我想一個人映画美的blog

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blog開設から何と19年!ありがとうございます✨

ボス その男シヴァージ /SIVAJI THE BOSS

2012-11-24 01:15:15 | 劇場&試写★6以上

 

 

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ジーンズ-世界は2人のために」、日本でも今年ヒットしたマサラムービー大作「ロボット

 のシャンカール監督作が、また日本上陸

インドのスーパースターこと、ラジニカーント主演

今度は初めからノーカットの3時間!!

 

12/1からの公開を前に、試写にて鑑賞☆

ほんとはしたコメで夏に上映あったの観れなかったから待ってました

とはいってもこれ、2007年製作の映画で「ロボット」より前。

 

今回ヒロインはアイシュ・ワリヤーではなく

シュリヤー・サランという新人。

綺麗だけど普通の美人って感じで個性がないかな。

キム・カーダシアンっぽい。

わたしはアイシュの方が断然可愛いと思うけど☆

 

毎度、結局好きにさせちゃうんだからスゴい

 

物語は、ラジニ様演じる富豪、シヴァージが大勢の観衆の前で

逮捕されるシーンからはじまる。

貧しいインドの人たちが教育を受けられたりする学校や、病院、施設などを

建設して無料で受診したり勉強したり出来る場所を作ることが25年間の夢だったシヴァージは

それを叶えるために役所のお偉方たちに

大金を賄賂として大金を渡さなければならなかった。

無償でいいことをするのに、したくなかった賄賂をするハメになる。

その一方で、寺院で美しい女性タミルにひと目惚れ。

仲良くなろうと強引に押し掛けて追いかけ回す。

ラジニじゃなかったら若い子にいいよる、ただの金持ちヒゲオジサン。

 

占い師に2人が結ばれるとシヴァージが死ぬことに、と言われ

肌の色のせいにして結婚を拒否するタミル。

 

そして、事業の妨げになると、シヴァージの無償での施設建設をよく思わない

輩がでてくる。

 

あらゆる手を使って、新しい建設、シヴァージを妨害そして殺害までも企ててくる。

 

マネージャーでもあるおじさんと組んで負けずに立ち向かうシヴァージ

 

シャンカールの映画だから、ちょっとしたCGやアニメーション、

などのハリウッドテイストもちょこちょこ取り入れながら

インドならではのベタな展開、とエンタメ大作として楽しめるんだけど

キホンは同じ、美女に恋をし、悪人がいて、戦いながら、(←シャンカール得意の)

歌って踊って!!

 

 

一度どん底に突き落とされるも別名で蘇るラジニ様こと、

不死身のボス、シヴァージ

 

 

ラストはとことん踊ってハッピーハッピー

な感じではなく、以外とあっさり終わっちゃったかな。

後半、結婚申し込むまでのくだりがけっこうダラダラで間延び、、、。

 

 

7/10(77点)

 

本作とにかくラジニの華麗なるコスプレがすごい

さぞや撮影大変だったでしょう、 笑

 

 

あとは、ゲラゲラ笑うというより

ベタな笑いなのでちょこちょこ笑える。

ハゲシヴァージになってからの 頭をとことことこって叩くのとか

出された唐辛子を無理して食べるシーンとか

 

 音楽はシャンカール映画お馴染み、A・R ラフマーン。

「ロボット」のときの方が、全体的に曲よかったな。

 

ラストはインドの繁栄を願いつつ、幕を閉じる。

こりゃインド人にはたまんない応援讃歌的マサラムービーじゃ♪

 

インド映画ファン、ラジニファンには当然オススメ

ぜひ劇場で♪  トイレは先に済ませとくよーに☆

 アメリカでのビジネスに成功し、インドへと戻ってきた実業家シヴァージ(ラジニカーント)。

親せきのおじさん(ヴィヴェク)と共に、彼はビジネスで得た大金を使い、

故郷で貧困にあえぐ人々のための無料病院や学校を建てようとする。

が、医療ビジネスを牛耳る悪徳企業家アーディセーシャン(スマン)が、シ ヴァージに計画をストップするよう迫る。

それを頑として聞き入れないシヴァージにしびれを切らした彼は、病院建設を中止に追い込む裏工作を開始し……。

 

 

 公式サイト

SIVAJI THE BOSS      2007年   インド  185min

12月1日より、ロードショー

 

 

現在、来月12/12で63歳になるラジニ様、映画ではCGでお肌つるっつるで

若くしてるけど、、、、

現在のラジニ、こんなそのへんにいそうなおじいちゃん

どうみてもスーパースターに見えん

 

 

このあとの出演作としては、

「マイネームイズ カーン」の主演でインドでは有名なシャールク・カーンの主演作

「ラ・ワン」(DVDリリース中)

に特別出演。

 

そして2013年公開予定で「kochadaiyaan」で主演予定☆楽しみ

 

 

 

 


ヘッドハンター /hodejegerne jo nesbø /Hodejegerne

2012-11-22 13:22:32 | Recommend Movie

 

 

クリスチャン・スレイター主演のほうではありません

 

こちら、トロント映画祭でも上映され 本国公開前に既にハリウッドでリメイクが決定した

(すぐそれ

ノルウェーで人気の小説家ジョー・ネスボによるベストセラー小説を映画化した

ノルウェー産のサバイバルサスペンス。

 

 夏にミニシアター公開して気になってたのになかなか行けず、、、

と思ってたらあっという間にレンタルDVDリリースされた

レンタルできるのはツタヤだけのシリーズで。

 

 

ノルウェー国内で最も成功したヘッドハンターで

モデルのような美女を妻にし、最高級の暮らしをしているロジャー・ブラウンは、

身長が低い所を除けば全てを手に入れた男だ。

しかし、彼にはその暮らしを維持するために名画の窃盗犯という秘密があった。

ある日、妻の紹介で、高価な絵画を所有している軍隊の元エリートのクラス・グレブに出会い…。

 シンプルな北欧暮らし。生活もセレブです

 

という不倫&強盗モノかと思いきや

 

 妻の横には絶えず男の影。

 

 

このアクセル・へニー演じる 主人公ロジャー。

愛する妻を手離したくないし高価なものを買ってあげるため

窃盗をしてるけど相棒への分配もあるし、盗めども盗めども暮らしは楽にならず

ってのも面白い。

 

このロジャーがなかなかのサバイバーで、次々とアブナい目に遭うが

予想外の展開になりながらもうまい具合に切り抜けてく様が面白い。

 

いつの間にか贋作用意してたり、そんなカンタンにいくか!

とツッコミたくもなるが、、、、 笑

 

肥だめ(うんち)まみれになったり

思わぬ人を撃っちゃったり、ワンちゃんがあんなことになったりと

ユーモアとテンポある驚きの展開に目が離せません♪

 

ヘッドハンターが狙いつけた名画を持つこのクラスという男演じる

ニコライ・コスター=ワルドーさんが頭キレそうなワイルド系のイイ男

わたしが好きな「LOST」のジョシュ・ホロウェイにちょい似でカッコイイ~

デンマークの俳優さんで「ブラックホーク・ダウン」にも出たみたい。

 

果たして妻は、敵か味方か。

ほんとうに愛してるのは?

 

 

7/10(75点)

 

 

伏線になる女の存在の使い方や、ちょっと笑っちゃうような展開、うまい。

役者もいいけど

とにかくよく練られた脚本がうまい!!

 

ヤラれた~!ってオチではないけど 最初から最後まで無駄なく素直に楽しめる1本

リメイクいらないからこれ観とけ!って感じ 笑

ハリウッドだとまたマット・デイモンとかマーク・ウォールバーグあたり主人公やりそう。

そんな想像のつくありきたりなのはいらない

 

最近の北欧、とくにノルウェー映画ときたら油断ならない

トロール・ハンターにしろ「孤島の王」にしろ本作にしろ

こういう面白い作品がきちんと日本でも公開されることはありがたいな。

今後もどんどん紹介します~

気になる方はぜひ

 

映画『ヘッドハンター』予告編

 

 公式サイト 

 hodejegerne jo nesbø        2011年   ノルウェー=ドイツ    100min

監督  モルテン・ティルダム

11/21~TSUTAYAのみでDVDレンタルリリース中~ 

セル 2013年1月25日

 

 

 

 

 

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ハリウッドゴシップ☆News<セレブのハロウィン2012★ジェシカ&ジャスティン結婚式♪>

2012-11-14 02:13:40 | セレブ&ハリウッドgossip★NEWS

 

 

 

中途半端な水曜日ですが、たまってるゴシップいきまーす

 

 

過去にはお騒がせブリトニーやキャメロン・ディアスともつきあった

ジャスティン・ティンバーレイク、5年の交際、2度の破局を乗り越え、ついに結婚

10/19  ジェシカ・ビール&ジャスティン・ティンバーレイク、結婚

イタリア南部のプッリャ州にあるボルゴ・イグナシアで100人ほど招待され結婚式が開かれた。

ピンクのウェディングドレスは、ジャンバティスタ・バリが彼女のために特別にデザインした

"花びら色ピンク"のオートクチュール・ドレス

 お幸せに

 

 

その元カノ、11/7 キャメロン・ディアス 新作「GAMbiT ガンヴィッド」ロンドンプレミア

コリン・ファースと。 似合わないね。

腕の筋肉もりもりになってんですけど、ここへきて

垂れた胸の豊胸疑惑が!   確かに大きくなってる

 

これは1966年の「泥棒貴族」のリメイクで 共演にアラン・リックマン♡

楽しみ♪

 

結婚といえばこちらも、、、、。

なんと、マリリン・マンソンの元カノ、

エヴァン・レイチェルウッド&ジェイミー・ベル 結婚

 いつの間に。

2人は7年前にPVで共演してからの関係。

マリリン・マンソンとは2008年に別れ、2010年復縁、8ヶ月で破局。

その後つきあったジェイミー・ベルと交際、結婚に至った。

意外すぎるカップル、、、、

 

 

こちら破局

レオナルド・ディカプリオ、ヴィクトリアシークレットのモデルとまた破局。

レオは2001年から2005年までジェル・ブンチェンと、2006年から2011年までバー・ラファエリ、

そして2011年の夏頃にブレイク・ライヴリーと短期間の交際し破局。

その後は複数のモデルとのアバンチュールを楽しみ、エリンと交際していた。

先日、11日に38歳の誕生日を迎えたレオ様。

10日にはキャメロン・ディアスやビヨンセ、デニーロとパーティを開いたもよう。

その中にいた、22歳の女優マーゴット・ロビーと交際のウワサ。

マーゴットとは、現在撮影中の新作

『ザ・ウルフ・オブ・ウォール・ストリート(原題) / The Wolf of Wall Street』で共演。

レオ様、まだまだ結婚はしたくないようで、お盛んなお年頃らしい

しかしモデルや女優好きねー。

 

 

こちらも破局

セレーナ・ゴメス&ジャスティン・ビーバー

 

ヴィクトリアシークレットモデルとの新しい恋が噂されゴメスから別れを告げたらしいが

早くもブルックリンで密会してたとかでまた元に戻るかもね。

 

11/7 ヴィクトリアシークレットファッションショー

ジャスティン・ビーバー参加

 

ミランダ・カーももちろんいますかわいい♡

 

 しかし出演してライヴパフォーマンスもしたジャスティン君、

モデルたちのお尻や胸から目を離せなかったご様子

ビクトリアシークッレットのブラを見てるふりしてしっかり胸チェック♪

 お次はお尻♡

 ガン見

  さらにガン見

  満足のご様子

 デレデレ

 

ここまで痩せろとは言わないけど

セレーナちゃん、食べすぎ注意

 

 

スカーレット・ヨハンソン、New タトゥー

スカちゃん、3つめとなる新しいタトゥー。こんなとこでお披露目しなくても 

まわり赤くなって痛々しい

有名な人に彫ってもらったらしい。

 

 

 

サム・ワーシントン、入店拒否され暴れて逮捕

「アバター」で一躍有名になった彼。

サムはアトランタのバー「Vortex」に入ろうとしたが、IDを忘れた上あまりの泥酔状態だったため、

バーのガードマンから入店を断られた。サムが服を何着も手に持ち、身なりが汚かったため

まわりは彼をホームレスだと勘違いしていたという。

入店を断られたサムが激怒し、ガードマンを何度か突き飛ばしたために、サムに目つぶしスプレーを噴射し、

サムの身柄を警官が駆けつけるまで拘束された。

麻薬のディーラーにしか見えない。

なにやってんの。

 

 

 

 

今週のスリたん

学校で男の子の友達が出来てはにかみのご様子。

っていうかふたりして指かじっちゃってまだコドモ。

 

相変わらずママにしがみついてるし。

 

11/12 NYにて。

ケイティ寒そー

 なんかスリたんお顔ビミョウになっとる

 

トムパパの家に侵入者、逮捕される

10/27 PM9:30頃、酔って自分の家と間違えたと犯人の男は供述してるが

そんな豪邸に住んでんのか?

トムは家にはいなかったとのこと。

 

 

 

さて、ここからは恒例、セレブのハロウィンコスプレ発表会

 ことしも一挙いきまーす。

まずは、ハロウィンのお買い物をしてたけどコスはしなかったこの方から。

アンジェリーナ・ジョリーとお子たち。

 

  みんなアンジーにそっくり。

 

サンドラ・ブロックは、みんな大好き「トイストーリー」のジェシーとバズ

お似合い♪可愛い

 

 

ジェシカ・アルバ ファミリーはMr.インクレディブル 

ジェシカたんボブのウィッグまで。so Cute

 

 

エマ・ロバーツは叔母のジュリア・ロバーツの「プリティウーマン」のヴィヴィアン。

 

ニコール・リッチー&娘&夫

 

パリス・ヒルトン

これまでのパリス。(回想)

そして今年はバットマン&ロビンと

 

新しいカレシとインディアン。捨て切れてなくてつまらんな、パリスたん

っていうか、パリスこんどこそこれ豊胸か。

しっかりもう手名付けてあります。

 

ファーギー&夫、ジョシュ

 もはやわからん。

 

 

クリスティーナ・アギレラ&夫。

まだ太ったまま。

 

ジェシカ・シンプソン&夫。

こっちはしっかり痩せて、可愛すぎるんじゃない。この衣装

 

本気すぎて怖いで賞。 クロエ・グレースモレッツ!

愛するお兄ちゃんと手を繋いで仲良く登場。

 似合いすぎでしょ

 

マライア・キャリー&お子。

まさかニックはそのクマ?

 

安上がりコスがチープで賞。

マリファナ女王でイっちゃってるガガ様。

こないだまで↓こーんな激太りで騒がれてたけど見事に痩せたよう。

 

数年前からさやえんどうやシスターに扮したり

風変わりなコスで注目を受けるこの方、今年は。

ハリソン・フォードとキャリスタ、今年は老養所にいるカップルとのことで

いまいち笑えなかったけど毎回よく考えるね (感心、感心☆)

ちなみに去年は

ロッカーでした☆

 

 

 

やる気ないで賞。

ロブ&クリステンセン

友人主催のハロウィンパーティーに出向いた2人。

コスはただ強盗する時のようなお面つけただけというテキトーさに

バツとしてキスをさせられたよう。

それって、バツじゃないじゃん

 

以上、ことしはハロウィンコスカップル、

ハイディとシールがいないからいまいち盛り上りにかけちゃった感じ?

 

つい先日、プロモーションで一人で来日したクリステン。

 

日テレ「スッキリ」に朝から生出演。

 

そして「トワイライト」最終章のパート2のLAプレミアに登場したふたり。

 

共演のこの姉妹も来てました~

ってふつーのそこらへんの女優かと思って逃すとこでした

なんとダコタちゃん。

なんでこんなんなっちゃったのか

一気に童顔から成長して顔も太って誰だかわかんなくなってた

妹のエルちゃんはまだかわらないけどやっぱりちょっとオトナ顔になってきたかな。

子供はほんと成長早いわ。

 

 

こちら、ハロウィンで変装してるわけではありません。

ジュード・ロウ、引き続き激太りで撮影快調

11/6から、新作「ドン・ヘミングウェイ」をロンドンで撮影中のジュード。

前回の衝撃写真からはまったく変わらない姿で挑んでいる。

 うわーー

「ドン・ヘミングウェイ」ってより「丼・へみんぐうぇい!」って感じ~

よくわかんないけど

うへへ

ジュード、タバコなんて吸ってたっけか

 

 髪、それでいーの?

身体重そう。

 

コラコラ

ホームレス風キアヌじゃないんだから

 地べたで弁当、、、

 

よくみたら紙ひいちゃって庶民的で可愛いかも。(←良い方に考えとこ)

 

 

 


希望の国 / The Land of Hope

2012-11-13 13:39:33 | 劇場&試写★4 以下

 

 

園子温監督最新作ということで、また テーマが"3.11を題材とした”ものだけに、世界からも注目を浴び

カンヌ映画祭、トロント映画祭などでは評価された作品

園監督映画はレビューを書いてない過去作含め、1作以外は全部観てる。

過激な作風だとか、衝撃的な内容が多くて面白いけどとくにファンでもない。

それでも新しい作品が出たとなるとやっぱり気になる監督。

この作品を撮るにあたってのドキュメンタリーが先日NHKで放送されていて観てたので

だいたいはどういう内容か、どう描こうとしてるのかは輪郭はしっていた。

 

ある実際のご家庭をモデルに密着取材をして、そのお家で鑑賞会をして出来上がった映画を

ご家族の方に見てもらうというところ、その反応も映し出されていた。

それを観て、まぁ映画だからなんだけど やっぱり現実をラストには大きく衝撃的に変えていて

園監督やっぱり そういう風に持ってく要素をなにかいれてるの、それってどうなんだろうと不安に思いながらの鑑賞。

 

ほんとは結構前に観てたんだけどなんだか書く気がしなくて。

 でも劇場で観た作品は漏れなくレビューしてるので書いとこう。

 

舞台は3.11の震災のあと、別の県でまた大震災の被害を受けた。

その原発付近に住む、普通の幸せだった二つの家庭、3組の男女を軸に話は進む。

舞台はあくまでもドキュメンタリーではないので、長島県という架空の県。

(広島、長崎、福島県を足したらしい)

酪農家の小野泰彦は、妻や息子夫婦と平和でつつましい日々を送っていた。

一方、お向かいの家の息子は家業を手伝わずに恋人と遊んでばかり。

ある日、大地震が 発生し一帯の住民は避難を強いられるが、お向かいの家は非難区域に指定され

退去を命じられ、泰彦の家は 残る方の境界線を引かれる。

が、しばらくすると結局泰彦の家も退去するように国から命じられるが

長く住み着いた大事な家を離れることができない。

そんな中、息子の妻いずみが妊娠していることが発覚する。

 

この泰彦演じる、夏八木勲さんがいい!

認知症の妻に大谷直子

息子夫婦を 園映画ではおなじみ村上淳と(監督の妻)神楽坂恵。

 

お向かいの非難した一家の父親に、また でんでん。

その息子とその恋人を清水優、梶原ひかり。

 

 

3/10(38点)

 

 

※あとから点数さらに下げました

ちょこっとネタバレ レビュー

 

今しかできない。という見方もあるかもしれないけど、

映画にするには早いんじゃないだろうか?

監督が、このテーマを覚悟の上で撮ったのは十分わかるし伝わるけど、

なんというか、そこに込められたメッセージというか

妻を認知症という設定にしたり、ラストを哀しい展開に変えて、より希望を持たせたい

だとか衝撃を与えるものにしたいという意図が感じられてわたしなんかは

あざとく思えちゃった。

原発問題、行政の問題、東電の問題、

今この国が抱えるさまざまな問題を巻き込みながら

裏では愛のメッセージを含むような描き方。

 

もちろんフィクションとして観るんだけど、実際に最近起こった出来事であり

皆が知っている現実に近い話であるから共感したり、反対にこんなもんじゃないと思えたり

当然、様々な感情を与えることになる。

 

 

神楽坂恵が演じる泰彦の息子の若い妻は、

子供を身ごもったと分かってから放射能恐怖症になっていき

突然、マスクを買い、防御服を着、完璧な装備で町を歩き、

スーパーでは野菜の放射能数値を機械持参でひとつひとつチェック。

そんな姿を町の人たちは笑い、大袈裟だと、この町を侮辱してるとまで言う。

夫ははじめはやめてくれと頼むが、次第に考えが変わる。

愛する人と自分の子供を守りたい、と。

 

お前達は出て行け、非難しろという父親を放っておけなくて

ギリギリ自分も出て行きたくないといいながら、母親の心配はぜんぜんしないのが違和感。

 

残したくないっていったって、わたしなら2人だけ残して町を離れることは出来ないな。

見殺しにして置き去りとおなじこと。

まぁ、でもこの映画の中ではそういう設定だから仕方ない。

 

泰彦の、妻への愛情。

後半へと徐々に強調されていく。

 雪の中、どこまでいっちゃってるの?とつっこみたくなるほど

泰彦が車で後で追いかけてもはるか遠くまで歩いて行っちゃってた妻。

 

寒さの中、必死で探して見つけたとき

一緒に盆踊りを踊り、おんぶしてあげる姿は優しく、印象的だった。

 

だけどラスト近くの泰彦の行動はどうかんがえてもやりすぎ。

あれはないわ~。

衝撃を持たせるっていう意味でどかんとやるのはわかってたけどラストで興ざめ。

 

決心した泰彦は手に銃を持ち、牛小屋へ。そして、連発する銃声。

それは、まぁわかる。自分の育てた牛たちが、放射能を浴びて、もうお乳も価値がない。

それなら自らの手で、、、、。

その後、

庭の花壇の手入れをしてる妻に近づき

気持ち悪いほどの濃厚なキスをして、、、、

そして、、、、

 

園監督はインタビューで、考えるのではなく、感じる映画にしたかった。と言う。

そして、観る事で、体験した気になって欲しいとも言う。

 

観る事で体験なんて出来ないと思う。体験した人しかきっとわからないと思うよ。

そこで共感を求めたりするのもちがうと思う。映画は映画。

ドキュメンタリーではないし、

わたしはいつも映画として面白いか、ということで観るけど(もちろん全てがそういう作品ばかりじゃないけど)

 

NHKの撮影風景を追ったドキュメンタリーでは、

モデルにしたご家族に見せて、「あのラストはどうにかならないのか」と

家のご主人は言っていた。

園監督は「あの衝撃が必要なんです」みたいなことを言ってたけど、

確かに誠実になぞらえて実話、ということで撮った映画ではないし

映画的に変えるのは仕方ないだろうけど、こういう題材で、しかも人々に感じてもらうという

意味で撮ったのなら、いくら愛とはいえ、自らの手で命を奪うという行為はエゴだとわたしは思う。

 

 

圏外と圏内のギリギリの境界線で運命が変わったということをクローズアップして描いた

着目点は園監督らしいと思うんだけど。

 

ラスト、無事に産まれて来た子供と海辺で家族のシーン。

それでも人は、愛し合いながら生きていく。

 

希望と絶望。

国や行政に振り回される国民。そんなの信用するなと釘を刺しながら。

この映画を作った意図とは? 映画として中途半端にしか感じない作品だった。

 

 

園監督作は「愛のむきだし」と「冷たい熱帯魚」がやっぱり好きだな。

 

 

堀部圭亮、伊勢谷友介大鶴義丹、吹越満などがカメオ出演。

 公式サイト

希望の国   

監督・脚本:園子温
出演:夏八木勲、大谷直子、村上淳、神楽坂恵、清水 優、梶原ひかり
   2012年     日本=イギリス=ドイツ=台湾      133min

2012年10月20日(土)より
新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開中~



 


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きいろいゾウ 

2012-11-06 11:12:01 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

 西加奈子氏が2006年に発表したロングセラー小説を、

「ヴァイブレータ」「余命1ヶ月の花嫁」「雷桜」の廣木隆一監督のメガホンで映画化。

以前から告知してますが、弟 片岡翔がもともと西加奈子さんの本のファンだったんだけど

本作で偶然脚本のお話を頂き、「キャタピラー」の脚本家でもある黒沢久子さんと脚本を担当 


それで、珍しく 公開前に原作を読もうと夏頃から翔に借りて読んでいた。

ラストは知らないでおこうと残り20頁くらい残したとこでやめておいた状態で

来年2月の公開を前に、一足早くマスコミ試写にてみせていただいた

 

 

 

ツマ、こと、妻利愛子(つまりあいこ)は ときおり動物や植物の声を聞き、話す事が出来る。

この原作のファンという宮崎あおいちゃん、この役を切望してただけあって

うまい、 素朴で ほぼすっぴんでの演技、ハマり役。

童顔で子供っぽい、前髪をわざと短く切ったようだけどツマってこんなイメージ。

 

背中に大きな鳥のタトゥーを入れた、しがない小説家の夫・無辜歩(むこあゆむ)と出会ってすぐに結婚した。

原作読んでる時からふたりをイメージして読んでたし、向井理くんもぴったり。 

雑誌で原作をオススメしていたほど、この本のファン。

 

お互いのことを「ムコさん」「ツマ」と呼び合う夫婦

ふたりは、結婚してからお互いの大切さに気付く。

これは、シンプルな愛の物語

 

 

田舎でのんびり暮らし始めるが、ムコ宛に届いた1通の手紙をきっかけに、ふたりの気持ちは大きく揺らぎ始める。

それでも分かり合おうと思い悩むふたりは、実は幼少期に読んだ“きいろいゾウ”という絵本が結びつけた運命の関係にあった。

田舎のおばあちゃんのところに遊びにきていた、ツマに淡い恋心を抱く不登校の少年・大地に

濱田龍臣くん。

本作でデビューを飾る姫香ちゃん は、大地に積極的なアプローチをかける自称ジェニーこと、洋子。

「家政婦のミタ」の望結ちゃんは、心臓の病気で入院していた幼少期のツマに。

 

ベテラン陣では、ズボンのチャックを常に開けぱなしのアレチさん役に柄本明、

その妻・セイカさん役を松原智恵子。

ムコが背中に鳥の絵を入れるキッカケをつくった夏目緑を緒川たまき、その夫をリリーフランキーが演じる。

 ほか、大杉漣、柄本佑、安藤サクラ、高良健吾が動物の声で参加。

 

 

ネタバレありレビュー

 

 原作を先に読んでると、イメージが出来上がっちゃっててそこを壊されてしまうってなる場合もあるけど、

その逆で新しい発見や、印象がより鮮明に膨らむ場合もある。

 

けっこうわたしの場合、映画の方がいいことも多いんだけど、

このシーンはこんな風になったんだぁっていう喜びや思いがあったり、

わたしはそこまでこの原作に思い入れなくとくに感動するってほどもなく普通に読んでたんだけど、

頭のなかでイメージしながら創り上げてた、家の中や田舎の風景、

食卓のシーン、庭の様子、ご近所のアレチさんやセイカさん、大地君とのやりとり、

2人の会話、、、、、

 

実際映画化すると、読んでる時はモノクロだったそれぞれのシーンに、綺麗な色が着けられて

色彩を放って輝き出すような そんな印象をもった。

 

劇中、ふたりが子供のころに読んでた「きいろいゾウ」は、

西加奈子さんのイラストが実際に絵本となって発売されてるんだけど、

そのゾウに乗って子供のころのツマが旅するところや大きなお月様のシーンなんて

CGだったらしらけちゃうなって思ってたら、ちゃんと西さんの絵が入ってうまく

素敵に描かれてた

 絵本の内容は、お月様の光の粉を浴びた黄色い体で、 いつも気ままに空を飛んでいるゾウがいた。

女の子と遊んであげるため、一晩だけ、 地上に下りてきた黄色いゾウ。

夜が明けると、灰色の、空をとべない 普通のゾウに戻ってしまう。

 

日記ばかりで、自分とは会話も上の空になっているムコさんをみて

寂しくなり、どこか遠くにいってしまうんじゃないかという不安を抱き出し

精神的にもろくなるツマ。

つらい過去に目をそむけてなにげない生活に満足して生きて来たムコ。

ある手紙が来たことで、過去に向き合って自分の中のなにかと決着をつける。

 

 

原作の小説の中では、日記の部分が食べ物の詳細までかかれていたり、

やっぱり描写が細かいんだけど、そういう箇所はうまく省き、

大事なセリフには、翔が原作にラインをひいていた部分そのまま残してあり

忠実に描いていた。

セリフは大事。とくに2人は舞台が三重県で撮影もし、関西弁を喋る。

 

後半、ムコが2週間、東京へ行くことになり

嫌でたまらない不安と複雑な心境を抱えたツマが、台所の蛇口を出しっぱなしにし、

それをムコが閉める。そして強く、かたくにぎられたムコの蛇口の上にかぶさった手に

がつんがつんとガラスのコップや食器をぶつけるツマ。

血が出て痛がっているのに。

 

このシーンはとくに2人の気持ちを現していた。

 

ムコさんの背中の鳥が羽ばたいて、その羽が、

カラフルな羽が、遠く離れたツマのもとに舞落ちる。

なんか、感動っていうんじゃないんだけど じんわりラスト近くでうるうるした。

 

妻のセイカさんを想うアレチさんの泣き顔、

愛した娘が忘れられないせいで自分を見失っていく女性と、その妻を支え、心から愛する夫。

小学生の大地君と、その大地君を一途に好きな洋子。

 

いろんな愛のかたち。

 

 

過去にとらわれていたことから解放されて、一番大事なものに気付くムコさん。

大事なものは、そう。そばにおいていつも大事だよって伝えなくちゃね。

ほんとにツマが大好きだっていうムコさんの思いが、こちらまで届いた

 

ゴスペラーズがこのために書き下ろした「氷の花」もさりげない名曲

 

 

 8/10(85点)

 

めちゃくちゃ泣けるとか、感動!とかいうんじゃないけど

ほっこりしたあったかい愛。

原作を先に読むもよし、映画を観てから読むもよし

 

 

まだ朝は肌寒い4月に、早朝6時青山に集合でエキストラ出演してきた。

青山通りのカフェにて。お弁当とお茶が支給されて。

 20人くらいはいたけど、わたしと一緒に座った設定の猫目衣装担当の香織ちゃんだけが

エキストラとしてはちゃんとほんの数秒映っただけでその2時間かけたシーンは終わっちゃった。

ホイチョイ当時に参加した「メッセンジャー」でのエキストラもちょこっとだったし 

今回も想像はしてたけど

まぁそんなもんです★かなり後半の方のシーン。

しかしあのシーン、ムコさんのセリフもけっこうあったけどだいぶ省かれちゃったのね。

非売品のきいろいゾウのエコトートバックいただいて。いい思い出

 

公開日は、2月2日ってことで夫婦の日。

ぜひ公開したら、大事なひとと、もちろんお一人でも。劇場で観てください~

劇場で前売り券購入すると、可愛い きいろいゾウストラップもらえるよ♡

公開したらもう一度観に行きます♪

 

 公式サイト 

きいろいゾウ   2013年   日本     131min

2013年2月2日より、新宿ピカデリー、渋谷シネクイントほかにてロードショー


『きいろいゾウ』特報

 劇場にて発売中☆お早めに。可愛いよ

 


 


トールマン / THE TALL MAN

2012-11-05 11:05:03 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

あの、「マーターズを撮った、フランス人監督 パルカル・ロジェ最新作

だからまたとんでもないホラー映画かと思いきや

実はホラーじゃなくて、トールマンの実態を探る、ミステリーサスペンスでした

 

さらに、主演はジェシカ・ビールと聞いて楽しみにしてた作品。

この作品を最後に 渋谷のホラーの聖地、シアターNは12/2で閉館哀しい 

 

最近、ジャスティン・ティンバーレイクと結婚したジェシカ・ビール。

(詳しくは後日のゴシップコーナーにて)

本作では主演。

小さな町で信頼される看護婦、ジュリア。

 

 共演の口の聞けない女の子 ジェニーには、

ローズ・イン・タイドランド」(2005年)のジョデル・フェルランド。

サイレントヒル」や「ケース39」などホラーが多め。

あまり変わらない美少女のまま大きくなりました~現在18歳。

 

保安官役で、「X-ファイル』シリーズ最大の敵“ザ・シガレット・スモーキング・マン”こと

ウィリアム・B・デイビスも出演。

 

ポイント

果たして、トールマンとはいったい誰なのか?

そして、何の目的で子供をさらっていくのか。

 

ワシントン州の炭鉱町コールド・ロック。かつては賑わいを見せたこの町も、鉱山の閉鎖によって今やすっかり寂れてしまっていた。そこへきて今度は、幼い子供ばかりが忽然と姿を消す不可解な事件が立て続けに発生する。目撃者の証言などから、フードを被った背の高い男“トールマン”の仕業との噂が広まる。そんな中、町の小さな診療所で働く看護師ジュリアの最愛の息子が何者かに連れ去られてしまう。必死に行方を追い、町外れのダイナーに辿り着いたジュリア。しかしそこで彼女が目にしたものは、あまりにも不可解な住民の態度だった。

 

子供達は、全米で年間1000人は行方不明になったまま失踪しているという。

 

監督は、あるときそんな行方不明者を探すためのmissingの古くなったポスターなどをみて、

彼らは今どうしているんだろう?と疑問をもったところから、

偶然数年後に、NYで未成年の失踪を担当するFBI捜査官に会う機会があって取材出来たらしい。

  来日して語ったパスカル・ロジェ監督。

 

 

 6/10(62点)

 

以下、ネタバレ 込み感想

 

 

米ワシントン州のさびれた炭坑町で、子どもたちがフードを被った背の高い男に誘拐される事件が続発し、

村人たちは正体不明の犯人を“トールマン”と名付け恐れていた。

ある日、最愛の子どもを連れ去られた看護師のジュリア(夫は死別)は必死の追跡でトラックを追いかけ、

中に乗っていた狂犬に噛まれながらも、何とか犯人の操縦の邪魔をしてトラックが横転。

犯人は子供を抱いて走り去る。

開始後15分~20分くらいはけっこうゆるゆると暗くテンポも悪いので、眠気が2,3回きちゃった

トールマンとウワサされる、フードをかぶった大きな人物が子供を連れ去ってからは面白くなってくる。

確かに意外な展開にはなってたけど、衝撃ってほどの驚きはなかった。

わたしは「マーターズ」の方が断然好きだし傑作だと思うけど。

 

初めはジェシカ・ビール演じる看護婦でありデイヴィッドを救うため必死の母親ジュリアが

中盤でいきなり立場逆転

ジェシカが逃げ込んだダイナーに行くと、町中の人たちが集まっていて妙な雰囲気。

そこの奥の部屋で、子供の写真を飾った祭壇を見つける。

 

家を追い出されてホームレスになっていた女性は、自分の子供がいなくなったと言っていたが

狂った様に思われていた。

その母親が自力で息子を探しに行って、見つけた先はジュリアの家だったのだ。

 

 

アレハンドロ・アメナーバル監督の名作「アザーズやシャマランの「シックスセンス」のように

立場がまるっきり逆に入れ替わる手法で意外な方向に転がって行くところが面白い。

 

そこからは、デイヴィッドの母親はいったいどっちなのか(すぐにわかるけど)

町の人たちがグルになって貶めようとしているのか、

前回「マーターズ」同様、何かの組織だなと思わせながら話は展開する。

 

椅子に縛られたジュリア。デイヴィッドは怯えている。

本当の母親は、ホームレスの女性の方だった。

 

警察に収監され、少しづつ自供をはじめるジュリア。

ではトールマンはジュリアだったのか?

 

子供達はどこに?何が目的で?

子供ができなかったことが明らかになるが、夫がなぜ死んだかは明かさない。

 

そんな簡単にトールマンが捕まるはずない。

バックにまだ黒幕がいるはずと思ってたら、、、、

 

最後の子供のひとりがトールマンによってついにさらわれる。

それが、口のきけない子、ジェニーだった。

 

ご想像の通り、死んだはずのジュリアの夫が実は生きてて、

子供たちを誘拐していた。

だけど、単に子供を殺すためではなかったところがこの映画のポイント。

 

貧しかったり、ろくな思いをしていない子供たちを救うため

世界中から誘拐しては、裕福で子供を必要とするひとたちに差しだして

新生活を与える=育ててもらう。という自己満足的慈善事業?をしている組織の一員だったのだ。

 

なるほどそうきたか。

ソウのジグソウは命を無駄にする者に自らしかけた罠で制裁を与えるキャラを確立してたけど、

こちらは子供たちに秘かに奉仕してる(つもりになってる)

足長おじさん的自己満足の世界。

 

新しい、裕福な家庭のおばさんのもとへ渡された

オープニングから語っていたジェニーが語る。

これまでの母親はみんな、自分を愛してくれたし、自分も愛した。

でもこれでいいのよね?これが幸せなんだよね?

 

それで幸せなはずない。

貧乏だってなんだって、子供は実際の母親のもとで育つのがいちばんいいに違いない。

 

というわけで、ホラー作品ではないので怖いシーンもグロいシーンも、

痛いシーンも(確かほぼ)なし。

(ホラーファンとしてはマーターズ監督にしては物足りない)

気になる方はぜひ、もうすぐ閉館となってしまうシアターNでのご鑑賞をオススメ

スクリーン小さいから、意外と最前列でどうぞ

 

 公式サイト

THE TALL MAN       2012年    アメリカ=カナダ=フランス  106min

11月3日~渋谷シアターNにて、公開中~

 

 

 

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11月公開★新作映画リスト

2012-11-03 01:40:00 | 月別観たい映画リスト

 

 

 

先月はblogの更新もほとんど出来ず。

10月末から11月初旬にかけてはまたバタバタと観ているので次々up予定

プライベートではもう前回のNYから1年かぁ、早すぎる

今年の秋冬はおとなしく日本で過ごす予定ですー

温泉やホラー映画三昧

でも今月は観たいの少ないぞ?? 

 

それでは早速、

 月初め恒例 11月公開、観たい&観た映画のチェックリスト

 

今月都内で公開されるなかから気になる10数本ピックアップ。
いつものように、タイトルクリックでレビューか公式サイトへリンク(ほぼ観たい順)
11月公開作品全てではなく、個人的に気になってる東京で上映予定の映画リスト。



今月は2本観てました
観た作品

 チキンとプラム あるバイオリン弾き、最後の夢    11/10~

「ペルセポリス」監督×マチュー・アマルリック。

結ばれなかった恋が、いちばん美しい。 一風変わったラブストーリー。



 ゲットバック    11/10~

強盗ニコちゃん、足を洗ったあと娘のために走り回って救出に命をかける!

ありえない連続。笑 「コンエアー」「エクスペンダブルズ2」の監督作。 




 

観たい&気になる作品

今月一番気になるのは断然これ

 トールマン    11/3~

渋谷シアターN、閉館ラストの上映がこれ。

強烈映画「マーターズ監督の最新作ってことと、ジェシカ・ビール好きなのでめちゃ楽しみ♪




 ドリームハウス       11/23~

あまり宣伝されてないけど、ダニエル・クレイグとナオミ・ワッツ、

レイチェル・ワイズ共演のスリラー。

監督は「マイ・ブラザー」のジム・シェリダン。




 388      11/10~


「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリが製作のスリラー。

こういうのはあえて内容知らずに観たいなー。

キャストはニック・スタール、デヴォン・サワほか。



 アパートメント :143            11/3~

ライアン・レイノルズが土の中に埋められる「リミット」の監督最新作★

あたりかはずれか、、、、、興味深い雰囲気ではある




 ボディ・ハント       11/17~

最近、ひっぱりだこのジェニファー・ローレンス主演。

邦題、なんだかエロい響きだけど スリリングな展開のスリラー。(多分)

原案は「ターミネーター3」のジョナサン・モストウ。

監督は「監禁ハイウェイ」の人。

予告篇みたら、、、、いまいちかも。




以下、たぶん観ない。

 JAPAN IN A DAY              11/3~

2011年3月11日の東日本大震災からちょうど1年後のその日、世界中の人々がどのように過ごしていたかを投稿された映像によって繋ぐドキュメンタリー。

リド リー・スコットとトニー・スコットがプロデューサーとして名を連ね、動画サイト「YouTube」に寄せられた約 8,000件、およそ300時間の動画を基に1本の映画として作り上げた。



 人生の特等席   11/23~

イーストウッド監督作ではなく、主演作。

共演、エイミー・アダムス、ジャスティン・ティンバーレイク、マシュー・リラード、ジョン・グッドマン。

何度も劇場で観た予告篇でだいたい読めるしおなかいっぱい。

タイトル含め わざとらしい感動作っぽくて惹かれない



そのほか、こちらもパス。 ↓  ↓  ↓



あら?気付けばホラーやスリラーばかり。 ホラーの秋です

わたしのチョイス、淘汰してくと結局好みでこうなるのね 笑

それでは皆さま、すっかり寒くなったので風邪ひかないように楽しい週末を~


 

 

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ゲットバック / Stolen

2012-11-02 09:22:22 | 劇場&試写★5

 

 

頭脳明晰銀行強盗だったニコちゃん、

大きなヤマで失敗、一人捕まった後 足を洗うつもりでいたのに仲間の一人に恨まれ

愛する娘を人質にとられて身代金を用意するハメになり12時間以内に

娘を助けるまではぜったいに諦めない

 

って、カーチェイスに銀行強盗、娘の人質救う為に奮闘とよくあるプロットとキーワード。

 

「コン・エアー」監督、サイモン・ウェストと再び組んだニコ主演作。

この監督「エクスペンダブルズ2」の監督でもある。

試写にて鑑賞。

 

今日もゲン担ぎのいい音楽かけながら愉快に仲間と銀行強盗

ウィルに、ニコラス・ケイジ。

 

しかし捕まってしまった      おれだけ

 

8年後、、、、、

 

出所して最初に向かった先は、愛する娘のもと。

見た目まったく変わってない

 

可愛いベア買っていくも娘はムショから出たばかりの悪人の父親を良く思ってない。

 

そうこうするうち、死んだと聞かされてた元仲間が

タクシーのトランクに娘を監禁して身代金要求してきたからさぁ大変

 

事情を必死で話し、FBIに助けを求めるが聞いてもらえない。

そんなでっち上げをして、8年前放り出した大金をどこかで取りに行くと睨んでいるのだ。

 

そこで足を洗った仲間の一人、マリン・アッカーマンに協力を依頼。

(ほんとにこの人よくでてくるわー)

もう足洗ったって言ってるのに迷惑なハナシ。

 

捕まったって手錠されたって手の骨折って抜け出す

 

最後に襲った銀行にあった金塊を狙う手順を8年間のムショ暮らし中に考えてたニコ。

それを実行に移してまずは身代金を作るのだったが、、、、、!!

 

とにかく走り、逃げまくる。  ツラそう

 

と ざっとこんなストーリー。

 

 

 

5/10(56点)

 

ブルース様がやるような役とかぶる。

全体的にどっかで観たような作品で、見どころというのもそんなにないし

ひたすら娘の為に頑張るニコ。

カーアクションやバンクジョブ(銀行強盗もの)好きな人には普通に楽しめる、

時間潰しや、さくっと犯罪アクション観たいという方にはちょうどいい。

2時間も必要ないくらいの内容だから、1時間半で終わって正解。

ただしつっこみどころは満載。

期待もしてなかったし観た感想もあまりない。笑

 

ユーモアあるラストでしめてるけど、なんか全体的に古臭いな~。

退屈ではないけど昔からよくあるアクション映画を観た、って感じ。

ニコファンはもちろん、お見逃しなく♪

 

銀行強盗の罪で服役していたウィルは、出所したその足で娘アリソンのもとに向かう。8年ぶりに会う娘に許しを請うウィルだったが、自分を裏切った父親を許 すことができないアリソンは、ひとりタクシーに乗り込み立ち去ってしまう。そんな娘の後ろ姿を茫然と見送るしかないウィル。しかしその直後、突然かかってきた電話の相手から「お前の娘を誘拐した」と告げられる。誘拐犯の要求は、8年前の犯行後に消失した10億円を12時間以内に引き渡すこと。窮地に立たされたウィルは、犯人の行方を必死に追いながら、同時に身代金のための無謀な銀行強盗を計画するのだった─。

 

  公式サイト 

Stolen         アメリカ  2012年    95min

11月10日(土)より、ロードショー

 

 

 

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チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~ / Poulet aux prunes

2012-11-01 12:22:11 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

 

 

天才バイオリニスト、ナセル・アリは死ぬことにした。

ベッドに横たわり、最期の8日間で人生を振り返る。

 

叶わなかった恋。それはかくも美しく色褪せながら蘇る、、、、

 

マチュー・アマルリック主演最新作ってことで気になってました~。

昨年の東京国際映画祭やトロント国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭にて上映。

試写にて、女子4人で鑑賞

 

14歳で故国イランを離れて、波乱の青春を送ったアーティスト、マルジャン・サトラピ。

自伝的コミックを自ら映画化した2007年のアニメーション「ペルセポリス」

で、カンヌ国際映画祭審査員賞に輝き、

その才能が世界中に衝撃と感動を与えた彼女が、再び自身のコミック『鶏のプラム煮』を今度は初の実写映画化。

 

過去の叶わなかった恋を引きずっている、ちょっと勝手なバイオリニスト、ナセルに

名優マチュー・アマルリック。

一度も愛したことなどなかった

冷酷に妻に言い放つ、残酷さを持ちながら一方でロマンティストでもある。

 

一方的に憧れ、結婚した妻に、

パルプフィクション」ユマ・サーマンとレズシーン有り「ヘンリー&ジューン」などの

マリア・デ・メディロス。

「パルプ~」ではブルース様の若い彼女だったけどさすがに老けました

 

子育てと家事のいっさいを押し付けられて愛情も感じられなくなった夫に不満をぶちまけ

口論となる2人。

 

妻は音楽家というもの、夫という人を実は理解していない。

夫もまた、妻への愛情がなく 好物のチキンのプラム煮や

美味しい料理への感心しか示さない冷たい態度で接する。

 

それでも2人の子供には恵まれた。

はらはら落ちて来る雪をたべるシーン、可愛くて好き。

 

ナセルの母親には、イングリット・バーグマンの娘でもある

名優、イザベラ・ロッセリーニが!

 

 

ひとすじに愛してた女性、イラーヌには

リドリー・スコット監督、ディカプリオ主演の「ワールド・オブ・ライズ」での恋人役や、

近年では評価されたイラン映画「彼女が消えた浜辺」で主演

ゴルシフテ・ハラファニ(覚えにくい)

この大正ロマンテイストな雰囲気、素敵

 

死ぬと決めた日からお迎えがくるまでの8日間を

1日目、2日目、とカウントダウン形式で綴られる。

 

男は冒頭から素晴らしいバイオリンを探している。

そして絶望し、死にたいと口にし、どうにかして死ぬ方法を考え巡らすが

どれも痛かったり、みっともなかったりでいまいちピンとこない。

そこでベッドで死ぬのを待つ事に。

なぜそうまでして死にたいのか?

男の過去になにがあったのか?

 

次第に明かされて行く見せ方が面白い。

はじめは、かわった作風だなぁと思いながらも映像美と、

独特なイラストを交えた興味深い映像、そしてユーモアある視点に魅入ってしまう。

 

 

 6/10(68点)

 

 

 叶わなかった恋ほど、美しいものはない?


想い出はとかく美しいまま冷凍保存されがちだけどね。

 

とにかくラストの20分くらいが良かった。

3人の人生がそれぞれ哀れ。

切なくて哀しい。

黒ずくめの死神はコミカルだし、映像も美しく惹き付けられた。

 

初めの方はどういうことかまったく分からず進むので

眠気も襲って来るけど死ぬと決めたあたりからの描写から面白くなって来る。

 

今はどうあれ天才バイオリニストという肩書きを持つ 夫の

命程大事なバイオリンを怒りに任せた勢いとはいえ投げつけて壊す妻も酷いけど、

「愛した事などなかった」と本人に言い切る夫ももっとひどい。残酷すぎる。

過去の恋だけを見つめ、生きる糧としてきたナセル。

 

お金がなかった時代に恋した娘と結婚を決め、承諾を受けに行った先で

父親に猛反対され引き裂かれた哀しい過去の恋。

 

いつも彼女を想い、ひくと素晴らしい音色を奏でた師匠から受け継いだバイオリン。

それを壊されたショックと

新しいバイオリンを探している時に偶然すれ違った愛した人、イラーヌ。

 

 

お互いかなり歳を重ねたあと、ばったり会えて

もしや?と声をかけて 「人違いです」と言われる側の打撃と、

そういうしか出来なかった悲しみ。

知ってて言えなかったあと道の影で涙する姿がやるせない。

 

一部評論家の間では泣けるー。という声もあるようですが、、、

感動!!!とか、絶対泣する!!とかいう押し売り的なものではなく、

どう捉えるか。感情移入という部分でいえば主人公のナセルには到底肩入れできないひとも

いるだろうし、

退屈に感じちゃう人もいるだろうし万人受けタイプではないだろうけど

ひとつのはかない恋の物語として わたしはなかなか好きでした~

マチューさんもやっぱり良かったしね

 

愛用のバイオリンを壊された音楽家ナセル・アリは、代わりのバイオリンを探したが見つからず、とうとう死ぬことにした。ベッドに横たわったナセル・アリは人生を追想する。修行の日々から人気者だった時代、大好きなソフィア・ローレンとチキンのプラム煮、そして成就しなかった恋。 数々の思い出がナセルの脳裏によみがえる。

 

 

  公式サイト 

Poulet aux prunes     2011年   フランス=ドイツ=ベルギー   92min

 11月10日より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにてロードショー

 

 

ヴェネチア国際映画祭にて

 

 映画の中の方が素敵かも、、、

 

 

本日、映画の日です~

11月の新作チェックはもうしばしお待ちを~

 

 

 

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