ノルウェー映画なので気になると思ってたところ、お友達からチケット当たったとの事で
行ってきました~(もう1週間経つけど)
主演は「ミレニアム三部作」「シャーロックホームズ シャドウゲーム」「プロメテウス」ほか、
最近出演作続々のノオミ・ラパス。
監督は、デビュー作「ジャンクメール」で
カンヌ映画祭批評家週間最優秀賞受賞のポール・シュレット・アウネ。
ノルウェー、ドイツ、スウェーデン合作作品。
子どもの様子がわかるように部屋に置く無線、
あれチャイルドコールというのね。
原題は「ベイビーコール」だけど。
夫の暴力から逃れてオスロ郊外のアパートに逃げて来たアンナ。
その無線機から混線したように、叫び声などの雑音が聴こえてきて息子の部屋に向かうが
息子は眠っていたため、他の部屋で子どもが虐待の末殺されたのではと思い始める。
買った電気ショップの店員と話すうちに親しくなり、頼るようになる。
この監督作品として同時で上映している「隣人 ネクストドア」にも出演の
クリストファー・ヨーネル。
夫の暴力や虐待から逃れ、8歳の息子アンダースとともに郊外のアパートに引越してきたアンナは、就寝中の安全確保のため、息子の部屋に「チャイルドコー ル」と呼ばれる監視用音声モニターを取り付ける。しかし、ある晩、チャイルドコールから謎の悲鳴が聞こえ、アンナは他の部屋の子どもの悲鳴が混線して聞こえたのではと疑いを抱く。さらに、アンダースの通う学校に夫が現れたという話が耳に届き、アンナの不安は日に日に募っていく。
5/10(50点)
ノオミ演じるアンナが地面に血を流し仰向けになっているカットからのオープニング。
北欧の暗く不穏な空気がいきて謎めいた雰囲気がいいんだけど、
きっとアンナの頭が変になってきていて幻想や妄想に取り憑かれてるんじゃないかと予測が出来る。
現実と虚構が入り乱れて観る者を惑わせる作品は多い。
店員、ヘルゲはいかにもオタクでストーカーみたいな風貌だけど
疑惑はなぜかそちらには向かず、むしろ事態を解明していく側として安心してしまう。
アンナを保護する担当者も必要以上にセクハラ的で怪しい存在としてみせる。
ちょこっとネタバレ込み
結局はアンナは自らを破滅へ導く。
息子がたびたび会っていた友人の少年はもう亡くなった、親の虐待で死んでしまった子ども。
保護観察の男から、母親失格とみなされて自分の息子を奪われるのを恐れたアンナはラスト、部屋の窓から飛び降りる。
結局、アンナの息子アンデジュは元々、夫に殺されていてアンナは最初からひとりだったと分かる。
息子の死を受け入れられずに妄想の世界へと逃げていた。 ありがち~。
母親の入院先にお見舞いにいくヘルゲも昔、父親から虐待を受けていた事を示唆していたのだけど
途中眠気がきてウトウトして、少年とのシーンを見逃した
後半、アンナからの手がかりをもとにヘルゲがある森へいくと
そこの土の中から、アンナと同じアパートに住む 殺された少年の遺体を発見する。
それはヘルゲの見た、アンデジュの友人の少年だった。
自分の死を生きてるものに伝えるために、何か行動を起し、それをヒントに
遺体がみつかって、、、というのはサスペンスにありがちだし
妄想だったというオチも予想通りなので、とくに驚きや面白さも感じなかったなぁ。
アンナが最初から精神不安定な感じだし、
せっかくの雰囲気あるけどどこかで観た事ある的なありきたりの脚本になってて残念。
「妄想」で片付けられちゃ、あれが妄想?と残る疑問もいくつかで腑に落ちなかったり。
それでもノオミ・ラパスは今回も名演だった。
ノルウェー映画を今後も応援しています
Baby call 2011年 ノルウェー=ドイツ=スウェーデン 96min
3月30日より公開中~
応援して下さると嬉しいな
クリックして下さってる方、感謝です
←please click