我想一個人映画美的blog

新作映画レビュー&温泉&ゴシップ+コスメ+旅行記&日記。
blog開設から何と19年!ありがとうございます✨

シークレット・アイズ/SECRET IN THEIR EYES

2016-06-30 14:38:36 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

2009年、日本でも公開されたアカデミー賞外国語映画賞アルゼンチン映画の

瞳の奥の秘密のハリウッドリメイク作。

 

13年前の未解決殺人事件を解決すべく、捜査員たちが再会し、その後思わぬ真相にたどり着く。

監督&脚本は「ニュースの天才」(←つまんない)などのビリー・レイ。

オリジナルが面白かったので、ハリウッドリメイクなんて〜と思いつつも

ジュリア・ロバーツにニコールが初共演ってことでやはり気になったのでずっと観たかったのをやっと。

 

 

FBI捜査官レイに、アカデミー賞作品賞受賞「それでも夜は明けるのキウェテル・イジョフォー。

9.11後にテロ対策班の担当。

 

 

テロ対策合同捜査班での相棒で良き友人のジェスにジュリア・ロバーツ。

娘が13年前に殺された暗い過去を引きずる。

素晴らしかった。

撮影監督は夫のダニー・モダー。

 

 

昔から野心家でエリート検事補となったクレアに、ニコール・キッドマン。

自他共に認める数年のボトックス効果でシワとたるみもなく、相変わらず人形のような美貌と若さを保つが

すっぴんで演じたジュリアと対極的。

ちなみに実年齢は二人とも一緒の今年49歳。

 

 

FBI上司にアルフレッド・モリナー。

 

 

13年前と数年前、そして現在と映像が切り替わりながら進行する。

これは過去のシーンなのか見分けるのに、レイがほぼ変わらないからわかりづらい

ニコールはストレートヘアにして清楚な感じにしたからまぁ、わかるとして

この二人特に、数年前と今というのが分かりづらすぎる。

イジョフォーはオリジナルの主人公に真似たつもりなのかアゴ周りのヒゲだけはそっくりだけど。

だいたいがこの相棒の、バンピー演じたディーン・ノリスが禿げてるか髪あるかで見分けると早いという 笑

 

 

ま、そんなことはさておき。

 

【オリジナルとリメイクとの違い】

オリジナルは印象深かったけど何せ観たのが7年前となると、それ以降観てないしほぼ記憶が薄れていて

わざとに忘れてリメイク観た方が楽しめるかなと思ってそのまま観たんだけど、、、

殺されたのは娘じゃなくて妻だったはずというのは覚えていたし、相棒がすごく可哀想だったことも

印象的で覚えてた。

「こんなんだったかな?」と思ったのはその辺も違ってて

軍政下のブエノスアイレスを9.11後に変えてるのはアメリカだからねとも思ったけど

その情報を仕入れている闇屋の坊やを怪しいと思ってしまったレイは、ひたすら追い続ける。

一度逃しても、FBIの上の者たちが証拠となりそうだったものを潰していく。

 

途中、サッカー場が出てきてそこで偶然犯人らしき男を見つける、というのは野球場に変わっていたし、

犯人と思い込んでいる男がコミックを書いていて、、、という件もオリジナルにはなかったはず。

 

愛する人を殺された思いから、あることを考えていて

途中その言葉が伏線となりラストへのオチに繋がっているのはオリジナルと一緒でした〜。

結局、そこがやりたいからこのリメイク企画が持ち上がるんだろうし

実際この作品はそのオチの主人公の言動が全てでもあるわけだから、、、、。

 

 

6/10(62点)

 

 

ちょこっとネタバレこみ

ジュリアとニコールの初共演が見られて良かった。というところがわたしには大きい。

オリジナルを知って観るのと、知らずに観るのとではやっぱり感想も違うだろうし、オリジナルとどうしても比べて見ちゃう。

未見だったら、この三人の共演とストーリーに引き込まれるかもだけど、

このレイって男はそんなにもニコールにこだわるのがなんかなぁって感じも。

君はすごく年をとったみたいにジェス(ジュリア)にはいうのにクレア(ニコール)には雑誌の背中開いたドレス見てて

ニコール現れるとアタフタして、「君には90ページの素敵なドレスが似合うよ」などと言ったり、

婚約者いてのちに結婚して仕事も成功したニコールはニコールで、

「どうしてあの時、誘ってくれなかったの」とか夫がいる家に呼んで(怪我したからといって)

夫が出てきたら「あの人は理解してるから」とか思わせぶりになったまま何もなく終わっていた。

(あったらあったでそっちの話に行くのかってツッコミはいるだろうけど)

娘を失ったジェスに対しては、

13年前に、ジェスの娘とサプライズでプレゼントを買いにいく約束をしてたのを

仕事の急用が入ってキャンセルしたため一人で行かせたら、その数時間後遺体で見つかったということで

自分の責任だと責めていたけど、そこまで固執するのも少し理由としては少し弱いかなと思ってしまう。

それと全然関係のなかった犯人と思われた奴をずっと追っていて

実はジェスがもう捕まえていたなんて、ずっと言えなかった、言わなかったというのがポイントで

最後に繋がるのだけど、探すことと悔いの思いで生きてきたレイの人生もなんだか、、、

この辺りはオリジナルはおかしくなかったと思うけど。

ニコールはお色気担当みたいな感じで?さすが

犯人を自供させるように持って行く手口はお手のものという感じでハマっていたしキャラにあってて良かったけど。

 

それにしてもやっぱりジュリア・ロバーツ

女優魂というかやっぱり素晴らしいなと。演技の力量を見せつけられた気がした。

ニコールもクールな役だし、もちろん巧いのもわかってるけど今回は特にジュリア素晴らしかった

一人の、娘を失って、何年経ってもどうしたって苦しみが消えない母親の心の機微が伝わって。

 

ずっと同じ席に毎日通って犯人を待ち構えて。

(犯人捕まえるために父親がロクヨンでも毎日一軒一軒沢山電話してとかあったけど)

 

「諦めない精神は必ず勝利する」みたいな名言、良かった。

劇中、一度だけ見せる娘といるときのジュリアの笑顔が輝いてた

 

オリジナルもそうだったけど、

犯人を自分で捕まえて小屋に閉じ込めて一生殺さずジワジワと衰弱させながら置いておく

って、娘を殺した憎き犯人のそばになんていたくもないし、餌(ご飯)は適当なものだったとしても

作ってやりたくもないし、あげに行く時に顔を見たくもないし

不潔で匂いだってすごいだろうに自分家に置いておく(倉庫や納屋だとしても)なんてことは

わたしだったら絶対考えられないなー。

まぁ、そこが当時はすごいオチだということもあったんだけど。

 

最後、一応、穴を掘って調べてたということにしたレイと箱を奥にしまったクレア。

 

本作良かった方は未見であれば是非、アルゼンチン映画のオリジナルの方を

 

 

2002年、ロサンゼルス。殺人事件の現場に駆け付けたFBI捜査官のレイは、被害者を見て絶句する。その被害者は、テロ対策合同捜査班でのパートナーで、親友でもある検察局捜査官のジェスの最愛の娘だったのだ。レイはエリート検事補のクレアと共に捜査に乗り出し、一度は容疑者を特定するものの、FBI 組織内の事情により真相は闇に葬り去られてしまった。あれから13年、驚愕の事実が紐解かれてゆく─。

 

『シークレット・アイズ』予告編

 公式サイト

SECRET IN THEIR EYES        2015年      111min

6月10日より、公開中〜

 

 

プレミアはニコール欠席で三人揃わず、、、

 

 


ラザロ・エフェクト/THE LAZARUS EFFECT

2016-06-29 13:18:49 | 劇場&試写★4 以下

 

これオカルトホラーじゃないのね。

 

「二郎は鮨の夢を見る」で注目を集めたデヴィッド・ゲルブと

「パラノーマル・アクティビティ」シリーズのプロデューサー、ジェイソン・ブラムが組んだホラー。

 

 

キャストは名も知れてないような地味な人たちかと思ってたら

意外とメジャーどころを起用してて、

 

ゾーイ・マコンネル博士にオリビア・ワイルド。(ポスターの写真、別人。オリビアだったとは)

 

その婚約者で、医学研究者フランク・ウォルトン博士にマーク・デュプラス。

この人、「僕の大切な人と、そのクソガキ」の監督でした

 

研究員のメンバーに、「X-MEN」シリーズのクイック・シルバー

エヴァン・ピーターズ。(近年ますます「時計じかけのオレンジ」の頃のマルコム・マクダウェルに激似。)

 

同じく研究員、ドナルド・グローヴァー。

 

 

撮影係として入ってきたエヴァにサラ・ボルジャー。

怖がる&観る側への説明として必要な女子要員。

そんなにこのチームに入りたがる、そして怖い思いしても抜けたがらない理由付け全くナシ。

 

 

喜んでいられるのも今のうち。

 

 

残念!

犬で成功し、成功したかに思えた死者の復活は、

死者を蘇らせる研究によって、蘇らせてはいけないものまで蘇らせてしまった

 

 

フランクと婚約者のゾーイが所属する研究者チームは、死者を復活させる「ラザロ血清」の研究に奮闘していたが、実験中の事故でゾーイが感電し亡くなってしまう。フランクは仲間の反対を押し切りラザロ血清を投与し、ゾーイは奇跡的に息を吹き返す。彼女の蘇生を喜んだのもつかの間、ゾーイの体にさまざまな異変が起こり始め、チームを絶望が襲い……。

 

 

 

4/10(43点)

 

 

ネタバレ全開でいきます

観ながら退屈でダメダメ。ってほどではなかったものの、

ホラーにしては全然怖くないしオカルトによっているわけでもない。

ありきたりな、どっかのB級ホラーで見たような(ってこちらもB級ですが)

蘇って人を襲うけど、その背景には忌まわしい過去の記憶が関係していた。

(と言っても、自分が幼い頃に引き起こした火事により死んだ人々の恨みを背負って悪夢にうなされていた人物が

死んでから蘇ってしまったために人を巻き込んで襲っていく)というだけのストーリー。

女の子の必要性は結局、疑いを向けられるキャラということと、最後に戦うキャラってことだけで

上にも書いたように最後まで頑張っている理由がない。

いや途中で抜けようと思えば抜けられたわけだから。

 

ちょうどよく、この二人恋人同士だからこそ何が何でも蘇らせようとしちゃうのだが、、、。

 

まず、この監督はホラー向いてない。(演出も怖くない。)

そして、展開が想像を全く超えない。(脚本の問題も大きい)

蘇ったところで、さほど怖くない。(視覚的にも)

 

 

すっぴんに近いほどこの人 綺麗なのだが(クールビューティ)

もともとホラー顔です。

 

こんなこともしちゃうけど、

 

怖いのはオリビアの顔だけ。

いや、黒目大きくなると人って可愛くなるから、怖いシーンで黒目全開でむしろ可愛くなってるようなオリビアたん。

 

炎の少女チャーリーか。

 

他のキャラ(研究員)男子二人も特に何もせず殺されるのみ。

 

とにかく寝ないで観れたけど、残念系でした〜。

忙しい中、無理して劇場でみたのにー。

蘇りモノはもっと不気味にしてくれないと。

そしてキャストもメジャーなハリウッド女優とかじゃなく、無名に近いような人の方が良いんだと思う。

どうしても、ホラーやってるってイメージになっちゃう。結果、怖さ半減。

 

 公式サイト

THE LAZARUS EFFECT                   アメリカ     83min

6月11日より、公開中〜

 

 

 

 

 

 


ダーク・プレイス/DARK PLACES

2016-06-25 23:52:02 | 劇場&試写★6以上

 

ゴーン・ガールの原作者ギリアン・フリンによるミステリー小説「冥闇」を

サラの鍵」のジル・パケ=ブランネール監督が映画化。


幼い頃に一家惨殺事件から生き延びた女性が、家族を襲った事件の真相を追い、驚愕の真実にたどり着く。

 

主演がシャーリーズ、原作が「ゴーンガール」のってこと以外、予備知識ゼロで鑑賞。

 

15歳の時、アルコール依存症で暴力が絶えなかった実の父親を、危険を感じて母親が射殺、(罪には問われず)

という壮絶な過去を持つシャーリズ・セロンが、惨殺事件から生き残った少女リビーを演じる。

こんな素朴なキャップかぶってなくてもいいのにな〜

普段のシャーリズだとセクシーすぎるから、その緩和?おしゃれとは無関係なキャラであるのを表現なのかな。

 

 

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でシャーリーズとは共演済みのニコラス・ホルト

大人っぽくなっても童顔が可愛いクロエ・グレース・モレッツ。


ブラピの息子を演じた「ツリーオブライフ」でデビューし、マコさまとの「MUD-マッド」やニコラスとの「グランドジョー」(観たけど未レビュー)や

待機中の「X-MEN アポカリプス」にも出演、ノリまくりのタイ・シェリダンくんが、影のある長男の子供時代を演じる。


大人になったムショにいる兄、ベンはコリー・ストール。

(大人になって顔変わりすぎじゃないー!)

この頭だったら、トム・ハーディにやらせたらよかったのにとも思うけどそうするとまんま

「マッドマックス」メンバーか 笑


あ、そうそう。あとお母さん役、クリスティナ・ヘンドリックス。

誰だったっけーー??と思ったら、ライアンが初監督を務めたつまんなかったミステリー

ロスト・リバー」の主演の人だった

この方、ん?太ってる?と思ったら

やたら巨乳なのよー そこばっか目がいっちゃって(エロオヤジか)

 ※劇中、こんな格好はしてませんので悪しからず。

 

 

85年、米カンザス州の田舎町で母親と2人の姉妹が殺害される凄惨な事件が起こった。8歳の末妹リビーが生き残り、彼女の証言によって長男ベンが殺人犯として逮捕された。それから28年後……成長したリビーのもとに、過去に起きた有名な殺人事件の真相を再検証する「殺人クラブ」から招待状が届く。ベンは本当は無罪なのではないか?と主張するクラブのライルからの懇願と、協力に対する報酬に心が動いたリビーは、長年疎遠だったベンと刑務所で対面を果たす。「俺はやってない」という、ベンの告白に「嘘つき」と返すリビーだが、引っかかる出来事が。 ベンの再審申し立てに残された日数はあと21日しかない中、リビーは、恐怖とともに心の闇にしまい込んだ記憶に再び向き合うことを決意する……。


自分で証言した、犯人は兄だと。28年後、それが覆される。


6/10(67点)


ネタバレあり

映画だから、犯人が最初のままのはずはないから、それが違っていて真犯人はじゃあ誰?となるから面白いわけで

そこからも犯人はしぼられてくるんだけど、

母親かもしれないし、父親、もしくはリビーだってありえるし、話を持ちかけてきた殺人クラブのメンバーだって疑わしい。


でも途中、犯人というか、真相が見えてからは一気に面白さは下降していく。


有名な事件のマニアたちが集う、「殺人クラブ」の存在が怖い。

直接オファーされてゲストに招かれていくなんて本当、危険だと思うけど、、、、

お金欲しさに会ってみるリビー。度胸あるな。たった5、6万で引き受けちゃうとは。

過去の自分のトラウマに向き合うことになるんだから、振り返りたくもないはずなのに。

アブない奴だったらほんと危険すぎ。


リビーは幼い頃の記憶はなく、当時 兄がやったと証言したことで

兄はずっと監獄。本当にそうだったのか、と悩んだり会いに行こうとしなかったのもすごいけど

殺人クラブの面々が、その興味から絶対兄ではない、真犯人がいるはずだということで

自ら捜査に出る。まずは兄に面会することから。

当時の周りの関わった人物をたどっていく中で、思いもよらなかった人物がいたり、いなくなってたり。


それにしても、タイ・シェリダン演じた兄のベンがあまりにも不憫。

真面目にやってたはずなのに性的暴力しただの、悪魔崇拝だのと非難され

ビッチな年上の恋人、クロエ演じるディオンドラに赤ちゃんできたからと、お金せがまれたり 

それを守るための覚悟の決断。


母親が部屋で見つけたノートに書いてたのは、赤ちゃんの名前で、ベッドの下に隠してたのも赤ちゃんの服で。

なのに女の子に性的暴力をしてたと思った母親。

お金がないからって、子供を守るため自分を犠牲にして自殺しようとする母親。

そこまでしちゃうかな、、、と思ってしまった。

いやこういうの、現実的に考えちゃダメなのかな。

うまい具合に行方不明になって、浮浪者みたいになってしまってるダメ父親。(犯人かもと思わせるにはわざとらしい)

結局はお金を払って自殺を手伝う(殺して自殺に見せかける)人の存在があるのを最初の殺人クラブの訪問の時に

伏線として言ってるからそこでまずピンときてしまう。


その訪問者が来て、母親が殺された時に運悪く居合わせた長男ベンと、その恋人ディオンドラ。

妹の殺害はディオンドラが実行犯。警察もそのくらいわかるはずだけど。首絞めてるんだし男の手ではないことくらい。


長いことディオンドラが行方不明になってるということで突き止めたリビー。

 

成長したクロエ演じたのはこの人。実はクロエの母親に似てるからこんな感じにならなくもないのかも?


そこには、成長した兄の子供が。

そりゃリビー、狙われるよね。 親子から逃れようと森に潜んでいて記憶が蘇る。

事件当時、もう一人の妹も殺そうとするディオンドラに恐怖を感じ

リビーだけは見つからぬよう隠しておいた優しい兄だった。


お互い、嘘ついてたからチャラね。的に釈放された兄に、リビーは最後いうけれど

長いこと牢屋に入れられて(本人はそこは後悔してないようだけど)

お互い様も何もないよーと思ったけど 笑


途中の悪魔儀式とかいらないよね。と思ってしまった。

なんかスッキリ面白かったー♡とはならない感じの作品でした〜。



インディアン系の悪魔崇拝者を演じたシャノン・クックが何気にイケメンでした☆

 爽やかイケメンくん

成長すると(左)


映画『ダーク・プレイス』イケメン2人のインタビュー映像


公式サイト 

DARK PLACES        2015年      イギリス=フランス=アメリカ    113min

6月24日より、公開中〜


【映画 予告編】 ダーク・プレイス(2015)


美女二人と中央、原作者。


 




貞子vs伽椰子

2016-06-24 23:59:54 | 劇場&試写★6以上

 

 

貞子と伽倻子何でも戦わせればいいってもんじゃないでしょ

なんで「リング」の貞子と「呪怨」の伽倻子が戦わなきゃなんないのよ

きっと突っ込みどころ満載のバカ映画になっちゃってるんだろうなもー

と思っていたら、、、、

え?意外や意外。なかなか面白いらしいという巷の噂を聞きつけ。

 

観てきちゃいましたよ はい、わたくし、リング大好きなんです


貞子と伽倻子が対決するとこフツーに想像したら、

同盟組んでよりパワーアップして襲ってくんじゃない?

と思うのが普通だと思うのだが、どうやら バケモンにはバケモンぶつけてどっちも消滅させる

というテキトーな発想?から鬼退治、いや悪霊退治が始まる。

 

 

中田秀夫監督が手がけた「リング」は、ホラー好きなわたしが邦画では一番怖かったホラー映画で

貞子が怖いってより、当時初めて観たとき、あまりに不気味な呪いのビデオの映像が怖くて一人で観れなかったほど。

(真っ暗にしてみてたら気持ち悪くて一人で観るの中断した初の映画 笑)

「呪怨」は真っ白塗りの俊雄がキョンシーみたいで怖くないけど、伽倻子のあの出てきたときの音と動きが絶妙。

 

監督は「ノロイ」「口裂け女」「シロメ」でなどジャパニーズホラーに定評ありの白石晃士監督。

 

 

主演はモデルで女優の山本美月。

主人公、有里の親友で、貞子のビデオを観てしまう夏美役の佐津川愛美。

このキャストでは一番うまかった。ホラー経験もありで女優としての経歴も長い。

 

ちゃんと古びたビデオで出てくる。

 

呪いの家の隣に引っ越してきた「呪怨」担当のヒロイン、高木鈴花には玉城ティナ。

ドール顔美少女で逆にホラーっぽくて怖い。

 

 

安藤政信演じるインチキくさい俺様霊媒師、経蔵とその相棒

盲目の霊感少女・珠緒 「貞子3D2」に出演の子役、菊池麻衣。

ブラックジャック✖︎ピノコ

毒舌不良イケメン✖︎毒舌ませガキ

この凸凹コンビがまたいい味出してる。(この二人に関しては下の方でも言及します⭐︎)

 

 

 

「リング」「呪怨」まずは二つの話の大まかなおさらい。(ネタバレ込み)

「リング」は、テレビ局のディレクターである浅川玲子が都市伝説の取材を行っていく中で、見たら死んでしまうという呪いのビデオを見てしまう、ということからストーリーが始まり、呪いを回避するために浅川は行動を開始していく。

この呪いのビデオを作ったのが、超能力者であり、この世にいない貞子という女の怨念が幽霊となり、

ビデオを見てしまったタイムリミットの1週間後にテレビ画面から出てきて、ビデオを見た人を殺していくというストーリー。

「呪怨」は、ある事件があったいわくありの佐伯家の家が売りに出され、そこに引っ越してきた一家が、佐伯伽椰子の亡霊によって次々に呪い殺されていくというストーリー。

 

 

8/10(82点)

 

いや〜面白かった

 多少、ネタバレあり

貞子と伽倻子もキャラ濃いが、主演の女子大生二人以外とにかくキャラが濃い

そこが大好き (笑)

 

評価したいのは、両者の対決シーンが面白いってより、

二つの映画をきちんとリスペクトして同時進行で描きつつ、この監督らしさが活きてて

統合した一つの映画としてのオリジナリティも堪能できるというところ。

 

そして上にも書いた通り、脇キャラが濃すぎて笑える。

心霊マニアというか貞子オタクな教授(貞子に会うためなら死も覚悟ってオイ)

 

最初にお祓い依頼する祈祷師のオバさん、ビンタしまくって挙げ句の果てにあっさり死んじゃう。

それも、「週末の予定は全部キャンセルに!」とか死に際に「電話しておいたから経蔵に任せたぁ、、、バタン。」とか

頼れるんだか頼れないんだか。

その後、経蔵とそのツレのおチビが生意気で、セリフ憎らしくて最高。

これはみた人はハマるキャラじゃないかな。スピンオフすら希望したい。

この経蔵演じる安藤政信のセリフも言動もまたいちいちツボ。

シャシャシャッと十字切って霊を追っ払ったり邪気を払ったり。インチキくさい。

しかも、それでいて貞子と伽倻子の前ではこんな頼もしい?二人もあっという間にただの人。

 

反対隣が外人さん二人で、一緒になって何度も声出して笑っちゃった。

ただし、時間の進行上の問題か ビデオを見たら1週間後に死ぬというのを2日後に変えてたり、

ビデオそのものの映像がなんか違うものになってたり、

伽倻子の家の中玄関も押入れなどと外観が違うことになってたり(ここはちゃんと同じ場所でやってほしかったなー)

あと、ネットに公開して拡散するなどしたことで今後の日本絶滅を危ぶんだり

(オリジナル「リング」では、ビデオを見せないと死にはならないのに)

なんかちょいちょい違ってたのは気になったな。

あと主演の二人は、親や親友が殺されたのにあまりショックな様子がなくダメージ感ない。

のは結構良く海外映画でも突っ込みたくなるところ。

 

それを差し引いても、貞子VS伽倻子

面白いもの見せてもらったなーと大満足

是非、大画面でどうぞ 「リング」と「呪怨」だけは観ておくと楽しさ倍増

同じ画面に二人が出てきたときのワクワク感と言ったら!

 

まさかの合体にも笑った〜!!そうきたか。

あ、もちろん俊雄も出てきますので呪怨ファンもご安心?を。 笑

 

 

 

大学生の倉橋有里は、見ると貞子からの電話がきて二日後に殺されるという「呪いのビデオ」を入手。

そしてそのビデオの内容を親友である夏美と見てしまう。

一方で、同じく大学生の高木鈴花は、入ってしまうと生きて帰れないという噂の

「呪いの家」が隣で、失踪していた男の子を見かけたことで足を踏み入れてしまうのが悲劇のはじまり。

呪いを受けてしまった有里と鈴花を助けるため、呪いのビデオにとりつかれた大学教授の紹介でお祓いをしてもらうことに。

霊媒師の経蔵考え出した作戦は、「呪いの家」で「呪いのビデオ」を見て、

両方登場させて貞子と伽椰子をぶつけ、戦わせることでその呪いを消滅させるという根拠もない方法だった

 

果たして、そんなすんなりと両者を退治できるのか!?

 

映画『貞子vs伽椰子』予告編

そもそもこのエイプリルフールの冗談から、企画は始まったらしい、、、

 公式サイト 

貞子VS伽倻子      2016年     日本    99min  

6月18日より公開中〜

 

 

 

伽倻子&俊雄欠席 

 

 


64-ロクヨン-後編

2016-06-20 10:58:01 | 劇場&試写★6以上

 

 

前後編2部作の後編。

警察庁長官の来県を目前に発生した新たな誘拐事件で県警全体に激震が走る中、

さらなるマスコミ対応に追われる広報官、三上が迫る“ロクヨン”捜査の真相と、

現在進行形で展開していく新たな誘拐事件の衝撃の顛末とは

 

前編レビュー64前編  



平成14年12月。時効まであと1年と迫った“ロクヨン”の捜査員激励と被害者家族、雨宮の慰問を目的とした警察庁長官の視察が翌日に迫る中、管内で新たな誘拐事件が発生。しかも犯人は“ロクヨン”と同じように身代金2000万円をスーツケースに入れ、父親が一人で運転する車で運ぶよう要求する。事件の性質上、広報室の三上は記者クラブと報道協定を結ぶ必要に迫られるが、肝心の捜査情報はほとんど提供されず、記者たちは一斉に反発、各社が独自に動き出しかねない危険な状況に。そんな中、一向に情報が出てこないことに自らも業を煮やした三上は、ロクヨン捜査にも関わった刑事部時代の上司、松岡が指揮を執る捜査車両に単身乗り込んでいくのだったが…

 

監督は前編に続き「ヘヴンズ ストーリー」「ストレイヤーズ・クロニクル」の瀬々敬久。

メインキャストはもちろん前半同様。後編はでない人もいる中、緒形直人が加わる。

 

 

 

今回のポイントは「声」

声ってその人特有で、何年も基本変わらないものだし、特徴が出やすい。

 

たった一度、被害者の父親のみが聞くことができた「犯人の声」

 

 

 

6/10(68点)

 

 

 

原作とはラストが違うらしい。

原作では、犯人を突き止めたところで終わるが

映画ではその続きも描かれる。

 

 

ネタバレあり感想

ちょっと突っ込みどころが気になってしまって

面白かったことは面白かったんだけど、チラシにあるような「傑作」とは思えなかったな。

 

冒頭、どう見てもヒゲモジャな被害者父である永瀬正敏が公衆電話から無言電話。

なんだろこれ。とわたしは全然予測もしていないところからの後編スタート。

 

前半の記者会見では64の模倣誘拐とされる事件が起きたことで

その被害者の実名や情報が明らかにされないことで記者会見では怒号の嵐。

ここでも実名公表の是非が問われる。

 

今回はまず、キャストが緒形直人しか増えていないことから

犯人はこれまで出てきた中か、これだけ有名俳優だらけの中で犯人だけはあまり知られてない

人物がいきなり出てくるのかと考えたら怪しい人は絞られるんだけど、

まだ時効まであと1年あった64事件を模倣した誘拐が起きたということで動き出すけれど 

犯人の声を知ってるのは被害者の父親だけといっても

まさかその父親が、毎日コツコツと電話帳片手に雨の日も風の日も公衆電話から一軒一軒無言電話かけまくって

犯人を見つけ出してたとは、、、、、

 そして幸田メモを隠蔽された幸田本人が被害者父親と組んで、この新たな狂言誘拐を起こしていたなんて

想像してなかった展開に。

今回、とても「声」が重要な役割を果たしているんだけど。

 

 

 

幸田役、声に特徴ありまくりの吉岡秀隆がその際にヘリウムガス使って辛そうな顔しながら

電話してくるんだけど、電話つなぎっぱなしのまま犯人に場所指定で話すからなのか

途中でヘリウムが切れて生声が出てしまうってアンタ、、、、

準備甘すぎというか基本的なことなってないっていうか

その辺りがドラマだなぁと。

あと、犯人は結局 キャストのメンツから見たら当然ながら?

ロクヨンの模倣されたと見える誘拐事件の被害者である緒形直人だったわけだけど

証拠になるメモを見つけた時に思わず食べてしまうとか

怖いというよりなんか違和感が、、、、。

最後に突き詰めた三上ともみ合いになり、自分も同じくらいの子供がいながらにして

「どうしてやったのか」と問い詰めた時の答えが

「そんなのわかるわけない」だったところが腑に落ちなかった。

子供を誘拐するのに、多額の金を要求してるのだから当然、金目当てか幼児愛が強いとかじゃないと

単に頭がおかしいだけの犯行で、何十年も逃げおおせるのはやはり頭がいいかよほどラッキーかだと思う。

でも過去にどうだったのか知らないけど、犯人の人物描写が乏しい中でも

頭がおかしいと言う感じはないし、少なくとも家族があってスポーツ用品店を経営している、見た目は普通の2児の父親だ。

 

前編の方が面白かったな、

引き延ばさずに1本にまとめてなんとかなんなかったのかなぁこれという印象。

 

 

後編は永瀬正敏さんと、記者会見の際に頑張ってた落合捜査二課長役の柄本祐さんが良かった!

と思って調べたら柄本佑さんて、安藤サクラの夫なのか

え?というか柄本明の息子なの?知らなかったのもしやわたしだけ? 笑

びっくり

 

 

 そうそう、最後に一言 三上の娘との確執で消えてしまってそのまんま最後まででてこない娘、あゆみ。

そろそろでてこーい!(友達の家とかにいないの?)

(こちらは妻)

 

公式サイト

 64 ロクヨン 後編         2015年     日本   114min

6月11日より、公開中〜

 

 

 

 

 


夏美のホタル

2016-06-16 11:28:40 | 劇場&試写★6以上

 

有村架純が、「ストロボ・エッジ」「きいろいゾウ」の廣木隆一監督と再タッグ。

森沢明夫の同名小説を原作に、片岡翔、港岳彦が脚本で参加。

 

 

将来の夢と恋人との今後に悩んでいた夏美。

父の形見のバイクに乗って思い出の森へ。

森の近くのよろず屋で“ひと夏”を過ごすことになった夏美が見つけた、たいせつなもの。



夏美には、「ビリギャル」で第58回ブルーリボン賞主演女優賞、日本アカデミー賞優秀主演女優賞と

新人俳優賞をダブル受賞した有村架純ちゃん。

演技、実は初めて見たけどもっと弱くて柔らかいイメージだったけど、

芯の強さを感じるパワーを感じて、そしてどこにでもいそうなちょっと可愛いけど

普通の女の子を自然に演じてたのがすごくよかった。

 

その恋人、慎吾に工藤阿須加くん。

翔の監督デビュー作「1/11 じゅういちぶんのいちにも出演、様々なドラマなどで活躍中。

実際の工藤くんの真面目さがそのまま出ている、

言葉も佇まいも優しい彼氏。アクのない、でしゃばらない演技がよかったよ

 

心優しい親子の吉行和子と光石研

 

いわくありげな仏師に小林薫

 

 

写真家を目指す夏美は、亡き父の形見であるバイクに乗り、かつて父と一緒に見たホタルを探しに森にやってくる。そこでよろず屋「たけ屋」を営むヤスばあちゃんと地蔵さんという老親子と知り合った夏美は、2人に自然の中での暮らしを教わり、楽しいひと夏を過ごす。ある日、地蔵さんが倒れてしまい、息子と決別したつらい過去があることも知り、、、、。

 

 

7/10(73点)

 

 

原作は未読。

始まって5分くらいで、ゆったりしてて田舎の自然の映像と寝不足もあって少し眠気が襲ってくるくらい

スローペースで「やばい」と思ってたのが、次第にゆっくりした中にも優しさあふれるストーリーに

引き込まれていった。

 

プロの写真家を目指す夏美は、今のすぐに撮ったものが見えるデジタルを使用しないこだわりを持つ。

写真はフィルムで撮って自分で現像して。失敗していても画が現れるまでどんな風に撮れているかはわからない。

そういうのを好む気持ち、わかるな。

 

人生の中での出会い。親子の縁。

血は繋がっていなくても、人と人との繋がりと、

ずっと会っていなくても、ぜったいに忘れられない家族の存在。

何を犠牲にし、何を守るのか。

そんな、人生において根本的な たいせつなもの。

を考えさせられる作品でした

 

架純ちゃんと工藤くんの、自然でフレッシュなカップルも良かったけど、

脇を固める渋い堅実なキャストの方々の存在感が素晴らしく

やはり名優、光石研さん。良かった。

大きな見せ場や盛り上がりがあるとかいうわけではないけれど、

心が何だかジンときてしまう、心が次第にほぐされていくヒーリング効果というのかな。

ぜひ、こころをリセットしに大画面での鑑賞をどうぞ

 

 

 

 

 

 公式サイト

夏美のホタル      2016年   日本     108min

6月11日より、公開中〜

 

 

 

 


blog11周年/11th anniversary*・:♪*&過去18年のmyBest1⭐️

2016-06-15 01:02:00 | Weblog

本日、6月15日で blog11周年を迎えま

 

いつも読んでくださって本当にありがとうございます

劇場映画レビューはもちろん、おすすめコスメ、DVDレビュー、オッサンコーナーなど

まだまだ続けていきたいと思っております

コメントは嬉しいです、交流が反応もなかったら書いている意味がないと思うので。

今年は、過去わたしが記録していた中でのその年のベスト1ムービーを一挙まとめてみました〜。

これからも、仕事の合間にマイペースに続けていこうと思っているのであらためてよろしくお願いします

 

過去18年間のmigBEST

※レビューあるのはリンクしてます


1998年  アルマゲドン

1999年  シックスセンス

2000年  チャーリーズエンジェル

2001年  ギャラクシークエスト

2002年  少林サッカー

2003年  キルビル

2004年  ソウ

2005年  バタフライエフェクト

2006年  隠された記憶

2007年  ヘアスプレー

2008年  ラスト、コーション

2009年  スラムドッグ$ミリオネア

2010年  かいじゅうたちのいるところ

2011年    ビー・デビル

2012年  私が、生きる肌

2013年  プレイスビヨン・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命

2014年  怪しい彼女

2015年  ラブ&マーシー 終わらないメロディー

2016年  ?????     昨日のgooブログメンテのせいでコメント出来なくなってるようです 改行したら字数オーバーなのでこの辺で、、、


エクス・マキナ/EX MACHINA

2016-06-12 23:43:45 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

「ザ・ビーチ」の原作者で、

28日後...わたしを離さないで」などの脚本を務めたアレックス・ガーランドの監督デビュー作

本作で脚本も担当し、アカデミー賞脚本賞ノミネート、視覚効果賞を受賞したSFスリラー。

 監督(奥)44歳。

これまでの原作&脚本作、全部観てた。今後も監督/脚本作が楽しみ。

 

予備知識としては、

アリシア・ヴィキャンデルが人工知能ロボット。

ドーナル・グリーソン君出演。

美しい映像のSF

 

このくらいだったかな。とにかくSF好きだし

もう、これ本当、日本公開待ってました今月数ある観たい映画の中で一番期待していた作品。

先に言うと、期待を裏切らなかった

というより、期待以上

原題の「Ex Machina」はラテン語で“機械仕掛けの”という意味。

 

 

キャストの紹介。メインはというかほぼこの4人?しか出てこない。

 

美しいロボット“エヴァ”には、「リリーのすべてで本年度アカデミー賞助演女優賞を受賞、

10月に日本公開予定の「ジェイソン・ボーン」ではヒロインに決定、注目を浴びるアリシア・ヴィキャンデル。

繊細な表情もまた素晴らしく、美しく可愛らしい存在感がぴったり。

 

 

ブルーブック社の社員・ケイレブには、「アバウト・タイムスター・ウォーズ/フォースの覚醒

ドーナル・グリーソン。

先日の、レオの「レヴェナントにも出演してました。

近年いい仕事してるというか、いい作品にばかり出てるね。

もうね、こういう役ぴったり。頭良くて誠実そうな真面目くん。

 

 

ブルーブック社の社長ネイサンには、「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」のオスカー・アイザック。

これまた髪なくてイメージが違う。

最初の登場シーンは運動中だし、セレブの用心棒かと思ったよ

 どう見ても、社長というより用心棒。

 

ナゾの日本人、キョウコ。

ちょっとちょっと監督!日本人女性に対してこの扱い?ってちょこっと思えたが、、、

なるほどね。意外と重要なキャラでした。

ソノヤミズノさんという日本人ダンサーの方で、なるほどだからダンスシーンうまかったのね。

 

 

グーグルのような検索エンジンの大会社社長が所有する豪華な別荘で1週間過ごす権利を得るが、

そこには、社長ネイサンが開発した人工知能を持つエヴァがおり、ケイレブはエヴァの知能テストのために呼ばれたことを知る。

 

 
   

10/10(100点)

 

 

滅多に出ない満点ってことで、すっごいわたしの好み

 

この先、ネタバレちょっとあり

カリスマ社長の別荘で、1週間過ごして何かの仕事をしてお給料をもらえる抽選に

あなたが当選しました

って一体これ何の仕事?

 

やったよ!俺が当選だよ!ととりあえず友達にLINE(に似たやつ)

とりあえずチャーター機で行ったその先は、、、人里離れた携帯もつながらない森の中の家。

 


とにかく何がすごいって、初めから何が起こるのか、ワクワク。

わたしが思う、見たことない感覚や、映画の醍醐味でもある、予測不能な展開などに加えて

ビジュアルも自然の中にもSF的なアートで魅了させる美術が最高だし、

このロボットのビジュアルだってそう。

できるだけCGであるというより、人間味を出すことにこだわったことで生まれたリアルさは

毎日撮影時に4時間かけてメイクを施し、シルバーのボディスーツを着たらしい。

 

アラン・チューリング氏考案のチューリングテスト(これは、機械が知的であるか判断するテスト)が

エヴァのセッションとして進行していく。

でも、実はそのためだけではなくて、、、、

 

社長、いくら何でも毎晩飲み過ぎだろ!  

心を開いて打ち解けろというが、まずほんとに信頼できるかわかんないよねこんな怪しい人。

 

ケイレブの両親が事故で亡くなり、兄弟もいないというプロフィールが明らかになった時点で

ひらめいちゃいますよ、ホラー好きならね。(皆気づくか)

 

彼女もいない、ケイレブ君は真面目だし、ロボットと言っても

こんな見た目まるで人間で頭も良く魅力的なのが相手じゃ惹かれても仕方ないでしょ?

同じく、エヴァにとってみても開発者であるネイサンは父親だとすると

それ以外の男は初めてなわけだから、、、、。惹かれても不思議じゃない。

 

 

が、しかしこの映画、そういう風に人間と人工知能を持つロボットのラブものになっていないところがまた素晴らしいのだ

 

人工知能ロボットは、人間を超えられるか? というテーマではないところがいいし、

人間の複雑さ、ロボットを作るのは何のためなのか。

意識を持った人工知能の行く末は、という意味でも興味深いのだけど、

途中のハラハラ、スリラーな展開や哲学的な部分、騙し合い。

登場人物が少なく、密室スリラーに近い緊張感があってこの世界にのめり込んでしまう。

 

停電になるというのがポイントで、それがあるから

エヴァは監視されないその時間だけ、本音を話すことができるというのが設定上、良くできてる。

 

 この会社が、グーグルのようなサーチエンジンで、膨大な数の人間の情報のサンプルを取り込んで

一つの人間を創りあげることに成功したなら、、、、

人類の崩壊もありえないことではないという恐怖を感じてしまうし

サルじゃなく、ロボットに支配される世界なんて不思議でもないかも。

 

書きたいことは色々とあるんだけど、すでに長くなってきているのでそろそろまとめに入ろう。

 

 

 

社長が酒飲みすぎで二日酔いとか仕事になんないだろ、とか

あんなカリスマ社長、別荘にこもりきりで仕事になるのか?とか

停電なりすぎ。真っ先に普通エヴァを疑うでしょとか

最後の方で、皮膚を体に貼り付けるエヴァはそんなにペロッと剥がして綺麗にバッチリくっつくのかい!

とか

そういうところは置いといても

全く無駄ない脚本と、演出。

途中の二人息ぴったりダンス、ここ好き(笑)

 

そして、愛に走るかと思いきや、、、、の

男たち人間にとっては絶望的でバッドエンド。

それでも彼女には、ハッピーエンド。

 

 

人工知能は、愛よりも何よりも、見たことのないものへの好奇心が勝った。

可能性を秘めたラストがすごく素敵で、絶望の中に見えるハッピー(とわたしは解釈)が

素晴らしいSFスリラーでした

 

いや~面白かった、ほんと。

またすぐ観たくなる魅力ある作品。これ、DVD絶対買おう。

 

あ、そういえばアリシア・ヴィキャンデル出演作、2本ともわたしの今年の上位

実生活では恋人はマイケル・ファスベンダー。今後も要注目の女優さん

(⬅︎この人オスカー・アイザック)

ちなみに、アリシアは公開中の「二ツ星の料理人にもちょこっと出演中

 

 

人工知能がもたらす未来は 映画『エクス・マキナ』

 

 公式サイト

EX MACHINA         2015年   イギリス     108min

6月11日より、公開中~

 

 

 

 

 

 

 

 


片岡翔脚本で参加☆夏美のホタルは6月11日~全国ロードショー

2016-06-10 22:55:06 | 片岡翔 映画,小説,TVドラマ関連告知

 

【告知】

片岡翔が脚本で参加をしました、

有村架純さん主演映画「夏美のホタル」が、6月11日(土曜日)から公開されます

 

 公式サイト

 

原作は森沢明夫著「夏美のホタル」(角川文庫刊)。

千葉県大多喜町を舞台としており、実際の撮影も大多喜町を中心に千葉県各地で行われました。

美しい自然とホタルが醸し出す幻想的な風景の中、心温まるストーリーが展開。

 

監督は「ストロボ・エッジ」でタッグを組んだ廣木隆一さん。
共演に、光石研さん、吉行和子さん、工藤阿須加さん、小林薫さんほか。

 

「夏美のホタル」特報

 

 

ぜひ、ご覧下さい♡どうぞよろしくお願いします

わたしも後日、レビューします

 

※コメント欄は閉じています。

 


甥っ子、ルイくん。

2016-06-05 00:00:46 | Weblog

 

 

去年の今頃は、yueの家。2度目のオスロを楽しんでた。1年本当あっという間だな

2度目のノルウェー記事

 

赤ちゃんだったルイもあっという間に大きくなっててもう1歳5ヶ月になる。

子供の成長ってほんとに早い。

 

っていうか、1歳どころか2、3歳に見られるほど大きい 笑

やっと離乳食に慣れてきた頃で ばくばく食欲旺盛。

 

先月ちょうど1ヶ月間日本に来てたので、たっくさん一緒に遊んで

べったりしちゃったけど(わたしが 笑)


 

車が大好きなルイはあちらのおじいちゃんの乗ってるBMWに興味津々で

自分用までおじいちゃんが買ってくれちゃってるもんだから

1歳にしてBM乗回すルイたん。

 

やっぱりなんでも買ってあげたくなっちゃうね

 

先日、わたし初となる、姪っ子ちゃんも誕生しました

ゆめちゃん(ルイとはいとこ。)

 

やっと、ママとかパパとかババと言えるようになってきて

わたしの名前を呼んでくれるのはもうすぐかな

(今はノルウェー語でおば。の意味のタンテって言ってくれるようになったばかり♡)

日本語にノルウェー語に、英語。早くそのおしゃべりも聞きたいな。

これからの成長がまた楽しみだな

 

次は2歳になる前にまた日本に来てくれるらしいからその時まで会えないけど、、、

今はスカイプどころかLINEもあるからいい時代だね♡