ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

財源論争の嘘

2014-06-23 15:21:44 | 日記・エッセイ・コラム

国の財源は税金である。

このことに異論はない。

異論のあろう筈もない。

でも、財源は税金だけだろうか。

世間では税金だけだと思ってるようだが。

・・・・・

国には通貨発行権がある。

国が通貨を発行するのである。

そのお金は国のものであり、当然国が使うものである。

ならば、それは国の財源である。

確かに節操もなく発行すれば経済が破綻する。

でも、通貨は必要だ。

経済には不可欠のもので、経済の血であるとも言われる。

経済規模に見合った量の通貨は必要であり、

規模が拡大すれば増やさなければならない。

規模拡大にともない追加発行した通貨は、

それは国が使うものである。

国の財源が税金だけでないのは明白だ。

でも、誰もそのことを言わない。

そろいもそろって嘘を言ってる。

あるいは知らん振りしてるのか。

どちらにしても、

バカとしか言いようがない。

・・・・・

お金は経済の血である、と言われる。

これは、

お金は経済そのものではないが、

経済にとって無くてはならないもので、

今となっては経済の一部である、

ということだ。

古代社会にはお金のない時代があった。

が、そこにも経済はあった。

お金は経済の実ではない。

お金は実態経済を支えるものである。

お金だけの経済は虚業である。

今次世界は虚業にまみれている。

こんな嘘は続かない。

いずれ虚業は実業に収斂される。

じっくり見ていよう。