analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

大理石キャビ4

2016-09-24 02:41:39 | アナログ

それではいよいよ鳴らしてみよう。

緊張の一瞬。や、出た。お、結構まとも?DP3000はちとヒステリックだったが、こちらはそれが若干薄れている。ここが一番懸案だった。それからDP3000は回転ムラのように感じたが、こちらはしっかり安定。まあ、これはキャビのせいというよりタンテの性能の違いかと思う。以前聴き比べたときは7000は抑え付けられた?ような感じで、3000はゆったり心地よく鳴ったが、なぜだ?キャビでこんなに違うか?

一時間も鳴らしていると、化けた。

私の望んでた音。空間に響く感じが堪らない。音が鈍らない。しっかり出ているが、ヒステリックな一歩手前。これはこれで心地良い。もしかしたらまだマイソニックEMINENTの能力を引き出し切っていないのではないか。前後感は少し良くなっただけ、但し奥から音が響いてくる感じはする。そして各音がゆるぎない。ここに来て、ようやくSME312が本領発揮だ。寝なきゃならないのにもう少し聴いていたい。

もう少し時間が経った。コーラスがヴォーカルのちょっと後ろから聴こえるのが嬉しい。それから若干潤いというか、しっとり感が出てきた。どこまで変わるのか。今更20年も聴いてきたレコードから新発見。コーラスでも和声?高いほうと低いほうで分かれてたんだ。恐ろしき312。低音域のベースの音階が判る。前は低音が無くて、「インピーダンスのミスマッチ?」かと思ってた。

但し不満もある。音が薄い。これは312のマグネシウムに依るものではないか。また、ハットのフォノイコを自作のものに替えたら変わるだろう。但し、空気感は薄いかもしれない。これは各微調整後に期待しよう。

なぜかDP7000の回転数ロックもかかるようになった。一時期後継機種のDP80の二重タンテが気になり、欲しいと思ったが内部の画像を見て3000と変わりないじゃんか、と思い直した。

スピーカーからの音離れもいい。

今後の作業

1.アームをちゃんと取り付ける。今は乗っかっただけ。オーバーハングと水平もちゃんと取る

2.タンテをちゃんと取り付ける。重たいだけに大変だと思う。

3.足の交換。DP7000の腹が結構出っ張ってるので6~7cmくらいは持ち上げたい。手持ちのTAOC Super Insulatorを使うつもりだったが高さが足りないと思う。気になってるWind Bellにするか?高いんだよな。

4.大理石に穴が開いてるので、隠したい。ベルベットでも張ろうか。表面の反射・共振対策も兼ねて。

これで以前使ってたオルトホンAS309Sを超えたと思う。今更ながら、今まで聴こえなかった音が聴こえる。312の内部配線を交換したかったが今は充分だ。

3750のピアノの音は響板が鉄でできてるような音がしたので今回のもそうだったらメインには成り得ないかな?と心配してたが、今の音だったら大丈夫だと思う。

私の好きなEMT927、そしてMICRO 8000システム。最近出たテクダス、DENON DP100、HITACHIの重い奴。これらはキャビが金属ではないか?この辺からキャビに木材を使うのに疑問が生じた。

トーレンスTD521も音は良かったが、フローティングに疑問があった。音は良いのにこれでいいのか?と。これはオルトホン専用にしよう。

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