今月いちばん楽しみだったフィンチャーの新作
デヴィッド・フィンチャー監督作品は「ソーシャル・ネットワーク」も「ベンジャミン・バトン」も
面白かったけど「セブン」「ファイトクラブ」が傑作だと個人的には思ってる★
最近の「ドラゴンタトゥーの女」(リメイク版)と過去の「ゾディアック」はいまいち。
今回あえて予告編も避けてたけど
わたしが唯一知ってた、知っててもダイジョウブな予備知識としては、
1.失踪した妻。
2.夫が疑われてる。
その2点だけかな。
今はTwitterとかですぐ感想ネタバレちっくなもの流れてくるから、ほんとに避けるのたいへん
原作者はアメリカの女性作家、ギリアン・フリンのベストセラーがベースで、
彼女がそのまま映画の脚本を担当。
脚本がよく出来てて映画らしい面白さで最初から最後まで引っ張る
知られてないけど、なぜか製作にはリース・ウィザースプーン。
というわけで、まずはいつものネタバレにならない程度の人物紹介から。
夫、ニック・ダン。 ベン・アフレック
ベン、最高
妻、ロザムンド・パイク。
素晴らしく魅力的にこのキャラを演じてくれた
「メビウス」の女優とともに、mig的 女優賞あげたいくらい
この方、「プライドと偏見」でキーラの姉っていつも覚えてるけど
ブルースの「サロゲート」での人形のようなロボットワイフが印象的。
その時も書いたけど、人工的な顔立ちだから怒らせると怖そうなとこがハマる。
「完璧なエイミー」という絵本の主人公を母親が書いてて幼い頃から有名。
その人気とともに、現実の自分と常に比較。かなりの重圧を受け育った感じ。
二人が出逢ってしまったのも運の尽きか
妻が高校の時ちょっとつき合ったきりストーカーになった?という(どんだけ思い続けんの?)な
男にニール・パトリックハリス。
夫を犯人だと疑いの目を向ける警察官に、パトリック・フュジット。
どこかで見たなー老けたトビー・マグワイアにも似てるなーと
思ってたら「あの頃ペニーレインと」で主演の子だった~
変わってないけど確かに確実に老けた
ベン演じる夫、ニックの双子の妹で唯一の味方、マーゴに、キャリー・クーン。
(「サイバー諜報員 インテリジェンス」)
まぁ、双子にしてはぜんぜん似てないが。
ニックを心底思ってるのがわかる、頼れる存在がいるのが観る者に安心感与える。
あと失踪したエイミーの味方で夫ニックを悪人にしていた女キャスターに
昔からコメディでよくおなじみ、ミッシー・パイル。
このひといつもいい味
キャラが皆いい!
結婚5周年目の記念日。誰もが羨むような幸せな結婚生活を送っていたニックとエイミーの日常が破綻する。エイミーが突然姿を消したのだ。リビングには争った跡があり、キッチンからはエイミーの大量の血痕が発見された。警察は他殺と失踪の両方の可能性を探るが、次第にアリバイが不自然な夫ニックへ疑いの目を向けていく。新妻失踪事件によってミズーリ州の田舎町に全米の注目が集まり、暴走するメディアによって夫婦の隠された素性が暴かれやがて、事件は思いもよらない展開を見せていく。完璧な妻エイミーにいったい何が起きたのか・・・。
行方不明の妻。夫は犯人なのか? 誰がなんのために。
9/10(93点)
ネタバレあり感想
ちょっとブラックコメディ風でもあるスリラー
期待してたけど、裏切られず!面白かった~
常々思ってて毎回言ってるかもだけど、
サスペンスとかホラーでサバイバル生き残るにはやっぱり
知能が大事。頭いいヤツがサバイバル能力あって生き残るし
頭切れる方がアイディアや知恵、博識さで圧倒的に有利。
もちろん、実行力も大事だけど。
その点からいっても、このエイミーという妻は、夫のニックよりも数段上。
壮大な復讐を仕組んでいた。
その本人が語りながら進む展開に、可哀想な妻と世間に思わせ。当然、夫に疑いの目は向けられる。
いやいや、ベンは本当に悪人は出来ない人
ぜったいハメられてるに違いない! 長年のファンのわたしは信じてたよベン
取材陣に「スマイル!」とか言われてほんとにしちゃうもんだから
そこだけクローズアップされてるし バカ でもかわぃぃ
最初は幸せだった二人は職を失い急に一変してくる。
夫、ニックは妻を裏切っている。
その事実を見せられて あれ やっぱりただのオバカな男かと思うも、、、、。
若い教え子と浮気。
ベン、ハマるな~。こういうバカな男。 笑(本人は本当は頭良いんです)
唇をふくように軽く触ってからのキス。ロマンティック。
女への口説き方もいいね~
一方、妻。
ハーバード大卒、頭がキレ、相当、プライド高いし
両親が生み出した、エイミーというキャラクターと常に自分を比べ生きて来たであろう
人一倍愛されたい欲求、支配欲。
怒らせたら怖いよね、こういう人。
貞淑そうな妻に見えその実かなりのワル。
で、悪いヤツだけどこのエイミーというキャラをものすごく魅力的に演じてたし
魅力的なキャラにしていたのがすごく好き。
個人的にハマったのが 一瞬、自分失踪のTVをみたあと
軽く走りながら足をパシってくっつけるのやったときと(わかりづらい表現)
潜んでいたときに隣に住んで近づいて来たビッチな若い女とその男に
金をとられたあと、枕に顔押し付けて がーーーー!!ってなんかすごい怒りうめき声あげたとこ。笑
頼もしい助っ人弁護士さん、イイネ。
しかしつっこみどころもあって
警察がまた何もできないのかしないのか無能なとこ。
あんな女の供述真にうけて、ストーカーを刺したあと病院で取り調べしなさすぎだし
時間の問題で色々とぜったいバレるでしょう。(というか最後まで捕まらないのおかしい)
まぁでも捕まっちゃったら展開として面白くないから仕方ないのか。
ベンの、妻が生きててTVを観てると知ってる上での
インタビューの呼びかけが素晴らしかった。
そしてまさにそれを観た妻の顔も最高。
あと、たまたま都合良く学生時代のふるーいストーカーの男、金持ちで利用出来てよかったね。
ラストの方でまた一緒に暮らすハメになったニックは二人の会話、
シャワーじゃないところのを録音して警察に持ってけばいいのにとか。
これもやっちゃったら面白くないから仕方ないか 笑
というか、こんな女 怖すぎて一緒に寝れないし
妻は狂ってるんだよね、
結局は自分だけ愛されたかった、いつのまにか精神病んでサイコになった。と解釈したな。
ニックは別れて出て行くといったけど
最初のカットに戻り。
妻の髪を軽くなでながら、 その頭の中を何を考えるのかみたい、
頭蓋骨を割って、、、、みたいな
んー面白い。
結局どうなるのか それは 神のみぞ知る、的な 解決しないままのラストが良かった
これは確実に今年を代表する1本のひとつだな観てない方はぜひ劇場で
2時間超えで長いけど、最初から最後まで面白いからぜーんぜん長さ感じず。
元旦の映画の日いつも観るのないしもう一回観ようかな♪
映画『ゴーン・ガール』第2弾予告編
GONE GIRL 2014年 アメリカ 149min
12月12日より公開中~
あ、そうそう
今回 海外雑誌エンターテイメントウィークリーとか
日本のキネマ旬報表紙でこのカット使われてて、観る前、妻死んじゃうのかな?
って思っちゃうじゃん! 実は違うしこんなカット使われないし
しかもキネ旬のほうではデカデカと 悪い女!の文字。
これネタバレもいいとこで観る前みた人が 先に妻悪いって分かっちゃったと嘆いてたしありえん。
NYフィルムフェスティバルにて。
ロザムンド・パイク、結婚はしてないが交際中の彼との間に第二子を2日に出産したばかり。
もうひたすら引き込まれたし。
実際さ、恋人同士の時ってお互いにいいとこ見せたいし、相手の理想になろ
うとするよね。でも結婚はお互いの嫌なところも受け入れるもの。
そこが出来ないどころか相手を支配にかかるってのが病んでるわぁ。
未婚の人は結婚て本当にこんなもんなの?って思っちゃうかも(苦笑)
恋人のときも多分一緒にいるのが長いと空気みたいになるし
いいとこばかりじゃなくなってくると思うけど
夫婦も年月経つとどんどん、、、、って知ってるから
未婚だけどそこに憧れたりはしない 笑
自分の思い通りにしたい人間、支配力とか
やっぱり育てられた環境や親の責任って大きいと思うのでした~
あー面白かった!
面白かったね。
私もベンを信じてたよ~。
ロザムンド・パイクの演技が素晴らしかった。
エイミーはハマってたし怖いわー。
なんかいま公開中のまだみてないけど
悪人みたいだけど似合わない
ロザムンドさんも良いし!
ストーカーもなにげにハマってたわ
ベンのアゴってめちゃ割れてて~悪代官顔とずっと思っていたら
あの隠す仕草…ひとりで笑ってしまった!
それにしても
頭が良すぎる女性と結婚したら安易に火遊びとかしちゃダメだよね…
怖い怖い
それと逃避行中は寂しくても友人作っちゃダメだ~育ちがよい人には分かりにくい状況に気をもんでました。映画なのに(笑)
わたしもやっと書いたよー笑 今多忙だし寒いしで大変だよね!
えーベン、悪代官顔かなぁ?
わたしには優しい顔にしかみえないよ
そう、逃げてるときは人と関わっちゃダメだよね。
それにしてもあのギャル、あんだけ鋭いから逃亡のエイミーってバレてると思ったけどそっちはバレなかったのね。金とられて よしよしと思ってたら抜け目なくストーカー男利用してた面白い展開素晴らしい♪
これはホントにベン・アフレックをキャスティングした人素晴らしい
こんなにピッタリはまることってめったにないんじゃ?!
えー?! あの警官『あの、ペニー・レーンと』のあの子だったの?!
大人になったねぇ
ベン・アフレックがロザムンド・パイクを打ち負かして幸せになる方法をちょっとだけ考えたけど、メディアに向けての遺書を書いて自殺するくらいかしか思い付かなかった。でもそれって、良くても引き分けで、勝ちじゃないなあ。
だってもしあの褐色の女神と呼ばれた女優と結婚していたら、それこそベン・アフレックがロザムンド・パイク状態になっていたかも知れませんからね。
gooへようこそ♪
大変だったねー NGワード多すぎだよねヤプログは。
ベンは本作ハマりすぎだよね いつもうまいしカッコいいけど笑
これは他に合う人いないと思うわ。
そうなのよー、どっかでと思ったらあの子だった。
懐かしいー
明日ねー♪