ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

宿痾

2019-08-25 21:45:48 | 日記・エッセイ・コラム
分かっていることだが、
これは宿痾である。
それはシナと朝鮮の伝統的な病である。
中華思想という。
シナでは香港問題として、
韓国では反日亡国として、
現れている。
・・・・・
自分が在って、世界(場)が在る。
場はすべて自分の都合で推し量る。
自分が強ければ上位に立ち、弱ければひたすら下僕となる。
間がないのです。
だから謙虚という言葉は事実上なく、
だから利他の心などはもとよりない。
それが鄧小平の韜光養晦(トウコウヨウカイ)であり、
盧武鉉の大陸と海洋のバランサーになる、である。
俗に謂えば日和見である。
自分が弱い間は下僕として我慢し、
その間は強い方に常に身を寄せる。
力の上下は序列として現れ、
ゆえに序列を常に意識する。
自分が上か或いは下か。
それによって身を処する。
・・・・・
シナ共産党政府は建国以来、
国内的には絶対的上位者であるから、
国民には決して弱みを見せられない。
見せたら立場が逆転する。
そうなれば政権が崩壊しかねない。
彼らの記者会見を見ていれば分かるだろう。
いつも居丈高で強気の発言をする。
それはそういうことだ。
そんなところで謝罪などすれば、
政権はそれこそ終わってしまう。
それゆえ嘘や詭弁が得意なのだ。
ゆえに正直や謙虚はありえない。
でも対外的には当初は発展途上であり、
結構融和的ではあったのだ。
それでもご存知の通り、
弱い者には容赦がない、
それがチベットやウイグルの例である。
昨今は力を付けたので、
世界を相手に傲慢の限りである。
でも、やり過ぎた。
もう後戻りはできない。
香港問題はだからどうしようもないのだ。
強権を発動したら世界から袋叩き、
弱みを見せたら内から崩れる。
落としどころが見つからない。
いろいろと裏工作をしてるようだが。
さてさて、どうなるやら…。
・・・・・
ところで、韓国はもう詰んでいる。
これまでの慰安婦問題や徴用工問題も真赤な嘘であり、
言語道断であるが、
レーダー照射事件にて対応の限界が露呈した。
事実を認めて謝罪すれば、それで済んだのに。
その謝罪ができないのだ。
それをすれば立場が入れ替わる。
そしたらこれまでの対応がすべて怪しくなる。
嘘を嘘と認めたら、もはや国として成り立たないのだ。
だから謝罪は絶対にできない。
それをせずに治めようとしたが、それは無理だった。
更に貿易管理上の問題があって、ホワイト国から除外された。
どうも後ろめたいことがあるようだ。
それにそれより以前のことだが、
通貨スワップ協定継続協議のときも同様であった。
彼らは日本が応じるなら延長してやってもいいと。
自分からは要望しないのだ。
なぜなら自分が上位だから。
決してお願いはしないのだ。
そも謝罪どころではなく、お願いすらしないのだ。
これが序列に生きる彼らの宿痾である。
だから逆に日本には謝罪を求めてくる。
金銭目的もあろうが、実は目的は謝罪なのです。
そして謝罪の永久循環を目指す。
彼らがいつも言う台詞、
「謝罪さえしてもらえれば、この問題はすぐに解決する」と、
解決したためしはない。
しかし、さすがに今回はもうお終いだ。
直近のGSOMIAの破棄もその結果である。
これは当然の流れです。
ニュースでは各界に衝撃が流れたとか。
私にはハテナはまったくないが。
・・・・・
韓国をここまで追いやったのは日本(人)です。
リベラルメディアや野党は勿論ですが、
本当に酷いのは自民党です。
個人名は言いたくないが、
これは私の一方的な見解なのだが、
それは河野洋平や福田康夫らです。
或いは河野洋平や福田康夫的政治家と言うべきか。
彼らの罪は重い。
もっと早い段階で厳しく対応していれば、と思う。
或いはもっと深読みすれば、
ひょっとして、
彼らは今日の事を予見していたのかも。
それならメチャクチャ人が悪い、
ということになる…。

ゆゆしき事態

2019-08-19 12:05:55 | 日記・エッセイ・コラム
青山繁晴氏が聞き捨てならないことを言っていた。
過日の虎ノ門ニュースで。
トランプ大統領の再選に赤信号が灯っていると。
根耳に水である。
優勢に進めていると聞いてたのに。
それなりの理由を説明していたが。
大のトランプ・ファンにとっては困惑の限りである。
私の困惑などどうでもいいが。
・・・・・
今日本(安倍政権)は韓国にNoと言っている。
これほどの明確な意思表示は戦後初めてである。
多くの日本人の支持があるとはいえ。
これにはアメリカ(権力)の思惑も大いに関わっているだろう。
戦後のアメリカはずっと日本を押さえてきた。
共和党や民主党にかかわらず。
共和党はそれでも強い日本でも良しとしていた。
問題は民主党である。
彼の党は徹底的に日本を押さえようとしている。
まったくの嘘である南京事件や慰安婦問題にも大きく関わっているだろう。
そもそれらはシナ或いは朝鮮との問題である。
アメリカは関係ないのだ。
にもかかわらずアメリカで問題になるのは不思議な限りである。
例のアイリス・チャンのインチキ本の件といい、
アメリカ議会での慰安婦決議の採択などといい、
実に質が悪いのだ。
戦後はアメリカも日本もリベラルが席捲している。
彼らは政界・官界・大学界隈などに巣くっている。
その上既存のメディアがその広報を担当していて、
目的の為なら切り取りはおろか嘘も厭わない。
だが、そのメッキがようやく剥がれてきた。
その大きな契機はトランプ大統領の登場である。
彼はグローバリズムから本来のアメリカに帰ろうと言っている。
曰く「アメリカファースト」と。
これは言葉は違えど「日本を取り戻す」と同じことだ。
安倍首相とは馬が合う訳です。
個人的にもだと思うが、むしろ政治的に。
だから構図が同じなのです。
故にリベラルから徹底的に攻撃されるている。
そんなことでトランプ大統領を応援している。
まさに祈る思いで。
・・・・・
グローバリズムにとっては国が邪魔なのです。
強い国があれば世界を支配できないから。
国を潰して人々をバラバラにしたいのだ。
ゆえに愛国を否定する、それも強い国の。
だから日本には特に風当たりが強いのだ。
当のアメリカもだが。
でも、どうでもいい国の愛国は野放しである。
むしろ強い国の愛国を押さえるのに利用する。
それが戦後韓国の実相である。
すなわち中華思想に内在する序列優位を求める心、
その心性が利用されたのだ。
常に自分が上位でありたいとの…。
おまけに朝鮮には恨の思想がある。
そしてその結果はご存知の通りで、
今や取り返しの付かない事態となっている、
彼の国にとっては。
そも中華思想には人をまとめる力がない。
最後は必ずバラバラになる。
だからシナも彼らに利用されてきた。
だがシナは強くなったしまった。
ゆえにアメリカとシナの関係は微妙になったのだ。
それでもシナ(共産党)とアメリカ(民主党)は影で手をつなぐ。
先ほどAIIBの顧問に鳩山元首相が就任したという。
これなどはその現れだろう。
勿論トランプ大統領はその逆である。
中韓のWTO優遇措置からの除外を求めてもいる。
今や日本とアメリカの国内事情は瓜二つです。
だから安倍首相は当然だが、
トランプ大統領にも頑張ってもらいたいのです。
切に、切にです。
・・・・・
事情が分かっていても、
私にできることはない。
国内なら選挙でわずかだが意思表示ができる。
それだけだが。
だから後は祈るしかない。
残念ですが。

プチ奇跡・笑顔

2019-08-12 12:33:31 | 日記・エッセイ・コラム
スポーツは嫌いではないが、
テレビではほとんど見ない。
最近は日本人の活躍もあってよく放送されている。
水泳、卓球、バレー、陸上競技それにフィギュアスケートなど…。
そんな訳でオリンピックにもさほど興味がない。
勿論日本人の活躍は嬉しいが。
だからニュースでは見ている。
応援してる選手が勝った場合などは特に。
そんなとこです。
・・・・・
それが奇跡的にも生中継で見たのです。
それも夜中の2時過ぎに。
ゴルフは自分でもするので、
興味があるほうなんですが、
生中継はほとんどありませんし、
めったに見ることはない。
特に海外の試合は、なにせ夜中になるから。
私は正常(朝方)人間なので夜は寝るのみ。
でも中継の初めぐらいは見ておこうと思っていた。
珍しく日本人選手がトップにいたから。
全英女子オープンである。
それがなんと9時前に寝てしまったのです。
だからか夜中の1時過ぎに目が覚める。
寝てから4~5時間経っていたせいか、
寝ぼけ眼ではなく結構覚めた状態であった。
そんな訳で試合が気になりテレビをつけた。
時に15~6番ホールをプレーをしていた。
そこからは最後まで見た。
・・・・・
トップだったので最終組であったが、
時に1打差で追う立場になっていた。
どうも序盤にミスがあったようです。
見たときからは終始良いプレイをしていた。
それも笑顔を絶やさず、緊張の様子もなく。
時折何かおやつを食べながら。
そして3ホール前ついにバーディを取り追いついた。
でもトップの選手が最終ホールでバーディチャンスに付けていた。
距離からしてバーディ確実かと思われた。
それが惜しくも外れたのだ。
これでプレーオフかと思われたが。
最終ホールはどちらかと言えば難しい方なのだ。
それがなんとバーディを取ったのです。
入れるには難しいパットであったのに。
実に劇的な勝利であった。
トップにいた選手の方がむしろ絶好のチャンスだったのに。
勝利の女神は気まぐれだ。
てか笑顔が女神を引き寄せたのか。
・・・・・
それにしても笑顔が素晴らしい。
小さい頃にレッスン場の先生に言われたらしい。
失敗しても暗い顔をしていては駄目だと。
これはつまり心の立て方である。
笑顔は前向きに心を開放するものである。
だから笑顔を忘れるなと。
彼女はそれを実践してきたのだ。
そして今回もそれを守っていた。
にしてもゴルフはメンタルなスポーツである。
私も少しはするからよく分かる。
失敗すればするほど悪循環に陥ってしまう。
分かっていても抜け出せないのだ。
作り笑いでは当然駄目なのだが、
本当の笑顔なんて実際は難しい。
だから皆苦労している。
まあ人それぞれに心の立て方は違うだろうが。
プロなら技術だけでなく、そこも見せどころである。
その点も面白味の一つである。
・・・・・
それにしても、
渋野選手は若くして結構な荷物を持ってしまった。
でも大丈夫だろう。
今の笑顔を忘れなければ。
即ちもう一つの教訓、誰にでも通ずる教訓、
つまり「初心忘るべからず」である。
また名前が良い。
「日向子」とは日に向かう子である。
日ノ本の国、
日本の令和という御代替わり相応しい。
この快挙はいろんな意味で奇跡である。
まことにまことに結構なことです。

発明

2019-08-05 13:05:09 | 日記・エッセイ・コラム
もう口にタコができてしまったが、
そしてこれからも何度でも言うが、
人間は言葉の生物だということを。
人間から言葉を無くしたら、ただの哺乳類(猿)である。
その方が幸せだったかも知れない。
でも持ってしまったのだ、言葉を。
・・・・・
発明とは言葉を利用して新たな価値を創ることである。
既にあるものなら、それは発見という。
今までに無いものを創るということだ。
ちなみに言葉は人間の発明品ではない。
言葉から生み出されるものが、それだ。
ここに究極の疑問がある。
では、その言葉はどうして手に入れたのか。
それがどうにも分からない。
それはそうだろう。
言葉を使って言葉を発明するとは、即ち矛盾である。
無から有は生みだせない。
生みだせるとしたら、それはどんな力なのか。
さっぱり分からない。
だからである。
聖書はそのことを象徴的に語っている。
楽園からの追放という物語で。
・・・・・
この世界はすべて動いている。
生物は勿論だが、星々や大気それに海原も。
河原の石でさえ。
止まってるように見えて、その内部では動いている。
即ちすべてが動いているのだ。
そして時に質が変わることも。
それを総じて変化というなら、
変化こそ存在の現実なのです。
知っての通り変化にも何かしら法則があるようだ。
てんでバラバラに動いてるのではなさそうだ。
ということは、
同じであろうとする力と変わろうとする力の綱引きが、
変化の方向を決めるのだ。
しかして、世界は常に変化している。
しかして、変化こそ存在そのものだ。
ちなみに存在には今しかない。
在るという今しかない。
10億年まえの宇宙も10億年さきの宇宙も、
つまりは同じ宇宙ですべては今の宇宙である。
以前言ったことだが、言葉を持たない生物には今しかないと。
過去と未来を包含した野太い今しかないと。
つまり連綿とした今があるだけだ。
・・・・・
そも人間の言う今とは?
過去と未来の間にある今とは?
言ってる尻から未来は今になり過去になる。
その間の超一瞬でしかない。
余りに儚すぎる。
それに1秒たりとも戻れないのだ。
即ち1秒前も10憶年前も結局は同じ過去なのだ。
これ如何!
また10億光年さきの星々を眺めているとして、
その星々が今まさに在るかどうかは不明である。
10億年後にしか分からないのだ。
それなら、すべてを今と考えるほうが合理的だ。
過去も未来も含んだ今だと。
これでやっと虫たちと対等になれる。
そも「時」とは人間が発明した最も特異な代物である。
それは存在(変化)の有様を計る「ものさし」なのだ。
我ら人間はそれを重宝して使ってる。
科学もこの「ものさし」がなければ成り立たない。
それほどに決定的な物差しなのだ。
物差しには種々あれど、
「時」とは唯一無二の「ものさし」である、
とか何とか言っている。
まあ当方一流の言葉遊びです。
・・・・・
ちなみに、
この世界がまったく変化しないなら、
今がまんま永遠なら、
物差しは不要である。
即ち、時は無いのだ。
これも言葉遊びです。