もう一度例の300Bシングルの設計法を読ませていただいた。
カソードの電圧は前段のドライブ電圧となる。
ということは、どうなん?
いま、出力段のカソード電圧は63V程。ということは前段の出力電圧(カップリングコンデンサの後)で30V程だから半分くらいしかスイングして無い?
この出力を上げてやれれば、もう少し出力が上がるかも?
何せ出力段は一応7~8Wになるハズなんだ。
ドライブ段がいっぱいいっぱいだったとすると歪も悪いはず。そうなれば、アンプ全体の歪みも減るかもしれない。
なにせ6SL7はパラにすると強力にドライブ、ってどこかのHPに有った。
出力段がそうなら、初段のカソードが1.8V程。入力が0.775dB(0VU)だとすると、これもつじつまが合う。
参考に、このカソード電圧を上げ過ぎると、死んだような音になる、とも有る。
ならこのカソード抵抗を下げて電流を流してやれば、ドライブ電圧上がらね?後でやってみよう。
と、以前苦労した、入力のグリッド抵抗。いま、これが220kΩ程になっている。
これって変じゃね?
幾つか6SL7パラの初段の回路図を拝見した。中には250kΩVRと100kΩバランスVRパラで70kΩ程、というのが有った。
なら100kΩにしてみよう。
言われてみれば(誰も言ってないが)入力抵抗が200kΩってなんか中途半端な気がしてた。
折角だからA&Bにした。もうこいつは30年くらい経つもの。抵抗値を測ったら、110k、107kΩだった。まあ、10%だから良しとしよう。なんせ前は220kΩだったから、半分だ。
音を出してみた。
やった。これだ。
前は高音が落ち気味だったが全体のバランスは良かった。
今回はフラットな気がする。
あとで周波数特性を測ってみよう。
なにより横の広がりが出て、こじんまりが無くなった。
ただ、今は夜中なのであまり音量を上げられない。
明日、もう一度鳴らしてみよう。
まあ、前回に薄い感じというか、蒸留水的な音だ。もう少しコクが欲しいでもない。
DS-3000は無機質な鳴り方なので、相性は良くないかもしれない。
古典な署名スピーカーなら良いのかな?よく分からんけど。
後は、メインのEL34PPmonoにも還元すること。
まあ、他にも企みは有るのだけれども。
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