ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

空気の如し

2021-07-26 09:58:01 | 日記・エッセイ・コラム
空気の如し、とは言葉のことである。
人間は言葉の生物である、とはよく言われる。
某公明党の広告もそのように言っている。
でも空気の如しとは言われない。
さながらあらためて意識すれば、
その通りだと気付く。
それを想う。
・・・・・
思えばまったくその通りだ。
すべてが言葉で出来ている。
政治・経済・社会はあきらかにそうです。
これらは概念がなければ築けない。
言葉がなければ成り立たないのだ。
物作りはどうだろう。
農業は自然が相手で、つまり現実に寄り添う。
狩猟採取なら他の生物と同じで、
敢えて言葉は必要ない。
でも栽培や牧畜となればそうはいかない。
適した場を作りそして維持しなければならない。
それに育てる技術も必要だ。
つまり知識が必要なのです。
それらはすべて言葉に基づいている。
工業はどうだろう。
これはもう言わずもがな。
結局言葉がなければ成り立たない。
思えば当然のこと。
・・・・・
先に外的方向を見たが、
次は内的方向である。
例えば「引き籠り」である。
犬や猫らは皆警戒心を持っている。
臆病なものや好奇心の強いものなど色々である。
それは個性といえる。
でも引き籠りはない。
たぶん生きるという戦略に引き籠りはないのだ。
それは生きることの否定に如かず。
だからあり得ない。
引き籠りは言葉ゆえに起こるのです。
言葉は外にも向かうが内にも向かう。
外に向かうは意思疎通のため、
内に向かうは自問自答であり、
これは一般的には「考える」という。
反省自省はその特化した形態であろう。
まあ内外の使い分けは方便である。
外に向かうも先ずは「考える」がある。
その考えるが主として自分に向かい、
自分を否定することになれば、
いよいよ引き籠りとなる。
それでも外的環境(人間関係)に関わりなく、
そうなることは考えられない。
ともかくも、
内に入って出られなくなる、
それが引き籠りである。
・・・・・
結局何を言いたいのか。
つまり、
「人間は言葉で雁字搦め」になっている、
ということです。
陸上生物は空気がなければ生きられない。
水中生物は水がなければ生きられない。
人間は更にそのうえ言葉がなければ生きられない。
これは決定的です。
だから空気(や水)の如し、なのです。
それにしても、
今この瞬間一切の言葉を失えば、
人間はホモサピエンスという猿になる、
このこと間違いなし。
あり得ないことだが、それもいいかもです。
楽園に帰れるから。
それはさておき、
とどのつまり、
人間としては、
言葉で埋め尽くされた世界を生きるしかない。
だからこそ言葉はその取扱いに注意を要する。
だが昨今の無様さにはあきれ果てる。
言葉はすぐれて公共財である。
それを我利の為だけに使う者
それを人を貶める為に使う者、
それを専らに虚として使う者、
等々、
そんな輩に溢れている。
・・・・・
今言葉が消されている。
歴史伝統文化に依拠した数多の言葉が、
言い回しも含めて。
それがなお歴史伝統文化の流れにあるなら、
それは問題とは言えない。
それはそのものの本質だから。
それが意図して消されている。
そして特定の言葉だけの世界にしようとしている。
人間は言葉から逃れられない。
それ知っていて実行している。
それを知ってるからこそ実行している。
それは何のためか。
言わずもがな。

あらためて思う

2021-07-19 12:12:35 | 日記・エッセイ・コラム
言葉は概念である。
具象から始まったとしても抽象に向かう。
具象とは現実である。
抽象とは仮想であり、最終的に概念となる。
それは脳内の亡霊でしかない。
つまりは霊なのです。
だから日本人は言う、言葉には言霊がある、と。
字義を追えば当然のこと。
それを知っていた。
それを肝に銘じた。
だから言葉を弄ばない。
だから言葉は「まこと」となる。
まこととは真言であり誠である。
弘法大師の真言であり、新選組の旗印ともなる。
ことの端々にその意趣が表れる。
「理屈と膏薬は何処にでも付く」と言うように、
日本人は理屈を好まない。
そこには必ず詭弁が入る。
だから歌うのです。
歌は思いの表出であり、
そこに詭弁の入る余地はない。
古来より日本が歌う国なのは故である。
万葉集はその原点です。
・・・・・
聖書はだから警告をした。
楽園の追放という物語で。
智慧の実を食したアダムとイヴが、
神の禁忌に触れて追放されたのだ。
智慧の実というのが意味深である。
私はそれを言葉の初めと解釈する。
聖書を知る人はそれを知っている。
あのアップル社のロゴはまさにそれです。
というより社名自体がそもアップルです。
それに先頃閉じられた例の香港の新聞社、
その名前をリンゴ日報と言う。
香港では支持された新聞であった。
これで分かる、
香港人は中華思想から離れている、
ということが。
生来の香港人なら。
・・・・・
その楽園の追放について。
追放されたのは人間です。
他の生物が追放されたとは聞かない。
でもである。
我々は他の生物と共に生きている。
これで追放されたと言えるのか。
聖書を残した人は知っている。
場を追放されたのではない、
霊的に追放されたのだと。
他の生物は人間のような霊性を持たない。
そんなもんは必要がないのだ。
そも霊性に包まれているから。
まんま神の手の中で生きているのだ。
人間はその手から零れた。
それが楽園の追放なのだ。
それでもなお神に手の中にある。
場としては離れていないのです。
言葉を持ったことと、霊的に離れたことは、
同時同義である。
その言葉には霊が宿る。
それを言霊という。
この言霊こそ人間の霊性の基である。
そしてそれは、
楽園から追放された人間の、
楽園への扉なのです。
つまり神との接点なのだ。
私はそれを知る。
・・・・・
日本人はすべてのものに霊が宿ると謂う。
ペットなどには誰でもそうだが、
ときには野の花にも声をかける、
そして使い慣れた道具にまでも。
外国の人はこれを怪訝に思うが。
どうも日本人だけの特性のよう。
なぜなのか。
切り離されたのは人間であって、
他のものはまったき霊性の中にある。
それを知っているのだ。
だから声(言霊)をかける。
かくて、
言霊の幸はふ国、
「まこと」の国、
日本は特別な国となる。
そこではすべてのものに霊的に応じる。
神との繋がりが無意識に表出するのだ。
所謂宗教が必要ない訳です。
以って神国という。
それを思う。

未来はバラ色

2021-07-12 09:18:57 | 日記・エッセイ・コラム
バラ色ってどんな色だっけ。
深紅とかいう赤い色か。
大戦の後はいつもそうだが平和の気運が盛り上がる。
そんでもって大層な組織が創られる。
成功した試しがない。
そんなに何回もあった訳ではないが。
現下は国際連合(正しくは、連合国)である。
案の情である。
これは単なるガス抜き機関に過ぎない。
旗は振っても貢献したことはほとんどない。
その間も兵器の開発はどんどん進む。
手の付けられないほどに。
未来はバラ色だ。
・・・・・
戦後の一番大きな問題は核兵器である。
殺傷能力が天文学的になったのだ。
地球を破壊してしまうほどに。
だから平和運動家は核の廃絶を訴える、
今も昔も。
バカの一つ覚えか。
むしろ使えない兵器になっている。
戦争の目的は人を殺すことではない。
自分の思うように仕切りたいからです。
つまり奴隷(の状態)にすること、
すなわち支配が目的なのだ。
勿論多過ぎたり邪魔になれば、
殺すことが目的になることもあるだろう。
そんなことだから、
表向きは、
核開発はもとよりなされてきたが、
同時のその抑制も志向されてきた。
その裏で、
一貫して使える兵器を開発してきている。
それを知ろう。
それは前から言われている小型核兵器である。
これは少しは表に出ている。
でもここにきてハッキリ表に出たものがある。
殺人AI兵器である。
それがこの6月の産経新聞に掲載されていた。
人を殺傷するドローン型の無人機である。
それが実際に使われたとも。
リビアで起こっている内戦の中で。
造ったのはトルコの軍事企業STМだと言われる。
ちなみにトルコを甘く見るつもりはないが、
これがアメリカやロシアそれにシナならば。
ずっと先に行ってるだろう。
もっと小さくしているかも。
更に他にも色々あるだろう。
細菌とか…など。
・・・・・
いま大問題の武漢ウイルスも、
開発中の軍事兵器が流出したもの、
との説が当初からあった。
初めは陰謀論として否定されていたが、
大統領選挙が終わり結果が確定したら、
ここにきて本当だと騒ぎ始めた。
胡散臭い話である。
あの選挙は何でもありの猿芝居だったのか。
それはさておき、
トランプ大統領はことを疑っていた。
だが軍事兵器だとして、
その開発にはアメリカも関わっていた、
これは事実である。
資金の流れからも明らか。
アメリカにも脛に傷があるのだ。
だが兵器として使うには難点がある。
敵味方の区別ができないのだ。
特効薬が開発できれば別だが。
だからの流出説なのだ。
だが私は説ではなく本当だと思っている。
ちなみにだからワクチンも信用できない。
私のワクチン嫌いは故である。
それはさておき、
昨今は自爆テロと言うのがある。
これは実に止められない。
恨みが元での自爆は防げないのだ。
ならそれでウイルスが撒かれたら、
自爆テロとして撒かれたら、
これは止められない。
でも戦後世界の支配者はこれを許さない。
彼らは自分の手の中で起こす。
とはいえ心配はゼロではない。
このオリンピック期間中にも何が起きるか分からない。
相変わらずのウイルス対策が続くだろう。
何もないことを祈るのみ。
嗚呼!
・・・・・
さて本題である。
人を支配する為の本当の武器は言葉である。
だから彼らはメディアなどの言論界を徹底的に押さえる。
社会を動かすのは人の心。
人の心を動かすのは言葉。
言霊の力。
神を知る国・日本。
祈りの王・天皇陛下がおられる国・日本。
日本はまことの国。
最近青色のバラが開発されたとか。
色としての青は素晴らしいが、
バラはやはり深紅がいい。
バラ色の未来を。
世界の為に。

正念場

2021-07-05 09:13:48 | 日記・エッセイ・コラム
正念場とまで言うこともないが、
まあそう言ってもいいと思う。
現下のコロナウイルスの件ではない。
これはその内に収まるだろう。
またオリンピックの話でもない。
それは皇統・皇室の問題である。
これは昨日今日の問題ではなく、
二千年にものぼる大きな問題で、
日本の存続そのものに関わる。
・・・・・
よく言われている、
女性宮家、女性・女系天皇のことです。
その中で問題がないのは女性天皇だけ。
天皇の娘に限って一代限りではあるが。
特に問題なのが女系天皇である。
男系もそうだが系と付くのは続けるのが前提。
天皇が男なら男系、女なら女系となるが、
日本は神勅により男系と定められた。
それは皇室典範に記載のとおり。
女系とは女性天皇が即位し、
その子(男子でも女子でも)が天皇になること。
そのとき女系となる。
その次はどうなるか。
その息子が即位し男性の天皇となり、
後を継げばまた男系となる。
その後は…。
もはや系の意味なし。
つまりは双系ということになる。
つまりは誰でもいいとなる。
行く先は王室の解体で共和制となる。
共産党の天皇嫌いは故である。
だから気を付けよう女系天皇の話には。
その底に大きな誤魔化しがある。
これは日本潰しの手段なのです。
・・・・・
そうなれば王朝の乗っ取りがあるかも。
愛子天皇の配偶者に習近平の息子が選ばれて、
その息子が天皇になれば、
日本はめでたく中華王朝になる。
万歳万歳と言って喜ぶんですか。
そうではなく娘にしか継がせないというなら、
そしてそれ以降もそれを続けるなら、
日本は女系天皇となって続くかも知れない。
しかしそれは現状よりもっと不安定になる。
とたんに断絶かも。
それ以前に男と女では生物としての役割が違う。
女性は子をうむ力を持つ。
それを為すのが女性の女性たる所以。
為には十月十日の養生が必要。
その間まったく動けない訳ではないが。
でも祈り続けることはできない。
天皇の役割が祈ること、そして祈り続けること。
ことにおいて女性は不向き。
だから祈るのは男子なのだ。
これは役割分担でもあろう。
日本で陛下と呼ぶはお二人。
天皇陛下と皇后陛下である。
これは同格ということです。
今は例外的にもうお二方おられるが。
なお過去の女性天皇はすべて配偶者がいない。
その故は以ってである。
・・・・・
今この時皇統の断絶を心配する者がいる。
それは実に尤もなことです。
為の一番の策は旧宮家の復活です。
今ならその血筋に何も疑うところがない。
系図で明らかだ。
この復活を良しとしない者がいる。
何かと理由を付けて拒否する。
その魂胆は明らか。
これに側面から協力するのがリベラル界隈。
曰く、男女共同参画。
曰く、男女同権。
曰く、夫婦別姓。
社会を継続するには仕事が大事。
そこに女も男同様に参画すると、それに異論なし。
為には子を生み育てるのが前提。
ここに勘違いがある。
子を生み育てるのは仕事ではない。
生きることそのもの。
仕事は為にあるもの。
しかして子を生み育てるの女の技。
仕事が男中心になるのは必然。
仕事に役割分担があるのも当然で、
だから各人(男であれ女であれ)の役割もいろいろ。
ちなみに、
男女共同参画とか男女同権とかは当たり前すぎて、
言うのも恥ずかしい。
夫婦別姓を持ち出すのも胡散臭い。
それをやっているお隣はまさに男社会なのに。
まあそれは横に置くとして。
皇室に姓がないのは何より。
同姓も別姓も関係ないのだ。
陛下を支えるにふさわしい。
まことにもって。
・・・・・
ちなみに、
今この世界でチンギスハーンの血を継いでる者(男)が、
1600万人程いるとの研究もある。
これはY染色体を受け継いでる男子である。
彼には娘もいただろうから、
その系図があればその後裔はもう数知れず。
ということで、
一系はそれでも先の通り数は絞られる。
双系なら親は二人その親は四人と数えていけば、
二十数代経たら先祖の数は軽く億を超える。
だからチンギスに至る者は数知れずだろう。
ひるがえって、
天皇の血を引く男系男子も膨大だろう。
それに天皇は一人ではないのだ、
過去に124名もおられるのだ。
(上皇および近上陛下は除く)
それが双系だったとしたらもはや計測不能。
ここで思う。
血の希少性は遺伝子によるのではない、
あくまでも系図にある。
今更科学を持ち出すのは無作法。
だから旧宮家の復活以外にない。
まあこれは私の持論ですが。
ところで余談だが、
だから私たちの多くは皇室とは親戚なのだ。
これは竹田恒泰先生も言っている。
それがどうしたってことだが、
まあそうことです。
・・・・・
それにしても随分前から、
何やらきな臭いことを言う人がおる。
どう考えても反日の匂いが芬々です。
皇統は断じて守らなければならない。
それが日本を守ること。
ここが正念場です。
私も少しく心配しているが、
日本の真の力はどうだろう、
そんな柔じゃない。
うん!