ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

神様のプログラム

2014-06-17 17:48:39 | 日記・エッセイ・コラム

完璧である。

神様のプログラムは。

「そこ」から来て「そこ」に帰る。

「そこ」とは生まれる前に居た場所、

まさに「その」場所であり、

神の許(もと)である。

何も持たずに来、何も持たずに帰る。

何人たりとも例外はない。

しかも人だけにあらず、

生けるものすべてにである。

完膚なき公平の世界。

・・・・・・

生きてる間のことはすべて洗い流される。

幸・不幸は時の綾、うたかたであり、

結局はすべて収斂される。

完璧である。

さなればである。

生きてる間のことは人のことであり、

そこは人が適当にやればいい。

ということだが、

適当というのが難しい。

今まさに世界は困惑している。

でも、神には頼れない。

なにしろ神のプログラムは完璧だ。

完璧なプログラムの中で、

神は何もしない。

所詮、人のことは人のこと、

人が何とかせねばならない。

・・・・・

何とかしようとしても、

どうしていいか分からない。

ならば神を真似るより他ない。

小賢しい計らいを捨てる。

神を想い、神に思いを致す。

そして心を定める。

定まった心を持って、

その心のまにまに進めば良い。

赤き心、清き心、

「まこと」の心。

神ながらの道である。

人のこともまた、

神の手の中に在り。