ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

絶対主義の罠

2017-09-26 07:27:24 | 日記・エッセイ・コラム
ここで謂う絶対主義は私の造語である。
勿論一般的な意味に反することはない。
絶対主義に対するのは相対主義である。
絶対を語れば相対を語ることにもなる。
と先ず手前勝手な講釈をする。
・・・・・
絶対主義は個人主義に行き付く。
絶対個人主義である。
私が在って世界が在る、だ。
私が在って、こそなのだ。
私が無ければ世界は無い、のである。
事実はそんなことはない。
私が無くとも世界は在る。
それが現実だ。
だから絶対主義は嘘に行き付く。
だから個人主義は滅に行き付く。
・・・・・
地球に初めて誕生した生命は単細胞だと謂う。
その細胞が進化の過程で他の細胞と合体・協調し、
各種の植物や動物が出来たと謂う。
人の身体は60兆個もの細胞で出来ている。
一つの細胞を一個人だとすれば、60兆もの人の集まりなのだ。
個々人が自己主張すれば身体を維持することなどできない。
今次の表現を使えば統合失調症ということになる。
考えれば分かるだろう。
脳の細胞も手足の細胞も一つひとつは同じ細胞である。
その細胞がどこに在るか、
どういう組成に組み込まれているか、
の違いだけである。
置かれた場所で与えられた機能を発揮するだけだ。
どの場所に置かれるかは人知の外であり、
どこに在ってももとよりその価値に上下はない。
脳は脳以外のすべての為にあり、手足は手足以外のすべての為にある。
けだしそれらを統括するのが脳である。
だから脳は厳重に守られている。
これは役割分担の違いゆえだ。
しかして身体を守るがゆえに時に手足は毀損する。
これは脳が手足を切り捨てる訳ではない。
その時、脳は激しく痛みかつ懊悩する。
もとより一心同体なのだから。
・・・・・
だから絶対主義はそも嘘なのである。
だから個人主義は破滅を導く。
さりながら、これが今次の世界である。
群れて生きることを選んだ時から、
人間は協調を良しとしてきた筈だ。
なのに絶対の罠に落ちてしまった。
そして奴隷制を産んだ。
自分(個人)がすべてだという思いが奴隷を作ったのだ。
そこは暴力の支配する世界となる。
その奴隷制を排除するため人々が立ち上がる。
その時の旗印が権利という言葉に集約される。
実に最もな旗印ではある。
しかして奴隷制は排除されるが、その旗印は降ろせなくなる。
権利とはつまりは個人の権利であるが、それが問題なのだ。
どうも行き過ぎてしまうようだ。
つまり、
何もかも同じでなければならない、
などと。
そして役割分担を否定してしまう。
これでは世界(身体)は維持できない。
破滅あるのみだ。
・・・・・
相対主義はまあその逆である。
相互主義とも言える。
私が在って彼方が在る。
彼方が在って私が在る。
そんな世界である。
当然奴隷制などはない。
これが日本である。
大正時代に来日したアインシュタインが言った言葉、
世界に日本という国を残しておいてくれたことを神に感謝する、
とはこの謂いだろう。
相対性理論の生みの親ならではである。
その言葉を、
もう一度かみしめよう、
…。

なるほどの同意見

2017-09-19 14:47:49 | 日記・エッセイ・コラム
暇にまかせてネットの記事を眺めていた。
読む気がないので表題だけを追っていた。
そしたら気になる字句が目に入った。
人間がAIに負けないために必要なのは国語力だった、
というものである。
これは私の持論と同じだ。
そう感じた。
そう感じたのだが、内容は読んでいない。
いつものことだが、どうも悪い癖である。
・・・・・
以前から言っている。
コンピュータは何で出来ているかと問われれば、
それは言葉で出来ている、と。
コンピュータは何と言っても物である。
集積回路というチップの固まりである。
そこにはソフトと呼ばれるプログラムが仕込まれる。
それは電気信号で成っている。
電気は動力であると同時にソフトでもある。
だからコンピュータは物であると同時に気でもある。
しかしである。
動いたところで、動くだけなら意味がない。
動くことに意味がなければならない。
意味とは言葉である。
意味ある言葉として取り出してこそだ。
と謂うことはだ。
コンピュータとは、
言葉をソフトやデータとして入力し、
その結果を言葉として取り出す、
という道具である。
チップや電気はもとより必要なのだが、
それは本質ではなく要件でしかない。
その核心は言葉である。
だから言葉で出来ていると謂う。
・・・・・
AIとは、
人間が創ったソフトでデータが動くだけでなく、
自身で新たにソフトやデータを創りだす、
というものらしい。
それが進化すれば人類を支配するとか、人類を滅ぼすとか言われている。
心配は分かるが、私はそうは思わない。
問題は言葉である。
進化して新たに言葉を創り出し、それが新たな言語になったとする。
それを誰も解せないなら、それは最早言語とは言えない。
過去に消え去った多くの言語と同じだ。
たとえ形跡があっても解読できなければ意味がないのだ。
馬の耳に念仏である。
AIが本当に賢ければそんなものは創らない。
だから結局言葉なのだ。
国語力こそすべてなのである。
・・・・・
スーパーコンピュータは凄いが、
もっと凄いものが作られようとしている。
量子コンピュータである。
スパコンの一万倍とか一億倍の速さらしい。
想像を絶するものだ。
確かに世界が変わるだろう。
考えれば、
人類が作ったもので人類が滅ぼされる、
ということは大いに有り得る。
よく言われるのは原爆である。
AIもその候補の一つだろう。
だとしても、それらは所詮人間が作ったものである。
因は人間にあり、
結局人間を滅ぼすのは人間ということだ。
昨今の状況を見ていると、
さもありなんや、と思う。











風化はするもの

2017-09-12 07:19:00 | 日記・エッセイ・コラム
大きな災害や事故があれば、
よく言われることがある。
風化させてはならない、と。
その思いは分かるが、風化はするものである。
それが自然なのだ。
それが天地の理である。
・・・・・
NHKのニュースでよくあるが、
風化させてはならない、などと切々と訴える場面が。
民放でも勿論あるのだが、
NHKは実質上の国営放送だからか、
目線が高くしかも説教臭い。
実に嫌味なのだ。
ひがみと偏見でそう見えるのだろうか。
それはさておき、
風化はするものである。
だから良いのである。
だから前向きになれるのだ。
過去は変えられない。
過去の上に今があり、今の様が未来を創る。
空間には前後左右上下があるが、時間は一方通行なのだ。
未来に向かうしかない。
時間には未来志向しかないのだ。
日本人はそのことを心得ている。
だから災害などの場に強くなる。
風化は必要なものでもあるのだ。
でも記憶も必要だ、過去の教訓として。
その残し方は様々である。
民話、説話、神話などの語りや石碑などのモニュメント等々。
何をどう残すかは考えどころだ。
お涙頂戴は程々に。
・・・・・
日曜日のNHKニュースには違和感を持った。
それは関東大震災での朝鮮人犠牲者追悼のニュースである。
これは所謂南京大虐殺や従軍慰安婦などの大嘘とは違う。
あくまで日本の内でのことである。
まんざら嘘とも思えない。
しかし疑問がある。
大震災があったのは事実である。
時に多くの日本人が亡くなった。
朝鮮系の人もいただろう。
その中に多くの虐殺された人がいたという。
妙な流言飛語が飛び交っていたともいう。
だとしても、殺されたのは朝鮮系の人だけなのか。
逆はないのか。
昨今の大災害で分かるように、
かかる事態での日本人の振る舞いは非常に協調的かつ協力的である。
日本人の資質が特に変わったとは思えない。
理由もなく殺すとは考えにくい。
仮にあったとすれば、それは殺人事件である。
捜査して逮捕すればいいことだ。
関東大震災のことはよく知らないので断定はできないが、
はなはだ疑問なのである。
しかもそのニュースは、
朝鮮人犠牲者のみの慰霊のようであり、
それを強調してもいた。
NHKはその手の話が好きなようだ。
・・・・・
さすがにNHKである。
たっぷり厭な思いをさせられた。
そのお返しでもないが、受信料はしっかり払っている。
うん!
それに文句を言ったこともない。
これからも宜しく。

騒がしいこと

2017-09-06 11:03:18 | 日記・エッセイ・コラム
まことに騒がしいことである。
北朝鮮のことだが…。
いつ戦争が起きてもおかしくない状況である。
確かに事態はそのようだ。
だが私は天邪鬼である。
起こりそうな時はむしろ起こらない、
起こる時は寝耳に水のごとく、
と思っている。
心配は心配だが。
・・・・・
アメリカは石油を止めろ、と言ってるらしい。
それはそうだろう。
石油が無ければ原爆もミサイルも無用の長物だ。
そうなれば話合いせざるを得ない。
でも話合いとは名ばかりだ。
それは全面降伏でしかない。
はてどこかで聞いた話だ。
彼の太平洋戦争の発端と同じだ。
日本はすべての石油を止められたのだ。
ABCD包囲網で。
ゆえに服従か戦争かに追い込まれた。
したくてした戦争ではない。
戦後マッカーサーは上院の軍事外交合同委員会で証言している。
日本は独立自尊の為に戦ったのだと。
侵略戦争をしたとは言ってないのだ。
話は逸れたが、北朝鮮である。
どうするのか。
今の状況はチキンレースでしかない。
終りは…。
・・・・・
シナが石油を供給してるらしい。
もしかしたらロシアも…。
シナもロシアも止めたら、これはヤバイ。
日本と同じ状況になる。
シナが供給してると言っても、もちろん善意などではない。
あくまで国益、自分の為なのである。
彼の地がアメリカの勢力圏に入るのを嫌う。
その点はロシアも同じだ。
だから供給を止めるのが難しい。
アメリカもアメリカだ。
北朝鮮の原爆が脅威だと言うが、本音はそれほどでもないだろう。
何しろ距離が離れている。
ミサイル防衛システムもある。
戦争にリスクはあるが、アメリカへのリスクは実は少ない。
最大のリスクは半島(韓国)にある。
次に日本である。
だがともにアメリカの同盟国である。
その被害は無視できない。
もし北朝鮮が先に仕掛けたら問答無用で戦争だ。
その時はアメリカに大義があるから。
だがアメリカからは仕掛けられない。
被害に対するアメリカの責任が免れられないから。
しかもその被害は想像を絶するものだ。
躊躇するのは当然である。
・・・・・
さらに陰謀論ではないが、
実はアメリカと北朝鮮は繋がってる、
とも…。
なら、このチキンレースの矛先はどこを向いてるのか。
それはシナではないのか。
本当はシナを潰したいのかも。
ロシアとの関係も微妙だが、それは横に置く。
もともとトランプ大統領は戦争を望んでいない。
何しろアメリカ・ファーストである。
戦争は勝っても負けても国民生活を圧迫する。
それは選挙の公約に反する。
それでも戦争に追い込まれるかも。
政治は奥が深いのだ。
その多くは目に見えない。
目に見ないところを闇と言うなら、
闇は必ずある。
なお北朝鮮のことも私は知らない。
色々言う人がいるが、それらはすべて断面である。
それにフェイクニュースもあるだろう。
最も疑問に思うのは、
金正恩を馬鹿か狂気の独裁者のように言うことだ。
馬鹿で一国の棟梁は務まらない。
狂気もどこまでか分からない、演技かも知れないし。
独裁と言っても、一人で何もかも差配できるものではない。
独裁を支える集団が必ずいる。
その集団が棟梁を疑うなら、国を維持することなどできない。
考えれば考えるほど、
さっぱり分からない。
・・・・・
仕方ないから、
旨いもんでも食って寝よう。
果報は寝て待て、
てか。

















ようやく…

2017-09-04 10:27:38 | 日記・エッセイ・コラム
シナの横暴が止まらない。
直近のことでは、
エクアドルのガラパゴス諸島でのサメの密漁がある。
多くは保護種であり、それを大量に捕獲していた。
また、パラセル諸島ではベトナム漁船への妨害がある。
シナの艦船がベトナム漁船に体当たりしている。
その内一隻は沈没した。
北太平洋ではサンマを乱獲してるという。
話合いもままならないようだ。
ちょっと前なら、小笠原の赤サンゴの件がある。
大船団でやってきて、根こそぎ獲っていった。
ことに枚挙の暇がない。
・・・・・
日本人は既に気が付いている。
シナ人がそういう人間だと。
以前は一目置く人が多かったようだが。
確かにシナは地政学的には東アジアの中心である。
さはさりながら、
それだからこそ、
そこは人間の醜い争いの修羅場であり、
それ故その文明はその場限りで洗練されず、
ただ自分の都合だけを主張する、
そういう一人よがりになってしまった。
未だそこから抜け出せない。
むしろ喜んで増長している。
故に近隣諸国は戦々恐々だ。
国力があれば堂々と反発できるのだが。
国力が無ければつらい。
反発はあっても、保身と利益が絡んで時に迎合的ですらある。
国によっても違うのだが。
最悪はチベットとウイグルである。
これは悲惨である。
まあ、実態は余り知らないのだが。
それに内モンゴルも。
さらに満州も?
・・・・・
シナ人は身の内に鏡を持たない。
信仰がないのだ。
大昔はたぶんあったのだろう。
だが見失ったのだ。
醜い修羅場の中で。
思うに、気質は欧米人もシナ人も似ている。
他人を信用しない。
自分の都合を押し付ける。
それを恥じない。
そっくりである。
だから結構馬が合う。
アメリカや欧州とシナの関係が一筋縄でいかないところだ。
仲が悪いように見えて、裏で手を握っていたりする。
まったく分からん。
でも知っての通り、欧米には信仰がある。
そこは水と油だ。
だから欧米人も最近は気が付いてきた。
シナはおかしいと。
接する機会が大いに増えてきたこともあり。
これからはもっと…。
・・・・・
問題がある。
欧米は権力者が支配する国である。
民主主義という皮を被っていても。
その権力者の中に、見せかけの信仰でしかない者がいる。
民衆なら無神論者であっても、それほど隠さないだろう。
権力者は隠すのだ、むしろ逆に信仰を強調する。
だから分からない。
そんな彼ら権力者はシナを利用する。
類は類を呼ぶってことで。
お互いに利用し合って。
まあこれは私の憶測だが。
憶測が当たっているとして、
ではその彼らがどちらの方に属してるのか、
それが私には分からない。
ニュース等には人物が数多登場するのだが。
でもまあいいだろう。
一般の欧米人は、
強弱はあっても信仰をベースにしていれば、
シナ人の無様さには気が付くだろう。
最近はそんな話がよく聞こえてくる。
うん!