ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

リスク管理とは

2014-09-30 12:36:52 | 日記・エッセイ・コラム
最近耳障りな言葉がある。
リスクという言葉である。
何かにつけてリスクという言葉を持ち出す。
リスク管理はもちろん必要だ。
でも、ほどほどかつ適当でよい。
濫発されるのはウンザリである。
・・・・・
生きてる限りリスクはある。
だから注意するのは当然だ。
それだけのことだ。
世間では死ぬことが究極のリスクだと思っている。
でも死ぬことは絶対である。
この世に絶対はないと言うが、
一つの例外である。
ならば、死ぬことはリスクとは言えない。
むしろ、約束と言うべきであろう。
この世に命を在らしめた者、神の約束である。
命在るものへの絶対の約束である。
だから、人は言う。
死ぬことは救いでもある、
と。
・・・・・
リスクとは死ぬことではなく、
生きることである。
生きることこそリスクである。
それを知らねばならない。
救いは必ずあるのだから、
躊躇せず思い切って生きよ。
無用の不安を抱えるな。
覚悟して進め。
覚悟こそ生きることにとって、
最も重要なリスク管理要件であり、
後のことは枝葉末節である。
何より覚悟である。
・・・・・
なんちゃって、
無様な生き方をしてしまった私が言うのである。
まったくどの口が言うのか。
面目ない。









歪んだ個人主義

2014-09-09 09:45:23 | 日記・エッセイ・コラム

戦後の個人主義は歪んでる。

というか、

個人主義というものがそもそも胡散臭い。

・・・・・

人間は社会的動物だといわれる。

集団で生きることを選んだのである。

集団といってもたまたま集まってるのではない。

そうしたいから集まってるのである。

その時から、

個人主義ではなく集団主義あるいは社会主義なのである。

その事は今も変わらない。

しょせん一人では生きられない。

物質的にそして何より精神的に。

集団あっての個人である。

個人あっての集団ではない。

もちろん、個人はどうでもいい存在ではい。

個人は集団の大事な構成要素であり、

集団にとって当然大事なのである。

だから、

個人を個人として大事にする、

個人の個性を尊重して大事にする、

という意味の個人主義は、

その集団にとっては必須のことである。

疑う余地などない。

・・・・・

集団を思うことを「公」という。

個人を思うことを「私」という。

戦前は「公」を大事にした。

もちろん「私」を蔑ろにしたわけではない。

ともに大事なわけだが、

優先順位をわきまえていた。

戦後教育はそれを壊そうとした。

個人をどこまでも主張することを教えた。

集団主義を否定した。

そのくせにである。

個性を尊重すれば相違があるのは当然なのに、

同じでなければ平等に反するという。

そして、みんな仲良く一等賞である。

これは質の悪い集団主義ではないのか。

二重人格である。

要するに日本を壊そうとしたのである。

・・・・・

でもである。

日本はいまだ壊れていない。

そのことがはっきり分かった。

東日本大震災で。

悲しい出来事だが、それは救いであった。

何よりの救いであった。


ゴリラの隆々たる姿

2014-09-01 15:49:17 | 日記・エッセイ・コラム

アフリカに世界で最も大きな猿がいる。



ゴリラという。



ゴリラは非常に大きく筋骨隆々である。



その威嚇するさまには圧倒される。



正に密林の王者である。



・・・・・



特にリーダーのオスがそうである。



彼はなぜ屈強な身体を持っているのか。



仲間を縛るためか。



密林を破壊するためか。



他の生物を殺戮するためか。



そうではない。



仲間を守るためである。



密林で生きていくためである。



むやみに生物は殺さない。



要するに、



自分と仲間の生活のためである。



生きるためである。



あの大きな身体や強い力はそのためにある。



そのためにこそある。



・・・・・



弱い者こそ攻撃する。



むやみに攻撃する。



自分を守るために。



強い者はむやみに攻撃しない。



攻撃された時に対処すればいいからだ。



強いということは、



自分を守るだけでなく、



自分の仲間もそれ以外の者をも守る。



であるからこそ、



平和のためには、



強くあることが必要だ。



何より必要だ。



・・・・・



軍隊や軍備とはそういうものだ。



現下の日本人は、



多くの日本人は思考停止状態にある。



分からないし、



分かろうともしない。



が、当然に気付いている人もいる。



私がそうであるように。



時代が変わる。



期待しよう、これからに。