8月22日に記載した41歳女性の両側性肺炎。消化器科に潰瘍性大腸炎で通院している(治療はアサコール内服)。1週間以内の症状ということだったが、UCでの前回受診時に炎症反応上昇があり(UCの症状は安定)、1か月くらいの経過かもしれなかった。
抗菌薬投与に反応せず、両側肺の背側末梢を中心に非区域性(ぐるっと横に広がっている)の浸潤影(air bronchogramを伴うconsolidation)を認めた。若干スリガラス陰影もあった。
器質化肺炎疑いで地域の基幹病院呼吸器科へ紹介した。電話で相談した時に、ブロンコで検査しますということだった。今日返事が来ていた。肺生検で器質化肺炎の所見があり、気管支肺胞洗浄液(BALF)で好酸球48%。プレドニン30mg/日から開始して、改善したそうだ。現在は外来通院になっている。
アサコール開始後の症状で、薬剤性のものと判断されるという。同院の消化器科には潰瘍性大腸炎に詳しい先生がいるので、相談してプレドニンを漸減すると記載されていた。いつもながら頼りになる先生だ。ありがとうございました。