聖路加国際病院血液内科の岡田定先生は、「内科レジデントの原則」や「デキレジ」シリーズなど研修医向け(初期研修)の本も多く出されているが、専門の血液内科の本(非専門医向け)もある。「血算の読み方・考え方」は一時繰り返して読んだ。その他の本も購入はしていたが、まだ読んでいなかった。内科トレーニング問題を解くために「レジデントのための血液診療の鉄則」をちょっと調べた。治療までわかりやすく記載している。これも通読しよう。最近出た「見逃してはいけない血算」もamazonで注文したのが、今日届いた。自分の血液内科の知識は岡田先生の本までとしよう。
発作性上室性頻拍のうち、房室回帰性頻拍AVRTは副伝導路を介した頻拍だが、副伝導路の位置まで知らなくてもいいんじゃないだろうか。
デルタ波が
① Ⅰが± or −か、V1 R>S;右向きの電流=左側自由壁
⇒aVFが+;総合的に下向き=左側前壁〜側壁
aVFが−;総合的に上向き=左側後側壁〜後壁
② ①でない、かつⅡが−;心外膜下(CS憩室に関連した副伝導路)
③ ②でない、かつV1が± or −;V1から遠ざかる左向きの電流=中隔
⇒aVFが−;後中隔
⇒aVFが+、かつⅢ R>S;総合的に右下を向く電流=前中隔
⇒aVFが+、かつⅢ R<S;総合的に左下を向く電流=中位中隔
④ ③でない=V1が+;V1に近づく左向きの電流=右側自由壁
⇒aVFが+;右側前壁〜前側壁
⇒aVFが−、かつⅡが+;右側側壁
⇒aVFが−、かつⅡが−;右側後壁〜後側壁