完璧である。
神様のプログラムは。
「そこ」から来て「そこ」に帰る。
「そこ」とは生まれる前に居た場所、
まさに「その」場所であり、
神の許(もと)である。
何も持たずに来、何も持たずに帰る。
何人たりとも例外はない。
しかも人だけにあらず、
生けるものすべてにである。
完膚なき公平の世界。
・・・・・・
生きてる間のことはすべて洗い流される。
幸・不幸は時の綾、うたかたであり、
結局はすべて収斂される。
完璧である。
さなればである。
生きてる間のことは人のことであり、
そこは人が適当にやればいい。
ということだが、
適当というのが難しい。
今まさに世界は困惑している。
でも、神には頼れない。
なにしろ神のプログラムは完璧だ。
完璧なプログラムの中で、
神は何もしない。
所詮、人のことは人のこと、
人が何とかせねばならない。
・・・・・
何とかしようとしても、
どうしていいか分からない。
ならば神を真似るより他ない。
小賢しい計らいを捨てる。
神を想い、神に思いを致す。
そして心を定める。
定まった心を持って、
その心のまにまに進めば良い。
赤き心、清き心、
「まこと」の心。
神ながらの道である。
人のこともまた、
神の手の中に在り。