4日の「京大公安摘発事件」(公安刑事が京大構内に潜入し、全学自治会同学会中央執行委員会の宣伝活動を監視していた。公安刑事は学生に取り押さえられ、大衆的な弾劾をたたきつけられ、追放された)を徹底弾劾するものだ。このような大学自治破壊、全学生への思想弾圧を許さないという怒りで団結し、闘いの全学的陣形をつくるために同学会中執を中心とする実行委員会が呼びかけた。
 同学会副委員長の纐纈(こうけつ)貴文君が元気良く集会開始を宣言した。同学会副委員長の作部羊平君が基調報告に立ち、「一連の事件は、戦争を推し進める安倍政権下で起きた大学自治の侵害であり、学生弾圧事件だ」「同学会中執は大学の自治の解体、学生自治活動への弾圧を許さない」と提起した。
続いて、農学部生が農学部自治会常任委員会で採択した、京都府警弾劾の声明文を読み上げた。さらに、熊野寮生が寮自治会常任委員会で採択した声明を読み上げ「〝公安警察のスパイ活動は看過できない〟との声が多くの寮生から上がっている」と報告した。
 全学連の斎藤郁真委員長がマイクを握り、日比谷公園で男性が安倍政権に抗議し焼身した事件にも触れ「大学、社会のあり方がこれでいいのか、同学会中執とともに議論してほしい」と訴えた。
■公安警察を次つぎと弾劾
 いよいよリレートークだ。集会の盛り上がりは最高潮となった。「警察が突然、デモ参加者にタックルしてきて『公妨』など絶対許せない!」「原発再稼働、増税など安倍政権の政策は1%の資本家が利益を得るだけだ。戦争だって同じだ!」など京大生が次々と怒りをほとばしらせた。
 高槻市から駆けつけた全国水平同盟高槻支部、植木団地労働組合の委員長と組合員から激励の差し入れとメッセージ、カンパが届けられた。
 最後に、大森靖之同学会委員長が行動方針を提起した。大森君は「委員長になって以降、今、学生自治会への確信を一番深めている」と明るく提起した。
 昼の大高揚を引き継ぎ、午後6時半から文学部新館第3講義室で討論集会が行われた。集会には150人の学生・労働者が結集した。
 連帯あいさつを全国金属機械労働組合港合同の木下浩平執行委員と全学連の斎藤委員長が行った。木下さんは、11・2集会があらゆる怒りを結びつけ、労働運動をよみがえらせる展望を示したことが安倍政権を根本からひっくり返す力となっていると提起した。斎藤委員長は、8年半でのべ126人の逮捕、13人の処分を出しながら闘われてきた法大闘争と、同学会再建以降の京大の闘いの最高到達地平が今回の大勝利だと提起した。
 昼にも増して熱のこもった基調の提起を同学会副委員長の作部羊平君が行い、全参加者が拍手で応えた。
■大学を戦争反対の砦に!
 法大暴処法弾圧裁判弁護団長の鈴木達夫弁護士が「大学自治と戦争」と題して記念講演を行った。鈴木弁護士は、冒頭、「安倍をついに倒す時だ!」と闘争宣言を発した。鈴木弁護士は「国家権力が全体重をかけてきた、青年・学生から政治を奪う攻撃を打ち破る巨大な一歩が始まった」と一連の闘いの意義をつきだした。さらに戦前の京都学連事件や滝川事件、52年の東大ポポロ事件など歴史を振り返り、「このポポロ事件での大学自治の考え方も今は違う」として、それを超える大学自治論を豊かに提起した。
 「戦争の時代だからこそ大学をめぐる取り合いが激しくなっている」「一握りの資本のための大学から、労働者人民のための大学に!」「大学を戦争反対の砦に! そのための大学自治をうち立てよう」
 熱のこもった講演を受け、全参加者は法大闘争8年半を軸とした全学連の闘いが戦前・戦後の学生運動をのりこえる地平を形づくりつつあること、現在の京大攻防が歴史的意義を持っていること、戦争反対の学生自治会を全国大学に建設する闘いの正義性と展望を深く確信した。
 法政大学文化連盟の武田雄飛丸委員長、広島大学学生自治会、東北大学学生自治会の澤田光司副委員長、沖縄大学学生自治会の赤嶺知晃委員長が闘いの報告と決意表明を行い、広大と東北大から激布が手渡された。
 最後に、集会宣言を拍手で採択した。宣言の内容は、①京都府警は謝罪せよ、②3学生を釈放せよ、③京大当局は山極寿一総長の責任で声明を出せの3点を要求していくというものだ。大森君が団結ガンバロー三唱で集会をしめくくった。


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民主労総2014労働者大会 3万人が〝パククネ退陣〟叫ぶ

2014-11-15 07:03:59 | 世界の闘い








■民主労総2014労働者大会 3万人が〝パククネ退陣〟叫ぶ
前進 速報版 2014年11月14日 18:26

◆非正規組合員20万人が希望
 「パククネ退陣!」の労働者の叫びがソウル都心を揺るがした。「私が民主労総だ。生きている者よ、立ち上がれ」の大横断幕を先頭に金属労組の大部隊が延々と続く。宣伝カーが呼びかける。「パククネ政権は鉄道や医療の民営化を推進し、国民の安全と健康を破壊して財閥の金もうけの手段にしようとしています。鉄道、医療、水、電気、ガスなどの社会公共性を守ろうと、労働者は決意しました。ともに闘いましょう!」

 11月9日午後、清渓川沿いの永豊(ヨンプン)文庫前から大学路(テハンノ)へ、3万人を超える大デモは大河の流れのようだ。動労千葉訪韓団のデモの先頭には動労千葉、動労水戸、動労西日本の動輪旗・のぼりを掲げた青年労働者が立った。「われわれは真の普通選挙を要求する」の横断幕を持った香港職工会連盟も参加している。デモ終着の大学路では民主労総執行部選挙に立候補した4組の候補者たちが出迎えてアピールした。
 午後4時過ぎ、全国労働者大会が始まった。昨年、サムソン電子サービス支会のチェジョンボム烈士の遺影があった場所に、今年は雇用不安と低賃金、入居者からの人権侵害に苦しんで焼身し、7日に亡くなった新現代アパート警備労働者イマンス烈士の遺影が並んでいる。
 300人を超える犠牲を出したセウォル号惨事の遺族も「絵に描いた虎でしかない特別法だが、これからが始まりだ。安全で平等な社会のために団結して闘おう」と怒りのこぶしを突き上げた。
 民主労総のシンスンチョル委員長は、「民主労総80万組合員のうち20万人が非正規職だ。非正規職は集まることも、闘うことも困難だが、この20万組合員がこの地の1800万労働者の新たな希望となり、世界を変えることができると確信している」と訴えた。
 さらに「民主労総は直接選挙というもう一つの課題を抱えている」と述べ、「私たちの力で民主労総を守り、組合員の力で新たに跳躍する20年、連帯の民主労総、団結の民主労総、闘争の民主労総をつくろう!」と声を限りに叫んだ。
◆鉄道労組訪問交流を深める
 10日午前、動労千葉と動労水戸、動労西日本の動労総連合の労働者たちは、龍山(ヨンサン)駅近くにある全国鉄道労組ソウル地方本部を訪問した。
 10月、新たに本部長に選出されたパクジョンソン本部長が「日本の新しい労働運動の再生を目指して闘っている動労千葉との今回の交流で、新自由主義と闘っていく労働運動の連帯をつくっていけたらと思います」と歓迎の言葉を述べた。
 田中委員長は、昨年12月の23日間の鉄道労組ストライキを衝撃と感動をもって受け止めたことを伝え、「28年前の国鉄分割・民営化が日本の労働運動が大きく後退するきっかけになった。私たちはもう一度、労働組合が力を取り戻したいと闘ってきたが、今回の鉄道労組との交流は何万馬力もの力だ」と感謝の言葉で応えた。
 11月に来日したオムギリョン前本部長も「パククネ政権は任期中に鉄道民営化を成し遂げようとしている。その強烈な攻撃と闘う団結を固め、組織的準備をしている最中です。新自由主義に立ち向かって闘う立場を堅持し、階級的労働運動の再生を目指して闘っている動労千葉と交流していきたい」と語った。
◆職場で資本と闘い戦争阻む
 鉄道労組や希望連帯C&M非正規支部、ソギョン支部建国大分会、自治体労働者、医療労働者などとの交流を深め、訪韓団のだれもが敵の攻撃はどこでもまったく同じだと確信した。グローバル展開する新自由主義を打ち破るために労働者の国際連帯は不可欠だ。しかし、自らの職場で資本と非妥協で闘い、団結を拡大しなければ、世界の労働者の共感と信頼を得ることもできない。
 11日に民主労総ソウル本部で開催された韓日労働者理念交流で田中委員長は、新自由主義と闘う階級的労働運動について次のように提起した。
 「新自由主義が医療も教育も社会保障も社会そのものを崩壊させてしまうほど暴れ回り、膨大な非正規労働者であふれている。この状況でどういう労働運動が通用するのか。これをつかんだ時、すべてが動き出す。民主労総の闘いはそのための苦闘、実践の最先端だ」
 「職場で資本と闘う団結と、資本が生み出す戦争に本気になって反対する団結、これが一つになっていなければならない。それを自らの闘い、実践として示すことが階級的労働運動だ」
 階級的労働運動の再生をかけ、労働者の国際連帯を前進させよう。
(室田順子)

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