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ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

宗教のもとい

2025-07-07 09:30:37 | 日記・エッセイ・コラム
人間は神に出会っている。
種としても、個としても。
それはその種の登場直後、
それはその個の誕生直後。
ときにヒトは人類になり人間になった。
それは言葉を持つ直前直後の狭間にて。
その短くもあり長くもあるそのときに。
そもヒトは神の事の場に現れたイのチ。
他のイのチと共にまんまにそこに在る。
でもなにゆえか神に出会ってしまった。
これがヒトに言葉を持たせた。
てかでもこれ鶏か卵かの話し。
正にミステリーの最たるもの。
そもイのチはその時と所に生きる。
ゆえ時と所の場の空気を一身に浴びる。
生きるとはその空気を全身全霊で捉えるもの。
生きるとはその空気を體と魂とで捉えること。
それを言葉を持った人間は空気を読むと言う。
言葉は詠むもの歌うもの語るもの。
ここに人間の所以がある。
表向きは人間の所以は言葉である。
しても本当の所以は言葉ではない。
言葉はその結果なのです。
その所以は體と魂の振るえにある。
それが言葉を創るのです。
存在の基底にあるエネルギーによって。
これは存在の如何に関わらずあるもの。
それを気という。
・・・・・
言葉は人間の人間たる所以だが、
それは表向きであるとも言った。
ゆえにか言葉には大きな陥穽が潜む。
ひとつ、それは我を突出させる。
ひとつ、それは現実の後を追うだけ。
場の空気を読むのは命の倣いである。
そもそれは全身全霊で行うもの。
ときに人間はそれを脳に任せる。
てか言葉に頼り言葉で問うのだ。
ときに問う自分が前面且全面に出る。
ゆえ我が突出するのです。
てか言葉が後追いなのは自明のこと。
結果として脳に貼り付けられるゆえ。
これらが陥穽となる。
てか言葉は本来波動(オト)である。
これは事実上同時でその場限り。
ときの言葉は後追いではないと。
でもそれは脳に刻まれるのです。
そこから本当の後追いが始まる。
てか後追いが悪い訳ではありません。
てかそれが人類の文化文明を育てる。
要は使いようなのである。
人の事の場は神の事の場の影を捉えるが、
しても何処まで行っても影は影、
ゆえに不安と困惑がはなれない。
これは鎮めねばならない。
ための方途が必要になる。
そのひとつが祈りである。
そのひとつが悟りである。
でも本命は祈りであろう。
悟りは難しいのです。
問題はイをシキしたことから始まったのです。
祈りは人の事の場を神の事の場に重ねるもの、
言葉を神の事の場に奉じて委ねる所作である。
これは囚われの心を開放するもの。
悟りはそこが難しい。
悟ろうとすればするほどシキが離れない。
ゆえこれは専ら體に問うものかと。
それを修行と言っている。
ときに生死の狭間を彷徨うほどの荒行に。
てか特に修業でなくともあり得るか。
生死の境を見たならばね。
ときに執着が薄まって悟りが開くか。
てかそこまでしなくとも出来るかも。
それは虫(無私)の心で生きればね。
坦々とムシの心でね。
お坊さんはこれも修業らしい。
日々の生活の習いを坦々とこなすことが。
にしても言うは易し行なうは難し。
まあ凡人には難しい。
てか祈りの方がいい。
折に触れそこかしこで祈るのがいい。
てか日々を祈りの中ですごすなら、それが一番か。
大きな声では言えないが、
日本文明にはてか日本語には、
このエッセンスが詰まっています、
言語そのものがそも宗教書の如くある。
これはここだけの話、
てか話はあのねのね。
・・・・・
私は宗教には毒がある、とずっと言ってきた。
でもこれはむしろ言葉にある陥穽のこと、
宗教は教であるからこれを回避できない。
思えば祈りや悟りは言葉以前に戻ること。
ゆえそこには陥穽はない。
でもこれを人間は言葉にする。
祈りや悟りを高めようとして。
思えばこれが矛盾なのである、
これが人間には避けられない。
でもこれだけなら問題はない。
これを時と所に留めればだが。
てか絶対化するのが危険なのです。
しても所謂宗教はこれを免れない。
それは教だから宗の教だから。
ということだが、
なかでも一神教が危うい。(原理主義に陥りやすい)
神を捨てた一神教も同じ。(これをリベラルと謂う)
てか神を捨ててるからなおのこと危うい。
神を忘れた宗教も危うい。(これを中華思想と謂う)
てかこれは神を捨てた一神教と同じようだが、
まあ同じですが、
そこにイのシキすらなく、
箸にも棒にも掛からない、
最悪のものです。
という訳で宗教は取扱注意である。
してもこれは実は言葉だからだが。
てかここに言葉を盾に鉾にしないものがある。
在るがまま成るがままを良しとしての生き方。
それがここにある。
ずっとここにある。
それを知ろう。
うん、

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