analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

LfD‐1 (7)NFBを復活させる

2020-05-19 00:01:28 | LfD-1

組み立て時、NFBの配置を間違えたので今は外してしまっている。

これを復活させる。が、どうしたものか。12AU7の上管下管を間違えたのでNFB抵抗を上管に持ってくるにも場所がない。っと、思いついた。場所を変えずに配線を少し伸ばし変更して対処した。

NFB 0dBの時は出力インピーダンスが768Ωだった。ほんの少し下げられたらなぁ。

 

今回、NFBを外す前は1.8kΩの抵抗でNFB量 6dBのはずだったが、NFB無しの時にGAINを計算したら、もとは31dBほどあったが25dBとなぜか減っていた。ゆえに計算上9dBほどのNFBになっていた。

NFB抵抗を3.9kΩに変更した。青いパーツは100pの高域補正用セラコンが2個。

これでNFB量は5.8dB。これでもいいかと思ったが、ラインアンプの出力インピーダンスが252Ωと少し低い。

 

次は8kΩで試そうかと思ったが、良いものがない。飛んで10kΩとした。

これでNFBは2.8dBなのだが、出力インピーダンスは420Ωだった。もう少し上がると思ったが残念。一旦ここで終了とした。

 

プリとパワーを繋いでF特を測ってみた結果。

グラフの赤い線は今回のラインアンプNFB2.8dB。前に戻っていた。低域端で-3dB。

一番ナロウな緑線はラインアンプのNFB0dBの時のもの。

一番上の薄紫の線は変更する前のプリ(CfD‐7.3)で、NFBで6dBの時で初段カソード抵抗を上下管で分割しパスコンを付けなかった時の物。特性的にはこれが一番良かったな。

 

 

これで音出ししてみた。

なんか全体の力感が無くなったかな?

でも広がりも申し分なし。低音は太くは無いが量感が出てバランスが良くなった。

個々の楽器の表情が少し無くなった(化粧が濃くなった?)感じだ。NFB 0dBの時はすっぴんんって感じだったが、輪郭が少し滲んでたかもしれない。この辺はどっちもどっち。今は選べない。

 

いやぁ、すうんばらすうぃー(イー○スチャンネル風に)。

 

20200424


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