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ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

戦国時代の不思議

2016-03-18 08:55:29 | 日記・エッセイ・コラム
不思議なことがある。
戦国時代のことです。
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世界的には大航海時代に入っており、
ヨーロッパ諸国がアジアに押し寄せていた。
彼らはアジアを席巻することになる。
もちろんアジアだけではなく他の地域もだが。
日本にも当然のごとく来た。
端緒は種子島への鉄砲伝来だと言われる。
日本を目指したのではなく、
嵐にあい漂着したとのことだが。
本当のところはよく分からない。
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彼らの目的は何なのだろう。
なぜ危険を冒して航海するのだろう。
明らかに分かることの一つは金銭である。
金銭的利益である。
それは間違いないだろう。
そのためには、仕切らなければならない。
自分の都合のいいように。
だから支配しようとする、進出した先の地域・国を。
そして蹂躙する。
所謂植民地支配である。
では本当の目的は?
金銭か、支配か。
まあ同じである。
・・・・・
その先兵となったのがキリスト教である。
具体的に言えばイエズス会である。
彼らは自分達はすぐれた教えを持っており、
それを現地の人々に伝えるのだと。
それが使命だと。
たぶん本気で思っていた。
でもそれは方便でもあった。
目的を達成する為の。
でなければ、あのような苛烈な支配にはならない。
日本にも先ずキリスト教が入ってきた。
珍しい文物とともに。
方便であることはともかく、
時に日本人は感応した。
そして多くの信者が出ることになる。
大名までもである。
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不思議なのはここである。
感応したこともであるが、
感応しておきながら、
片方で徹底的に弾圧したことである。
そして遂に鎖国までしたのだ。
ここに日本の根がある。