ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

天皇の霊力

2014-06-25 10:23:29 | 日記・エッセイ・コラム

言葉とは不可思議なものだ。

言葉は霊(もの思う力)が発した音であり、

その音には霊の思いが乗っている。

言霊といわれる所以である。

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霊の抜けた言葉には意味がない。

現今はそんな言葉が氾濫している。

例えば、開発と破壊。

開発も破壊も中身は同じである。

現状を変更することである。

自分に都合が良ければ開発と言い、

そうでなければ破壊と言う。

あるのは自分の都合だけである。

意味がない。

例えば、説明と弁解。

ともに事象について話すことである。

説明といっても嘘やごまかしがあれば弁解と変わらない。

弁解といっても理があれば説明ともいえる。

発する者や受ける者の都合でどちらにも変わる。

意味がない。

現下の世界はそんな言葉で溢れてる。

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日本にはまことの言葉がある。

天皇の言葉である。

祈主、斎主、祝主であり祭祀王である天皇の言葉。

天皇は説明しない。

天皇の言葉は祈りである。

受けての思いは様々だろうが、

そこに紛れはない。

まことの言葉である。

そのことは何より和歌に現れている。

和歌はもとより説明しない。

思いの、心からの思いの表現である。

霊のままの音である。

これが御製である。

御製はまさに祈りの体現である。

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日本は守られている。

まことに。

天皇の霊力に守られている。