analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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三極管アンプ19 初段について調べた。

2019-04-30 00:00:11 | MfD‐6 (三極管アンプ)

もう一度例の300Bシングルの設計法を読ませていただいた。

カソードの電圧は前段のドライブ電圧となる。

ということは、どうなん?

いま、出力段のカソード電圧は63V程。ということは前段の出力電圧(カップリングコンデンサの後)で30V程だから半分くらいしかスイングして無い?

この出力を上げてやれれば、もう少し出力が上がるかも?

何せ出力段は一応7~8Wになるハズなんだ。

ドライブ段がいっぱいいっぱいだったとすると歪も悪いはず。そうなれば、アンプ全体の歪みも減るかもしれない。

なにせ6SL7はパラにすると強力にドライブ、ってどこかのHPに有った。

 

出力段がそうなら、初段のカソードが1.8V程。入力が0.775dB(0VU)だとすると、これもつじつまが合う。

参考に、このカソード電圧を上げ過ぎると、死んだような音になる、とも有る。

ならこのカソード抵抗を下げて電流を流してやれば、ドライブ電圧上がらね?後でやってみよう。

 

と、以前苦労した、入力のグリッド抵抗。いま、これが220kΩ程になっている。

これって変じゃね?

幾つか6SL7パラの初段の回路図を拝見した。中には250kΩVRと100kΩバランスVRパラで70kΩ程、というのが有った。

なら100kΩにしてみよう。

言われてみれば(誰も言ってないが)入力抵抗が200kΩってなんか中途半端な気がしてた。

折角だからA&Bにした。もうこいつは30年くらい経つもの。抵抗値を測ったら、110k、107kΩだった。まあ、10%だから良しとしよう。なんせ前は220kΩだったから、半分だ。

 

音を出してみた。

やった。これだ。

前は高音が落ち気味だったが全体のバランスは良かった。

今回はフラットな気がする。

あとで周波数特性を測ってみよう。

なにより横の広がりが出て、こじんまりが無くなった。

ただ、今は夜中なのであまり音量を上げられない。

明日、もう一度鳴らしてみよう。

まあ、前回に薄い感じというか、蒸留水的な音だ。もう少しコクが欲しいでもない。

DS-3000は無機質な鳴り方なので、相性は良くないかもしれない。

古典な署名スピーカーなら良いのかな?よく分からんけど。

後は、メインのEL34PPmonoにも還元すること。

まあ、他にも企みは有るのだけれども。


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