analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

ei曲線図よりrpを推定する方法

2021-04-03 00:05:12 | プリアンプ

内部抵抗rpをEI線図より導き出す。

まず、プリのOPTを10kΩで使った時の内部抵抗が低い方。この時の実際の電流・電圧測定値。

Ep 145V

Ip 13.6mA

Ek 5.5V

動作点近くのバイアス曲線の傾きより接線の傾きを見ると、10mA変化する電圧は120Vから148V。よって2.8kΩとなる。(下図 赤線)

 

 

OPTを20kΩで使ったときは、実際の電圧測定値より

Ep 219V

Ip 10.2mA

Ek 10.2V

となり、

動作点近くのバイアス曲線の傾きより、10mA変化する電圧は200Vから240V。よって4kΩとなる。(下図 青線)

 

 

 

 

ここで、だ。

以前測定したプリアンプのOPT一次側の電圧・電流(交流)が有る。

これは二次側の電圧が0.25V(0.03mA・0.836V)から2V(0.92mA・7.005V)になるよう入力信号電圧を振ってその時の電流・電圧を測っていた。

電圧の変化量(7.005-0.836=6.169V)

電流の変化量(0.92-0.03=0.89mA)

インピーダンスは

6.169÷0.89=6.931kΩ

6.931kΩが大きすぎるんだな。電圧を下げるか電流が大きくなれば・・・1009は平均値測定なので、RMSなったとしても小さくはならないか・・・。

RMSでなくPPだったら?

電流値に1.4を掛けて同じ計算をしたら内部抵抗が4.9kΩ。

おっと、少し寄った。

 

けど、上でやった曲線からインピーダンスを出すのは此れとはちがうらしい・・・。

 

 

20210307


コメント (2)    この記事についてブログを書く
« プリの動作点の変更 その1... | トップ | プリの動作点の変更 その1... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トランスの損失、など (soruboseinn)
2021-04-04 14:14:39
HPを参照しましたところ、OPT一次側が直列、と言うのは何となく分かった気がしますが、A級・B級・AB級の区別がまだはっきりしません。

いま、音が歪んで聞こえる状態が有り、解消しましたら(多分スピーカーのネットワーク?)もう少しA級について見てみようと思います。
(なにか情報を見落としてる気がします)
返信する
Unknown (ED)
2021-04-03 22:31:44
soruboseinnさん、こんばんは。

A級PP回路は、出力管5687が直列で動作しています。

このとき、OPT一次側にB電圧を供給しているセンタータップに信号は流れないので、一次巻線は直列で動作しているのと等価になります。

そのため、OPT一次側の電圧をプレート・プレート間で測ったのでしたら、算出したrpは1/2にする必要があります。

http://www.op316.com/tubes/tips/b120.htm

測定方法や測定機の仕様が良く分からないので、推測になりますが参考にしてください。
返信する

コメントを投稿